ぼくは落ち着きがない

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 573
レビュー : 132
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926113

感想・レビュー・書評

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  • サラッと読める一冊。図書室・部室の埃っぽく甘ったるい日常。緩慢だが、どこか温かく懐かしい匂いもする。

  • 図書部の毎日、をつらつらと描く。
    別段ものっすごっく大きな事件がおきるわけじゃないけれど、ページをめくるごとに少しずつ図書部の(あるいはその周りの)誰かに何らかの変化が起きている。
    主人公、望美がふと考えていることって結構当てはまるよなぁ。
    目の前には重圧や責任のない、単純な「今」が広がっているのみだった学生時代がひどく懐かしく思える4.

  • なんだろ、すごく気だるい高校特有の空気感はでてた。それもすごく自然に。登場人物のほりさげ空気とか感情に共感しづらい部分もあるけど、まあそれも含めてって感じなのかな。文系ってことならすごくいい高校小説。

  • 最初は作者らしいの~んとした雰囲気です。文系のクラブって多かれ少なかれどれもマニア的だけど、図書部なんて究極だなあと思いつつ読みました。それが後半になって引きこもりや空気の読めないオタク君、廃部の危機(教師に強引に部室をなくされる)となんだか重苦しい雰囲気に。どうなるのか分からないまま終わってしまいましたが。カバー裏の登場人物その後、のおまけが楽しかったです。

  • 高校生の図書部の日常 表現とか凄く勉強になります。何度も読み返ししたくなるかも 

  • ごめんなさい。つい数か月前までは高校生でしたが、登場人物等に共感できる部分が少なかったかったからか、最後まで面白さを見出せませんでした。
    登場人物が多いですが、どのキャラクターもそこまでの特徴がありません。
    文章も読みづらく感じてしまいました。
    みなさんのレビューからも見るに、おそらく好みが分かれる作品だと思います。
    ただ、高校生の頃が懐かしくなりました。
    この作品だけで判断するのは良くないと思うので、著者の他の作品も読んでみます。

  • ■青春小説の金字塔、島田雅彦『僕は模造人間』(86年)、山田詠美『ぼくは勉強ができない』(93年)。偉大なる二作に(勝手に)つづく、00年代の『ぼくは~』シリーズとも言うべき最新作!「本が好き!」連載中に大江賞を受賞したことで、ストーリーまでが(過激に)変化。だから(僕だけでなく)登場人物までがドキドキしている(つまり落ち着きがない)、かつてみたことのない(面白)不可思議学園小説の誕生。

    ■■高校の図書部を舞台に高校生の人間模様を中心としたお話。特に何か劇的な盛り上がりがあるわけでもなく、日常の中のあれこれがさくっと描かれている。 ちょっと登場人物のキャラが薄くて、物足りない。結局どうなったの??みたいな。カバーの裏側にもおまけ物語が書いてあるんだそうですが、図書館で借りた本だったのでそこは糊付けされてて読めませんでした。ちょっと気になる。

  • 装丁デザインにまず惹かれた一冊。襟沢世衣子だということは後で気づいた。
    小説も面白いが、長嶋有さんのものはカバーの裏にいろいろと仕掛けをこらしてくれるのがいい。

  • 決して読みやすくはないが、最後にはどっぷり浸かってしまう、いつもの長嶋ワールド。
    やっぱ本は面白いヽ(・∀・)ノ

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著者プロフィール

長嶋有
一九七二年生まれ。二〇〇一年「サイドカーに犬」で文學界新人賞、翌年「猛スピードで母は」で芥川賞、〇七年の『夕子ちゃんの近道』で第一回大江健三郎賞を受賞し、〇八年には『ジャージの二人』が映画化された。一六年『三の隣は五号室』で谷崎潤一郎賞受賞。その他の小説に『パラレル』『泣かない女はいない』『ぼくは落ち着きがない』『ねたあとに』『佐渡の三人』『問いのない答え』『愛のようだ』『もう生まれたくない』『私に付け足されるもの』、コミック作品に『フキンシンちゃん』、エッセイ集に『いろんな気持ちが本当の気持ち』『電化文学列伝』『安全な妄想』等がある。

「2019年 『三の隣は五号室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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