烏金

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 250
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925635

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったのかな?人情話としてはいいかもしれないけど、なんかところどころ文章がわかりにくくて読みづらかった。色んな物がたくさん詰め込まれ過ぎてどこにどう気を配っていいかわからなかったのがちょっと大変でした。お妙との話を追いかけたらいいのか子供たちにほろりとすればいいのかお吟さんに注目したらいいのか。
    算額がわからない頭だからなおさらだったかもしれない。

  • 主人公の浅吉が江戸に金稼ぎに来る。
    稼ぎ先は金貸しの婆さん。
    軸は何故金稼ぎするのか?何故この婆さんなのか?
    で、この軸にいろいろ笑いあり涙ありと肉がついて話が進み、最後は軸に到着する。
    題名通りカラスも登場。なかなかの役者です。
    文庫本にはこのカラス(勘左)が主役でおまけが付いてるそう・・・。
    何処かで立ち読み・・・してこなくては。

  • 帯の通りにプロジェクトXだ。ただの金貸しじゃなくて、これは投資。働いて稼げるように資金を貸してくれるのね。女子供の方が、そういうとこちゃんとしてる気がする。真面目に働いた人がちゃんと暮らせるように。なんかいつの時代も言ってるなあ。なんで定着しないのかしら(@_@;)

  • ※※※もし時間があれば読んでみると良い本でしょう^_^

    しばらく音楽活動などに忙しくて、趣味読書から遠ざかっていましたが、なんとかまた戻ってこれたようです。良かったよかった。

    これわなんとも軽快で読みやすい作品です。 それでいて話の勘所ツボはしっかりと押さえられていて、ちょいとした事なのに鼻の奥がツンとしたりする。時代劇作品もこういう具合に軽快だとすこぶる面白い!ってもんです。^_^。

    そしてこの本はまぎれもなく「小説」です。 かっちけねえが、そうまで偶然にいろんな事が次から次へと起きるわけ無いだろう、と思いながら読むことになります。

  • 金貸しの話。すっかり西條奈加にハマった。

  • 経済学のようなお話かと思っていたら最後に感動が待っていた。中高生にも読んでもらいたい。

  • これの続編である「はむ・はたる」を先に読んじゃったからね。さいしょから、お吟と浅吉の関係性を知って読んでしまったけど、続編では完全にこどもたちが主役だから、後半でわらわら登場するこどもたちの顔がもう最初から思い描くことができて、結局良かったのかもしれない。こっちが先だったら、ハチがそこまで暴れるの、疑問に思ったかもしれないもんな。与力門佑も、ここが初登場なのかもなぁ。 ちょっと、浅吉がほんとうにお吟に近づいた理由ってのが、もっと、恵まれない女子どもたちを導く使命感みたいななにか因縁につながるとおもって読んでたから、そこは肩すかしだったかな。在所を救うお金を集める使命があったわりには、無鉄砲だもんなあ。なぜそこまでして、リスクだらけの勝平たちに肩入れしたのかが、しっくりこなかった。でもまあ世の中の世知辛さと人情と、動きのある展開で、飽きずに読めるけどね。どこを切り取っても番外編が書けそうな、ひとりひとりの生い立ちや性格なんかをしっかり肉付けしてから物語を作るひとなんじゃないかなぁ。師匠の算術メインでもほかに1作ありそう。なんか、この話の続編でなくても、ここの登場人物は、きっとほかの話にも出てきてそうだよな。そういうのを見つけるのもちょと今後楽しみ。映像化は、烏のシーンがあるから難しいかもね。。善人長屋のほうもいいけど、こっちも行く末を見守りたい。いまんとこ、どの作品にも、しっかりものの女性がどしっと腰すえてる共通項がある。西條奈加ワールド、いまのとこハズレなし、いまご贔屓の作家さんだ♪

  • 面白かった。
    テンポが良い。小気味良いので読みやすい。ページが進む。
    市中の金貸しだけれども、現代の銀行のよう。
    人情話も良かった。
    信義を大事にするお武家には感じ入った。
    ただ、お吟に近づいた理由が薄い。
    端から全てを打ち明けても良かったのではな以下と思った。
    甲州で葡萄。。。金を用立てる。。。弱いな。
    全体的には良かった。

  • 主人公浅吉と金貸しばあさんお吟の、ある商売の話。

    浅吉が最初から何を企んでいるのかが怖く、なかなか楽しめなかったのは前半だけ。後半子どもたちに商売を教えるくだりからは一気読みである。正しい支援の仕方で、金貸しというよりは今の職安所のようである。

    浅吉が江戸で築いた人たちとの関係やお吟との花見などに心癒された。それと同時に江戸(今度は本物の江戸である)での厳しい生活を目の当たりにさせられる。そっちに注目が行ってしまうが、もちろん最後に明かされる浅吉の企みにも注目である。が、どうしても本筋より浅吉が築いて来た関係性のほうが魅力的に感じられてしまう。

    最後の幼馴染とのくだりがちょっと理解できないのは、こちらの読解不足だろうか。浅吉がうまくいかないすべてを、喧嘩にぶつけたようにしか見えなかった。

    縁というのはしかし、ありがたいものである。そして今も昔も、数学は謎をくれるのだろう。

  • タイトルがいい。
    途中からおもしろくなった。

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著者プロフィール

1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。12年に『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞、15年には『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞した。他著に「善人長屋」シリーズ、『九十九藤』『無暁の鈴』『睦月童』などがある。

「2019年 『亥子ころころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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