日暮れてこそ

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 33
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925802

感想・レビュー・書評

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  • 主人公が若い頃に、女性行員を口説いた。女性は本気にしたが、主人公は同僚と賭けたただのゲームだった。ショックから女性は自死。女性の日記を見た妹が復讐を決意する。
    痴漢騒動や不倫騒動も全て妹が仕組んだことなのか?色仕掛けで陥れるにしても、本当に事に及ぶ必要があるのか?体を許す劇団員って何だ。
    前半は官能小説。流し読みした。中盤には妄想なのか主人公が狂い始めたのかと思った。後半は夢オチのよう。何が本当で何が嘘かが分からなかった。何も解決することなく物語が終わった。

  • 【日暮れてこそ】 江上剛さん

    池澤は、現役員で同期の出世頭・加藤との確執から、長年勤めていた銀行を辞めた。退職後、彼は銀行時代の経験を生かしライターへと転職した。そんな彼の元に、佐和子という人物から一通のメールが届いた。
    メールには、彼の銀行時代の後輩だと書かれていた。後日池澤は佐和子と会う約束をするが、彼女に関する記憶が全くなかった。
    約束の日、佐和子は娘の美香を連れて池澤の前に現れた。佐和子を目の前にしても池澤には全く思い出す記憶が無かった。好奇心を刺激された池澤は佐和子親子と深い仲になっていくが、やがて香川佐和子なる人物が、架空の人物であるコトを知る。香川佐和子と名乗る人物は一体何ものなのか?如何なる理由で彼に近づいたのか。。



    理想・夢・希望に満ちあふれた新入社員と違い、会社生活も30年を過ぎると意に染まぬ事や納得の出来ない事が如何に多いかを知る。
    少しずつ自分自身を失ってモノを考えない組織の歯車となってく。
    忘れたふり、気づかないふりをして耐えていたモノが、突如として
    頭をもたげた時、もう、全てを壊してしまいたい。そういう感情にかられる。
    この物語は仕事に追われ、死にものぐるいで働き、壊れて行く50代のコトが書かれています。
    金融関連の経済小説が真骨頂の江上さん。彼の本の中では少し異質なタイプの本です。江上さんはやっぱり経済小説の方が面白い。。

  • 日常と非日常の境目というのは、本当に気がつかない位の変化しかないので、特にサラリーマンは気をつけて生活していかなくてはいけないのです。ほんの些細なことから、ボタンを掛け違っただけで、もう後戻りもできなることがあるし、流れが悪くなると、どんどん駄目な方へ流れ出す。ある意味怖い小説だった。

  • この作者のものを始めて読みましたが・・・
    これは好みじゃなかったです。エロ作品か?って思いつつ、読むの止めようかどうしようか迷いながらなんとか完読。
    謎の親子の設定も???ですが、刑事も編集もどうも意図が読めないというか、結局ラスト急展開でなんだったのかという感じ。

    (2010年 34作品目)

  • う〜ん なんだか不思議な小説やな〜っと思って読んでいたら
    官能小説のような濡れ場ありにドッキ!
    途中からあれ?ホラー?
    で最終的にこれってミステリーだったの〜?

  • 銀行を定年間際で退職し文筆業に転身した中年の主人公を中心に話が展開する。真面目に暮していた中年世代が、何かのきっかけで自分を壊したくなる衝動(ミッドライフ・クライシス)に駆られる。恋あり・自殺ありのミッドライフはまだまだ枯れない。小説家はウソのような本当を書き、本当のようなウソを書くという印象でした。

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著者プロフィール

江上 剛(えがみ ごう)
1954年、兵庫県生まれの作家、コメンテーター、実業家。本名、小畠晴喜(こはた はるき)。元日本振興銀行取締役兼代表執行役社長。元(旧)みずほ銀行築地支店長。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、1977年から2003年まで旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)に勤務。2002年『非情銀行』で作家デビュー。2004年から2010年までは日本振興銀行に関わっていた。 
代表作に『隠蔽指令』、『庶務行員 多加賀主水が許さない』、『ザ・ブラックカンパニー』、『ラストチャンス 再生請負人』など。それぞれドラマ化されている。

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