本日、サービスデー

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 373
レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926502

作品紹介・あらすじ

世界中の人間には、それぞれに一日だけ、すべての願いが叶う日がある。それが、サービスデー。神様が与えてくれた、特別な一日。本来は教えてもらえないその日を、思いがけず知ることになったら。直木賞作家の幸運を呼ぶ小説。

感想・レビュー・書評

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  • 朱川氏の本を読むのは久しぶりです。・・・満月ケチャップなんたら・・・だったかな、が、好みでなかったので、以来遠のいていましたが、図書館の返却コーナーにおいてあって、手にとってみました。
    面白かったです。
    表題作の「本日、サービスデー」がいい。妄想にふけりました(苦笑。

  • この人の小説は本当に人をハッピーにする。
    暗い世の中なのに、暗い小説が多い中、本当に希有な作家かもしれない。

    5つの物語からなる短編集。
    特に、最後の「蒼い岸辺にて」が好きだ。
    自殺した女の子が三途の川で、突きつけられた、本当はあるはずだった未来。
    先が読める展開だが、そんなことは気にならない。
    明日への活力が漲ってくる。

    人生、毎日サービスデーのつもりで生きてみようと思うのであった。

  • 自分で自分の首を
    締めてはいけませんね

  • 5つの短編から。
    ホラーっぽいのは今回1つだけだろうか。
    全て暗いのはちょっとしんどかったので良かった。。


    『本日、サービスデー 』
    →世にも奇妙な物語 みたいな。ハッピーエンドっていいなぁ、と思う。ラストののぼり毎日かい!と笑ってしまう。

    『東京しあわせクラブ 』
    →人間の恐ろしさからくるホラー。。作家さん、そっち側なのか。。

    『あおぞら怪談 』
    →香月日輪氏の『妖怪アパート』のるり子さん思い出す。
    こちらはゆりこさんだけれど。
    オチが、落語のようだ。。

    『気合入門 』
    →こちらもラストにオチが。ブラックジャックの「ある老婆の思い出」みたいに。

    『蒼い岸辺にて』
    →一番好き。「アタシの、いちばん、ほしいもの」は中高生に読ませたいけど、悲しい作品だったけれど
    これはほっこりする。渡し舟の彼、故意に先にやらせたんじゃないか、そうやっていつも、救ってしまっているのでは??と。
    「本人がそうと決めつけてしまったら、誰もそれを覆せない。」
    「卵ってのは、孵化させないと、育てさせないと叶わない。」
    なるほどなぁ。。

  • 右手だけの幽霊はいてくれたらありがたい。

  • 装幀 / 坂野 公一(welle design)
    カバー写真 / Getty images/Absodels
    初出 / 『小説宝石』2005年1月号、2006年1月号~4月号、2007年10月号、書下ろし2本

  • トントン・・・と進む
    軽くて面白い
    いいんじゃない

  • 朱川さんなので、ちょっとビクビクしながら読んだが、どれも読後感が良いものばかりだった(東京しあわせクラブは除く)。
    表題作と、蒼い岸辺が好きかなあ。
    つい自分だったらどうかなあと思ってしまう2作品。

  • コミカルだけど軽くはなく、でも軽やか。わかります?この感じ。
    性別や年齢様々、悩みの軽重もさまざまだけどそれぞれ悩んでる。その悩みに差し込む人外の気配のする不思議な現象。この作者得意の超常的な現象を真ん中に置いた妙にほのぼのした短編達。やはり好きだなこの作者。

  • もし鏡の奥から現れたセクシーな悪魔に「今日あなたサービスデーですよ」と言われたら。そのサービスデーには、どんな願い事もかなうといわれたら、どうするでしょうか。

    彼は天使と悪魔にそそのかされながら、些細な幸福を願っていく。なのにちょっと、ほんのちょっと魔がさして「上司が乗った飛行機が墜ちればいい」と願ってしまう。

    最後はハッピーエンドだったので良かったです。
    天使も悪魔も神様もとってもユーモラスで面白い。

    ほかに収録されているものは、右手だけの幽霊だったり、事件などにまつわるちょっと怖いものを集める会の話だったり、なかなか面白かったです。

    手首だけのるり子、うちにも来てくれないかな。
    顔はマニア好みらしいけど。

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著者プロフィール

朱川湊人(しゅかわ みなと)
1963年、大阪府生まれの作家。『都市伝説セピア』が直木賞候補。05年『花まんま』で直木賞受賞。ノスタルジックホラーというジャンルを開拓した。小説業のかたわら『ウルトラマンメビウス』の脚本も手がけるなど活動は多岐にわたる。著書に『サクラ秘密基地』『月蝕楽園』『冥の水底』『キミの名前』など多数。
2018年9月、『アンドロメダの猫』を刊行。

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