カッコウの卵は誰のもの

著者 :
  • 光文社
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感想 : 781
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926946

感想・レビュー・書評

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  • アルペンスキーと山登り

  • 事件の真相には少し違和感を覚える。しかし、才能とは、血縁とは、親子とは、と考えさせららた。結末もホッと胸をなでおろすような形でよかった。

  • 最後がいまいち。

  • 子どもを産む前ならミステリーとしてしか読めなかったかもしれないが、親子というテーマで読むと感慨深い。

  • 読みやすかった。
    登場人物のそれぞれの葛藤が時々苦しくなった。
    最後が思ってたよりサクッと終わってしまったかな。

  • 将来有望視されている女子アルペンスキーヤー。その選手にある事件が迫るが、そのなかで彼女の隠された出生の秘密が明らかになってくる。その父と娘はこの難局をどう乗り切っていくのか。さすが東野だけあって上手いタイミングで事が起こって、次のページを開くのが楽しい。ここらへんがベストセラー作家とそうでない方の違いだ。ただ、彼の作品としてはえっ?という驚きは無い。東野クラスともなれば読み手からも、かなり高いハードルが求められるのです。

  • 2015年1月5日読了。往年のトップスキーヤー緋田の娘風美、アルペンスキー界で才能を発揮しつつある彼女の周辺で事件が発生するが、彼女には緋田が隠し続けている重大な秘密があった・・・。「鳥人計画」でも題材にしたスキーと企業もの(?)。そこに親子の情愛や「才能」に対する考え方、スキートリビアを混ぜ込みつつ「謎」で引っ張ってどんでん返しに持ち込む東野作品の得意パターンだが・・・。広報柚木が真相に迫っていく流れあたりはなかなか面白いと感じたが、全体的には盛り上がりに欠けオチ含めやや平凡でさらっとした印象。

  • 2015/1/4
    読みやすかった。会話が多かったからかな。

  • アルペンスキーを題材にとってはいますが、白銀ジャックとは全く違う作品。
    さらに言えば物語としては東野圭吾としては掘り下げが足りない。
    けれども楽しく読めてしまうのは東野圭吾の筆力ですね。

  • テーマに興味がないというのもあるが、内容に引き込まれなかった。途中で挫折。

  • 内容は娘の出生の秘密に端を発したサスペンス小説で、いろいろな親子ドラマを中心とした人間模様が複雑に絡み合うストーリー展開です。
    東野圭吾の小説でちょくちょく出てくる遺伝子的な話も事件の大きな鍵を握っています。
    それほどストーリーに意外性がなかったためか?東野作品特有の読み終えた後、「うーん」と唸らせられるようなことはありませんでした。

  • 犯人はAかなと思わせて実はBで、でも本当のところはCでと二転三転変わるんだけど、真犯人の描写がもうちょっとあるともっとひきこまれるかな。

  • 最初のうちはドキドキしておもしろいと思ったけど、読み進めるうちに、あまりにもグチャグチャと複雑にしているのが鼻について興ざめだった。

    伏線が不十分で単に次々と新しい情報が出てくる。読みながら頭のなかを整理するのに忙しくて、楽しむ余裕がない。
    真相が全部わかってからも、それまでの登場人物たちの行動に納得も共感もできなかったから、ミステリーとしてすっきりしなかった。

    小説としてもテーマがボケて、結局読後に何も残らなかった。
    「カッコウの卵」の意味も、途中からすり替わった気がする。

  • さらっと読めました。うーん、もっとページ数を増やして主人公以外の人たちの感情やや出来事を深く書いて欲しかったです。バスの事故のことばかりが頭に残りました。それとあれこれいろんなことが都合良まとまりすぎな感じも受けました

  • 読み易いだけかな。

  • 途中からどんどん止められなくなって、最後のほうは一気に読んだ。
    面白かった。


    親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考える。しかし、了承するわけにはいかない。父には、どうしても知られたくない秘密があった。娘が生まれた19年前からの忌まわしい秘密が。

  • 面白いし感動する。
    ちょっと詰めが甘いような気もしたけど、持って行き方には共感できた。

  • 図書館にあったので読んでみた作品

    散々緋田が苦悶する話かと思って読み始めたが
    事件が起こり、そんな単純な話ではないと分かってからが面白かった
    犯人の動機としては分かる様な分からない様な…
    ちょっとモヤッとした感じはあるけど
    血の繋がり、親子の繋がりって事で考えると
    最終的には皆にとって良い結末だったのかな、と思います

    個人的に柚木さんが印象良くなって良かった(笑)

  • 誰も心の底から悪人ではないのに、罪の意識を持っていて読んでいて辛かったです。結末はこれはこれで正しいのかなと思いました。

  • 『カッコウの卵は誰のもの』
    -東野圭吾-



    東野さんにしては少し物足りなかった。
    犯人が実は娘の本当の父親の息子、つまり娘の実兄だったことはそんなに意外でもなく。
    研究で選ばれた男の子がどうして物語に必要だったのか読んでいても分からなかったが、彼の父親が犯人に利用される役だったことで合点がいった。

    うーん、残念。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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