ロコモーション

著者 : 朝倉かすみ
  • 光文社 (2009年1月21日発売)
2.72
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  • 38レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926496

ロコモーションの感想・レビュー・書評

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  • アカリの転落していく人生が怖かった。でも最後もやはり男を選ぶ

  • 小さな町で、サル顔の父と体格のいい母のあいだに生まれたアカリ。

    母が亡くなって、アカリの体はどんどん「いい身体」になって
    サル顔の祖母にはきつく言いつけられて育ったけれど
    彼女の中にある欲望はおさまらなかった。

    大きな町でヘアサロン受付として働き、
    慎ましく生活していたアカリ。

    同僚のさくらちゃんと、同連客のティナ会合に盛り上がり
    南の島に行きたいという飛沢郁夫との関係。

    慎ましかった生活から、
    飛沢郁夫というヒモを抱えながらの水商売で稼ぐ日々。
    彼が世間に注目を浴びるようになって
    ひしひしと感じた孤独感と、蓋をしていた欲望。

    押さえ込んだ結果、というか。
    でも、刑務所から出てきたアカリにたいして
    みんなあたたかったのが、良い。

    しかしなんともまあ、エロい話)^o^(

  • 小さなまちで、男の目を引く「いいからだ」を持て余しつつ大人になった地味な性格のアカリ。
    色目を使われたり「むんむんちゃん」などのあだ名をつけられたりしない静かな生活を送りたくて、大きなまちに引っ越し、美容関係の仕事を見つけた。
    しかし、新しくできた屈託のない親友、奇妙な客、奇妙な彼氏との交流が、アカリの心の殻を壊していく―。
    読む者の心をからめ取る、あやうくて繊細でどこか気になる女のひとの物語。
    (アマゾンより引用)

    読む前に、参考文献をチラッと見たら
    女子刑務所の実態、とか、看守が語る女子刑務所、とかあって
    そういう系の話なのかと思って読んでたら…
    読めども読めどもそういう系にならなくて(笑)
    どういうことだと思ってたら、最後にチラッとだけほんのチラッとだけそういう描写があった< ;`∀´>
    作家さんて大変だな、と思いました(笑)

  • 自分の印象以上にこの本の評価が低くてびっくり。

    初めて朝倉さんの本を読んだ。
    不思議な世界観をもったひとだ。
    妙に文学的というか、芸術的というか、本の中でしか味わえない感覚を与えてくれるひと。
    わたしが好きだなって思ったのは、丁寧な語りの文から急に「〜かな?」といった類の、可愛らしい問いかけ文が現れるところ。不意打ちの読者との距離感の詰め方に何度もハッとさせれたれたと同時にきゅんとした。
    初めての作家さんだったから、展開のパターンも読めなくて、急に時間の流れが速くなったしたときは戸惑ったけど、最後はなんだか哲学的で作者のメッセージのようなものも伝わってきた。
    他にもちょっと、読んでみたいな。

  • 文章自体は読みやすかったけど、途中苛々させられる展開。でも続きが気になってしまうような感じ。
    主人公の子にはなんだか「自分」ってものがない。理論的な「自分」がなくて、もっと本能の部分の「わたし」しかない。だからこそ全体的にぼんやりした文章なのだなと思う。

  • あやうい感じの女主人公。ヘアサロンの客、仲間との人間関係。
    ちょっとずつ壊れていくが悲壮感はなく、いい感じの流され方。

  • ラストに驚いた。いや、やはりそちらを選んでしまうのか。
    やりきれなさとか不快感とか色々な感情がこみ上げてくる。

    裏表紙が面白くて良い。

    この人の本は初めてだと思っていたが、何年か前に「肝、焼ける」を読んだ事がある様だ。

  • アカリも飛沢郁夫も、異世界の人過ぎてちょっと怖い。

    なんだなんだと思いながら読んでいくと、最後は急にハッピーエンド?
    なんか、全員いい人になってるし!!て感じでした。

    最終的には救われたけど・・・どうだろう。

  • +++
    小さなまちで、男の目を引く「いいからだ」を持て余しつつ大人になった地味な性格のアカリ。色目を使われたり「むんむんちゃん」などのあだ名をつけられたりしない静かな生活を送りたくて、大きなまちに引っ越し、美容関係の仕事を見つけた。しかし、新しくできた屈託のない親友、奇妙な客、奇妙な彼氏との交流が、アカリの心の殻を壊していく―。読む者の心をからめ取る、あやうくて繊細でどこか気になる女のひとの物語。
    +++

    登場人物の誰にも――それがいいことかどうかはともかく――自分を投影しながら読むことはできないのだが、こんな風にしか生きられない女の人もいるのだろうな、というのはやるせなさと共に伝わってくる。もしもアカリのからだつきが性格と同じくらいに地味で目立たないものだったとしたら、彼女の人生はおそらくまったく別のものになっていたのだろう。 それでもアカリに、抗う術はなかったのだろうか、とやりきれなさと共に思う一冊である。物語のその後、アカリはしあわせになれるのだろうか。

  • 最初の1行を読んで、あれ?これ前に読んだかも...と気付く体たらく。
    でも、だからこそログを残そうと思い立ったわけで。ハイ。

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