独白するユニバーサル横メルカトル

著者 :
  • 光文社
3.31
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本棚登録 : 1244
感想 : 252
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925109

作品紹介・あらすじ

2006年度日本推理作家協会賞受賞作。怪談実話のスーパースター・平山夢明の恐るべき結実。絢爛たる第一短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 2020/09/13読了
    #このミス作品49冊目

    そもそも表紙が気持ち悪い、と思いきや
    中身はさらに気持ち悪かった。。
    このミス1位の作品ということで
    手に取って後悔した人多そう。
    すごいと言えばすごいんだろうけど。

  • グロテスクで不条理、一気読み。
    ニコチンと少年:病んだ町に飲込まれた少年
    Ωの晩餐:遺体処理に飼われた男
    無垢の祈り:殺人犯に救いを求める少女
    メルカトル:語り手は地図。殺人鬼タクシー運転手への献身

  • '22年11月19日、第二編の途中で、中断…

    あまりにも気持ち悪くて、読んでいられませんಥ⁠‿⁠ಥ

    どうしようかな…少し時間をおいて、再チャレンジするかも。

  • 短編集。面白かった。残虐な感じをサラッと描く。

    特に、
    地図の独白、表題の作品、は興味深し。

  • やっぱり平山氏の本はいい。出だしの「ニコチンと少年ー乞食と老婆」の無慈悲な暴力をどっぷり堪能。次の「Ωの聖餐」では脳内で絵をイメージするとなかなかのグロっぷりでスマート。「無垢の祈り」のラストがヒーロー現る!感じがかっこよくもあり不気味でもあり。「オペラントの肖像」はしてやられるどんでん返し的な。「卵男」も同様にどんでん返し。「すさまじき熱帯」辺りで随分と脳内を平山世界観に塗り替えられていたことに気付く。表題作は地図を擬人化しての物語。なんと大胆な。最後の物語は…タイトルが長い。感想を省きますが困惑した。

  • 人を殺める程の殺傷能力を有する文章。
    俺たちはみんな出鱈目な世界で生きている。

  • とりあえずタイトルが秀逸。気になって読んでみたら、ユニバーサル横メルカトルが独白してる話だった(笑)

  • 以下の二篇が特に記憶に残った。Ωの聖餐、血と不潔の中にある知性と愛情のコントラストが印象的。卵男、読後感が好き。だんだん焦点があってくる感覚。

  • うーん、これはミステリーなのかなあ。
    とにかくグロくて。

  • レビュー通り気持ち悪い。
    けれど、このハラハラ感がたまらない。

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著者プロフィール

1961(昭和36)年、神奈川県川崎市生まれ。法政大学中退。デルモンテ平山名義でZ級ホラー映画のビデオ評論を手がけた後、1993年より本格的に執筆活動を開始。実話怪談のシリーズおよび、短編小説も多数発表。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社文庫)により、2006年日本推理作家協会賞を受賞。2010年『ダイナー』(ポプラ文庫)で日本冒険小説協会大賞を受賞。最新刊は『俺が公園でペリカンにした話』(光文社)。

「2023年 『「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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