寒椿ゆれる―猿若町捕物帳

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 196
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926380

作品紹介・あらすじ

堅物の同心・玉島千蔭。美貌の花魁・梅が枝。若手人気女形・水木巴之丞。そして、千蔭の見合い相手のおろく。巻き起こる難事件の先に仄見える、秘められた想いとは?江戸の風物を効果的にあしらい、市井の息づかいを丁寧に描き上げた傑作シリーズ、待望の最新刊!情感豊かな時代ミステリーの傑作。

感想・レビュー・書評

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  •  梅ヶ枝の真意と、巴之丞との関係がよく分からないままのこのシリーズ。だけれど面白い。
     次あたりで、弟が生まれるのかな?
     長く続いて欲しいシリーズのひとつ。

  • 同心 玉島千蔭シリーズ四作目。前に読んだ「ほおずき地獄」が二作目だったらしい。二作目で千蔭のお見合い相手 お駒は結局、千蔭の父 千次郎と結婚。34歳の千蔭が19歳のお駒を母上と呼んでるのは違和感があるがそのお駒がおめでた、千蔭には新たな縁談が…というのが今作。

    ご存知、巴之丞・梅が枝も活躍。新たな縁談相手おろくさんもいいキャラクター。
    寒椿のお話が良かった。千蔭さん、もう梅が枝とくっついちゃいなよ。

  • 現代のミステリーや刑事モノが続くと、時代物がやたらと読みたくなることがある。

    もちろん、捕物系。

    同心や岡っ引きが江戸の町を走り回る作品には、底辺で生きる人々の生き生きとした表情、悲しみや苦しみ、そして熱い絆が、ゆったりと流れる時の中で描かれる。

    しみじみと味わい深く、読み終えた後は、胸のあたりが温かくなるのです。

    好物は、藤沢周平さんの「立花登」シリーズや、「神谷玄次郎捕物控」、「用心棒」シリーズ、「彫師伊之助」シリーズ、そして、池波正太郎さんの「鬼平」シリーズはいうまでもない。

    宮部みゆきさん作品は現代モノも好きだが、輪をかけて時代モノのが好きなんです。

    有名な「ぼんくら」シリーズ、そして「霊験お初」シリーズは、お転婆だが、思慮深く、気持ちの優しいお初が大好きで、ここのところ、続編が出てこないので、寂しい思いをしている。

    で、今回は、やはり大好きな作家さん、近藤史恵さんの「猿若町捕物」シリーズの4作目。

    同心の千蔭、その小者の八十吉に活躍する捕物話の面白さは相変わらずだ。

    表題作の「寒椿ゆれる」では、千蔭が見合いをし、いよいよ年貢のおさめ時かと、思ったのだが…。

  • 前作に続いて、ほのばのした感じで事件が起こり、解決する展開。そんなに、あっということもなく、ああそんな感じなんだで終わる。この時代の人たちはもっと早く結婚するんじゃない、との疑問はあるが、さておきなのかもしれない。

  • それぞれ3つの事件もだが、やはり、並行して見合い話と絡ませてあるのが読み所だろう。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14713606.html

  •  このお見合いの相手と夫婦になって欲しかった。いい子ですよね、この子。まあ、設定上そうもいかないか。

  • 良いお話でした。
    近藤さんの時代小説、とても良いです。
    国克や与四郎など、以前は騒動を起こしたキャラが、味のある仲間のようになっていくのも面白い。
    おろくさんのことはちょっと残念でしたね…
    千蔭はお人好しだなあ…
    でも、これで良かったのでしょうね。

    『猪鍋』
    誰かが決定的に悪いわけではないけれど、こういう事が起きてしまう事もある…

    『清姫』
    八十吉さんは巴之丞をちょっと気味悪く思っているようだけど、いい人ですよね。

    『寒椿』
    余韻の残るお話。
    武家では嫌われる椿の花が…
    千蔭も、“良く見える目”を持っているのだと思います。
    観察眼と言えばそうだけれど、小さな出来事や、人の言葉をおろそかにしない、という心がけ、でしょうか。

  • 手元に置いておきたくて購入。
    変わり者と言われてもおろくさん良い人だな~。

    千陰様、他人のことよりご自分のことを考えたほうがよろしいですよ(笑)
    続いてほしいシリーズ。

  • 再読でした
    もてそうでいて、振られてばかりの同心・玉島千蔭の周辺にいる女たちがいい味、だしていて
    おもしろく読めました
    千蔭にいい人、現れないかしら

  • 歌舞伎のシリーズと同じようで
    これはリアルに昔のお話

    これまた魅力的なキャラクターがいっぱいでてきてて
    このシリーズでの続きが出ないか楽しみにしたいところ

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プロフィール

近藤 史恵(こんどう ふみえ)
1969年大阪生まれの推理作家、小説家。
大阪芸術大学文芸学科卒業後、1993年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。
2008年、『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞受賞、2008年度本屋大賞部門惜しくも2位、第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作になる。これがシリーズ化もされた代表作となった。ほかの代表作に、ドラマ化された『天使はモップを持って』シリーズ。
2006年から、母校の大阪芸術大学文芸学科客員准教授に就任している。

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