ベジタブルハイツ物語

著者 :
  • 光文社
3.03
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本棚登録 : 115
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334924553

作品紹介・あらすじ

自分にもなにか取り柄があったらいいのに、なにかあったら-。芥川賞作家が描く、「目立たない」人々のゆるやかで切実な日々。

感想・レビュー・書評

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  • 部屋に野菜の名前がついたアパートの住人と、隣に住む大家さん一家の話。びっくりするくらい悪い展開にならない。読みながら色々どんでん返しを予想するのに、どの話も普通に終わってしまって逆に微笑ましかった。こういう普通の話もたまにはいい。世間に揉まれ心が汚れがちな現代人に、ちょっと「たまには事件が起こらない展開もいいな」と思わせてくれる清涼飲料水のような一冊。
    「目立たない」人々のゆるやかで切実な日々。と帯にあったが、そんな平凡さが一番幸せだなぁと感じさせてくれた。

  • けっこう日常ののんびりした感じを描いたりするのは好きなんですよ。川端康成とか、なんかそういう感じじゃん?偉そうに言ってみたけど、実は数冊しか読んでないんだけどもね。てかあんな古代のおっさんと比べてもしょうがないけど、なんつーか、スカスカなのよ。いや、こう言うとほんと偉そうに聞こえて自分でも嫌だけども、でもなんかもうダメって感じで、途中からもはや棒読みというか、なんだこれ、俺でも書けるじゃん、みたいな、やっぱり偉そうな言い方だな、これ、という自己嫌悪に陥らせるという、最早ストレス生成機だな。あーでもワンコにシッポナと名付けてたのは良かった。皆が可愛がってたのも良かった。わんこサイコー。

  • 大家一家とアパートの住人の日常の話。

    大きな事件はなにも起こらないが大家兄妹を軸に進みとても愉快。
    ねちねち考えるタイプの兄に対してなんでもバッサリ切り捨て評価の妹。

    軽快で笑えてさらっと読めました。

  • なぜ野菜の名前なんだ!(笑)
    大家さん一家の兄妹、面白いです~

  • アパートの大家一家とそのアパートに住む住人のお話
    大家一家はリストラされそうな父とそれにつきそう母
    2浪の兄と元劇団員の妹
    その一家とアパートの住人がからんだりからまなかったり

    兄妹のお互いに家族をバカにしてたり妹が父をめちゃくちゃ嫌ってたり
    ありがちな風景がおもしろい

    アパートのシングルマザーとその娘の話がなんかせつなくてよかった

  • ふつう

  • 09.05 読了

  • 内容(「MARC」データベースより)
    自分にもなにか取り柄があったらいいのに、なにかあったら-。野菜の名前のついた古いアパートに住む「目立たない」人々の日常を可笑しさと切なさ、やさしさに満ちた視点で描く。

  • 終末を迎えない終末のフールみたい

  • 2008.12
    野菜の名前、特に関係ないのだけど。
    冴えない日々の話、ちょっとわかる。

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著者プロフィール

藤野千夜(ふじの・ちや)
一九六二年福岡県生まれ。一九九五年「午後の時間割」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。一九九八年『おしゃべり怪談』で野間文芸新人賞、二〇〇〇年「夏の約束」で芥川賞受賞。

「2019年 『掌篇歳時記 秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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