カッコウの卵は誰のもの

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 5033
レビュー : 738
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926946

作品紹介・あらすじ

親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考える。しかし、了承するわけにはいかない。父には、どうしても知られたくない秘密があった。娘が生まれた19年前からの忌まわしい秘密が。

感想・レビュー・書評

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  • 元オリンピックスキー代表の緋田は、一人娘でスキーヤーの風美が幼い時に自殺した妻の遺品を見つける。それにより娘の出自に疑問を持った頃、スポーツ医学の観点から、緋田父子の遺伝子を調査したいとの要請が。風美をワールドカップのメンバーから外せとの脅迫文が届いた後、彼女が乗ろうとしていたバスに事故が起こる。犯人は、そして風美の両親とは・・・
    色々と話がでてきて、飽きさせないというか、離さないのはさすが。ただ、何故母親が・・・とか、もしあの事故で・・・と考えると、疑問が残ってしまう部分も。

  • 初期の東野圭吾が好きだったので、
    刑事物が苦手だったので
    遠ざかっていた。

    こちらは刑事シリーズでないので
    読んでみたが大変おもしろく
    一気に読めた。予想しなが読んでいくうち、
    どんどん展開していくスピード感溢れている。

  • 親子だと思っていた
    父と子に突然出生に秘密があり
    親子ではないという
    現実をつけつけられた

    結構グイグイ惹きつけられました
    自分の思う結末とはちょっと
    違うのものでした
    納得出来るところ
    なんでそうなるか?ってところ
    ちょっと複雑ではありましたが
    ストーリー的には興味深いものでした

  • 実は本当の親子ではなかったという小説はよくあるが、ちょっと違う感じの小説。実の親子ではない父、娘。特にそのことを知ってからの父の葛藤を描いているが、テーマはあるスポーツの才能の遺伝、遺伝子的にスポーツの才能があっても、本人がその才能を使おうとおもわないなら、興味がないなら、興味のある分野に打ち込んだ方が幸せという事も描いている。

  • 普通に面白いけど、東野圭吾だと思うと少し物足りない気がする。

    親子って、血の繋がりだけではないでしょってことと、優秀さは遺伝だけではダメってことが言いたいのかなと思いました。

    何気に、才能を持っていても夢がほかのことである男子高校生の方がせつなかった。

  • 今まで血のつながった家族だと思っていた人が、実は他人だったと知ったらどんな気分になるだろう。

    父の影響でスキーを始め、特殊な「Fパターン」と呼ばれる遺伝子を持つことが分かり、遺伝子研究に協力することになった緋田風美。実は彼女は流産した母がその事実を隠すために病院から盗み出した子供だった。

    実際には風美は母の友人で同じFパターン遺伝子を持つ女性の娘だという事が判明するのですが、育ての父とは血が繋がっていない事実には変わりない。

    悩みに悩んだ挙句真実を告げることを決心する父だが、結局伝えられず一人胸の内に秘める決心をする。

    遺伝子がすべてではない。
    親子や家族なんて「なっていく」物のような気がする。

  • 東野圭吾は手の込んだストーリーを用意してくるので、最後まで気が抜けず面白かった。
    才能って遺伝する?そして、そこにいろいろな要因が絡み合ったら?
    誠実であろうと葛藤する緋田の心理描写が細やかだった。

  • 始めこそ展開にどきどきしたものの、読み進めていくうちになんとなく続きが想像できてしまいました。すこしあっさり終わってしまった感が否めません。けれど、東野さんらしい一息に読んでしまいたくなるどきどきする話は素晴らしいです。読み終えた後にウィンタースポーツしたくなります。ただ謎だったのがどうして奥さんは自殺してしまったのかということが私にはわかりませんでした。心情を考えると彼女にも罪はなかったと私には思います。優秀なスポーツ選手を娘にもちながら、自分と妻の過去の罪と葛藤しつづける父親の姿というのは人間らしかったです。 血のつながりはとても大事ですが、それが全てではありません。過ごしてきた時間、思い出、関係性。何をどう責任をとり、守っていくのか。大事なのはその答えを持つことですね。

  • ぐんぐん読めます。さすがの東野さんです。

    結末いただけません。

    「なんで自殺したん?」

    のひとことに尽きる。

  • 何となく東野圭吾の楽しみ方は分かった。ただ、やっぱり、浅い気がするんだよなー、人物の設定が。それがミステリーの宿命とは思いたくない。本当にミステリーは苦手で、今更という感じで、ミステリーの楽しみ方も習得中の身のたわごとですがね。
    これが発売された中刷りを見て、センサーに引っかかった。期待しすぎたかな〜。書き込みすぎて、書ききれてない感、満載。目の付け所は面白いのに、もったえない。時間かけて、しっかり書いていれば、名作と言われたかもしれない。
    勢いのある場面も多く見られたし、東野圭吾その人がそうなんだろうと思うけど、人間を信じている温かさが物語を流れている。東野圭吾の本領はこんなもんじゃあないのではと思わざるを得ない。近々、もう一冊試しますよ。首洗って待ってろよ。

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著者プロフィール

東野 圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。
テレビドラマ・映画化された作品が多い。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほか、映画化が決まっている作品に2018年11月16日公開予定『人魚の眠る家』、2019年公開予定の木村拓哉主演『マスカレード・ホテル』、同年公開予定に玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』。

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