- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334926014
感想・レビュー・書評
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日常の影の部分、落とし穴かな
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アイデアいっぱいの方なんですね。
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内容が薄いわけではないのにいつもサラリとした印象現実と少〜しだけ違う世界が違和感なくまわっていてSF(すこし不思議)風かな? ホラーも少し個人的には恋愛モノがいまひとつな印象
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9つの短編から成る不思議なお話たち。
文体がしっとりしてて好きでした^^
そして読み終わった後に奇妙な感覚になりました。
ありそうで、でもやっぱりないだろうって感じ。
象さん滑り台が本物の像だったり覆面つけて仕事をできたりと設定が斬新。
釈然としない終わり方の話と、救いのある話がバランスよく入ってるな、と思いました。
「世にも奇妙な物語」っぽい世界観です。
すごくぞくぞくしました -
私達の世界と地続きで行われている感じが素敵。
とても非日常なのに日常。 -
☆2009・9
「となり町戦争」と同作者。これぞ短編という感じ。すばらしい。 -
短編集。
これはファンタジーというべきでしょうか?星新一のSFみたいでもありますね。
日本を舞台に、あり得ない設定から展開するお話。
鼓笛隊の襲来は、台風のように報道されて避難勧告が出る。50年ぶりの大規模な襲来って…?
ごく普通に暮らしている一家は、経験者であるおばあちゃんの知恵を借りて乗り切ります。
本物の象が公園に設置される「象さんすべり台のある街」、恋人を失ったような気がするが何も思い出せない女性が画廊でで自分の所持品を見つける「彼女の痕跡展」、ご神木と共に浮遊する都市に住む恋人との「遠距離・恋愛」など。
それほど辛口ではなく、日常に風穴を開けるような、ひねった発想を楽しめます。
2006〜8年に書かれた作品で、2008年3月発行。作者は1970年福岡生まれ、2004年「となり町戦争」でデビュー。
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角度が5度違う世界観。
二分遅れている世界。
何かと何かの隙間の世界。
境界をまたぐのか。
境界に揺らぐのか。
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2009/08/24 初期作品集かと思ったら意外と新しかった。
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1:鼓笛隊の襲来
2:彼女の傷跡展
3:覆面社員
4:象さんすべり台のある街
5:突起型選択装置(ボタン)
6:「欠陥」住宅
7:遠距離・恋愛
8:校庭
9:同じ空を見上げて