- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334926335
感想・レビュー・書評
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強く印象に残る話が1つもなかったのが不思議といえば不思議。
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表題作が切なくてよかった。
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まるで女性が書いたかのような、儚くて繊細な短編集。
どの物語も、現実離れしているものの
違和感なく受け入れることができる。
せつなさを感じながらも、ほっとするような
不思議な本でした。 -
「あなたに会いたくて」「蛍」「バッハさん」「ただいま」「夢の中へ」「いけずな距離」6編。作風としては市川拓司に似てるかな。軽い非現実的要素を含んで嫌味のない内容。ただ、物足りなさが残るのは短編だからだろうか。設定の強引さはややしらける。その点、わりと自然で人物も生きている「いけずな距離」が良かった。安心して読めそうなので、この作者も追いかけてみます。
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短編集。玉石混合。
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「記憶」をめぐる短編集。
ちょっと怪しい表紙で一見ホラーかと思いきや、中身はほんのり良い話。
どれもありがちな話ではあるけど、その辺は関西弁でテンポよくみせる。「バッハさん」「夢の中へ」「いけずな距離」が私好み。
もう一押し何かあったら、もっと良かった。 -
静かな印象の六編の短編集。ファンタジー風、SF風、コメディ風といろんな味付けのちょっといい話が入ってる。今まで「マッチメイク」しか読んだことなかったケドこういうのも書くのね。やっぱり、表題作の「ただいま」が一番しっかりしてる。でも「蛍」も好みでした。ビジュアルが浮かんでくる感じで。