ひなた

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 486
レビュー : 108
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334924836

感想・レビュー・書評

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  •  どこかにありそうでないような、はいっていきやすいストーリー。
    すごくよかった、だけに「この表紙はどうなの?」と思ってしまった・・・
    他の吉田作品を読んでいなかったら、この表紙でこの本は読もうと思えなかったかもしれない。
    「7月24日通り」と同じぐらい好きだ。

  • 茗荷谷に住む兄とその妻、弟とその彼女。4人の日常。

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    拓殖大学の近くなんてずいぶんいいところに住んでいて、
    しかも美男美女で、素敵なお仕事もしていて、これぞ理想の生活!
    と思いきや、日なたがあれば日陰もある。

    お兄ちゃんは隠れゲイで、奥さんと好きな男の3人暮らしに甘んじてる。
    その妻は仕事はやめたのに、不倫をやめられない。
    弟は自分が腹違いの子どもであることを”知っている”ことを隠している。
    弟の彼女は元ヤンキーで、千葉の実家は少し荒れている(?)。

    陽の当たる場所があれば、影になる部分もある。みんな自信なんてない。
    女性が好きそうな展開の素敵な小説だった。共感する部分がとても多かった。

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    先日、9人組アイドルグループ「私立恵比寿中学」から3人が転校(脱退)することが発表された。
    残る6人のメンバーのなかで最初に覚悟を発表したのが柏木ひなた氏だった。

    悔いが残らないようにやることが自分たちには出来る、と言い切るブログを読んで、賢くて素晴らしい子なのだろうなと感心させられた。

    アイドルってのは光の当たる職業だけど、
    本人たちが露骨に人気がわかってしまったり、女優やモデルをやりたい子がアイドルをやっている現状を知ると、日陰の部分も大きいように感じる。

    日なたがあれば日陰もある。だからこそ、自身を持って進んで欲しいからこそ、ファンは応援を続けるんだろうな。面白い。

  • 2018/02/03

  • 大路尚純(おおじ なおずみ)22歳~
    新堂レイ 22歳~、尚純の彼女、千葉の元ヤン、H勤務
    大路浩一 28歳~、尚純の兄、信金勤務
    大路桂子 28歳~、浩一の嫁、編集社勤務
    大路剛志48歳~、尚純.浩一の叔父、歌舞伎町で店
    田辺、遠野、柳田

    平凡に見える家庭にもいろいろあるんだな…

  • 四人の男女の春夏秋冬

  • 不安なのか不満なのか何だか釈然としない気持ちで階段に座り込む気持ち。
    すごくよくわかる。

  • 何が幸せかは人それぞれと言うが、多くの人が無意識に抱いている「幸せの形」というものがやっぱりあるのだと思う。

    それに当て嵌まっていないと心配されたり、当て嵌まっていれば大丈夫だと思われたりしがちだけれど、形ではない「幸せかどうか」は意外と見落とされているのかもしれない。

    だから桂子さんに、お義母さんが「ちゃんと幸せ?」と聞いた時、ハッとした。

    幸せなはずなのに心が落ち着かないのは、形ではなく、本当の安心感に繋がるものを求めているからなんだろうな。

  • あれ?これで終わり、って感じ。

  • 2017.02.06
    まるで「冷静と情熱の間に」みたいにそれぞれの物語が進んでいく。わかりやすいけど、実は怖い。そして真実の姿を知ることなく人は一緒に生活してるみたいな、それでいてきちんと解決できてなくても良いみたいな、なんか変な小説•••。

  • 昔懐かしいホームドラマ的な感覚。
    でも内容は現代版…
    淡々と話がすすんでいくけど、途中で終わっちゃったーみたいな後味が残るので、もう少し突き詰めて読みたい!

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著者プロフィール

吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。
1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作は第117回芥川龍之介賞候補にもなった。
2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞を同年「パーク・ライフ」で第127回芥川龍之介賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞及び第34回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞。2016年には芥川龍之介賞選考委員に就任している。
その他の代表作に、2014年刊行、本屋大賞ノミネート作の『怒り』。2016年に映画化され、数々の映画賞を受賞。体当たりの演技を披露した広瀬すず出世作としても名を残すことになる。

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