ここに死体を捨てないでください!

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 978
レビュー : 154
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926762

感想・レビュー・書評

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  • 烏賊川市シリーズ第5弾。
    見知らぬ女性の死体を、遺棄しようとどたばたする、香織と鉄男のコンビが面白い。
    ばらばらに見えた、不可解な出来事が、一つにつながっていく。
    ギャグのような楽しい展開と、きちんとした謎解き。
    両方を兼ね備えていて、上手い。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-2bc3.html

  • 司法試験に向けて勉学に励む真面目な女学生の部屋に
    死体があらわれた。
    いや、あらわれたというより、彼女が死体にしてしまったのだ。
    彼女は姉に相談した。
    殺意は無いにしても、過剰防衛と受け取られたらそれまでだ。
    そう考えた姉は、死体を遺棄し、すべてを無かった事に……と考えた。
    でも、どうやって運んでどうやって捨てればいいの?

    《感想》
    深く考えたら負けの東川ワールドです。
    特にクライマックスなんかは盛大に頭を空っぽにしましょう。
    そしたらきっと、流れに乗れるから!

  • 烏賊川市シリーズ第6弾らしい~烏賊川の仏具店に勤める有坂香織は司法試験を控えている妹がアパートに侵入してきた女を咄嗟に果物ナイフで刺し慌てて仙台に逃げ出したと聞いて,警察に届けずに死体を始末することを決意した。廃品回収の軽トラックがコントラバスのケースを積んでいるのを見て,前に飛び出し接触して軽傷を負わせたと考えた馬場鉄男は免許停止が怖くて,言いなりにならざるを得ない。死んだ女の名は山田慶子,ミニクーパーの持ち主だ。隣のビルの駐車場に停まっている車のルーフに死体の詰まったケースを積んで川に捨てに行く。一方,探偵の鵜飼は電話をしてきた山田慶子が約束の時間になっても現れず,盆蔵山のクレセント荘で事件が起こると聞いたことを思い出し,ビルのオーナーの女性と助手を連れて烏賊川を遡る。ようやく三日月型の池に赤いクーパーと共に死体を沈めた二人は帰りの足がないことを思い出し,辿り着いたのはログハウスのペンション・クレセント荘であり,元オーナーの息子二人に嫁一人,オーナーの金主だった叔父とスパ計画を進めたい開発会社の豊橋,不動産屋の寺崎,ログビルダーの南田が宿泊していた。現オーナーの橘雪次郎は夜釣りに行くと云って出かけ,翌朝も帰らず,傷だらけの遺体となって下流で発見される。死亡推定時刻は午前1時,男どもはコテージでサッカーの国際試合を観ているハーフタイムだった~文庫やノベルズで出いていて,ようやく単行本。名探偵コナンのような漫画orアニメです

  • 最初「これはミステリー?」とおもったものの、最終的にちゃんとミステリーだった。この著者で長編ははじめて読んだが、長編のほうが面白い。シリーズものの何作かめだったようだけれど、これだけ読んでも大丈夫。

  • 烏賊川市シリーズ!!

    ここに死体を捨てないでください!

    今回の話は鵜飼・隆平の視点はありませんね。
    だから出てるけど主役は違う、そう受け止めましたよww

    いろんな推理の例を挙げていってほとんどなくなり・・。
    最後に鵜飼がドドーンと謎を解くという感じです。

    環境をうまく活用した事件で、すごかった・・。

  • 探偵もので、その探偵がおとぼけキャラという事でどうしても、映画にもなった「探偵はBARにいる」の東直己さんの“探偵シリーズ”とダブってしまう。こちらもどうやらシリーズもののよう。

    殺人事件が絡むわりのに、簡単に死体遺棄をしちゃったり、それを手伝うのも仕方ないなって感じで、かなり軽いタッチ。
    結局、死体を捨るなんて考えなければ事件に巻き込まれる事も逮捕される事もなかったのに・・・。
    現実ではありえないけど、読み物としては読みやすくて楽しかった。


    【「死んじゃった…あたしが殺したの」有坂香織は、妹の部屋で見知らぬ女性の死体に遭遇する。動揺のあまり逃亡してしまった妹から連絡があったのだ。彼女のかわりに、事件を隠蔽しようとする香織だが、死体があってはどうにもならない。どこかに捨てなきゃ。誰にも知られないようにこっそりと。そのためには協力してくれる人と、死体を隠す入れ物がいる。考えあぐねて、窓から外を眺めた香織は、うってつけの人物をみつけたのであった…。会ったばかりの男女が、奇妙なドライブに出かけた。…クルマに死体を積み込んで。烏賊川市周辺で、ふたたび起こる珍奇な事件!探偵は事件を解決できるのか?それとも、邪魔をするのか?驚天動地のカタルシス。

  • シリーズの他の作品と比べても、とりわけ軽さが目立つ。
    死体を扱っているにも関わらず、当人に必死さがないのが非現実的。
    軽いと言えばムチャクチャ軽薄だが、これが本シリーズの特徴とも言える。
    探偵トリオ(?)の出番が少ないので、彼らの掛け合いが見たい人にとっては少し物足りなさがあるかもしれない。著者のミステリーとしては、結末が少々強引すぎる感がある。
    ところで、メインの二人はこの後どうなったのか?気になるところ。

  • 軽快なテンポで進む死体遺棄事件。最初はおもしろくてグングン引き込まれるけど、事件解決にむけてちょっと尻すぼみかな。愛すべきキャラクターがたくさん。コントラバス、ミニクーパー好きのかたどうぞ。

  • 今どき版赤川次郎と思ってしまいました。読みやすいです。

  • 東川篤哉さんの「烏賊川市」シリーズの5巻目。
    いつもの通り、登場人物たちのコミカルさと読者の意表を付くトリックが冴えていました。

    では、あらすじを簡単にご紹介。

    しっかり者(かつ、慌て者)の妹・春佳とちゃっかり者(かつ、うっかり者)の姉・香織の有坂姉妹。

    妹・春佳は法学部の学生で司法試験に向けて勉強中。
    夏休みのある朝、そんな彼女のアパートに不審な女性が侵入。
    おびえきった春佳は、誤って相手を殺害してしまう。

    妹が過剰防衛の罪に問われる事を恐れた姉・香織。
    たまたまアパートの近くに居た無関係の若者・馬場鉄男を巻き込み、死体を盆蔵山山中の三日月池に捨てるが、その後、実は妹が相手を殺害したというのは勘違いで女性は春佳のアパートに駆け込む前に刺された事が原因で死んだことが判明。

    実はその被害者。
    生前、鵜飼探偵事務所へある件で依頼電話をかけており、探偵事務所のいつもの3人組は彼女が残したメッセージをもとにペンション・クレセント荘に向かう。

    そのクレセント荘は、死体を捨てた後、山中をさまよった2人が一夜の宿を求めた先でもあった。

    事が露呈することを恐れる2人が探偵事務所3人組に振り回される中、ペンションのオーナーが不審な死を遂げる・・・・


    事が露呈するのを恐れる香織・鉄男の2人が繰り広げるドタバタ劇や探偵・鵜飼とツッコミ役の朱美、そしてマイペースの探偵弟子・流平の探偵事務所3人組と砂川・志木の両刑事のいつものやり取りにクスリと笑わされながら読み進めた本書。
    巻末では意表を付くトリックが披露されます。

    本書はいつもの東川さんの著作の通り、ドロドロとした所が感じられず、その点、ネガティブな感情が(小説の上だけでも)苦手という方も安心して読める推理小説です。

    登場人物のコミカルさとトリックの意表さ。
    この2つを味わいたい人にお勧めです。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『世にもふしぎな動物園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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