三千枚の金貨 下

著者 :
  • 光文社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927172

感想・レビュー・書評

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  • ラスト、この終わり方は好きだなぁ。

  • 輝最高!

  • 壮大な物語でした。
    一人の男の人生を、三千枚の金貨を探すという事をきっかけにして、知っていくのだけど、物語の中心は、その男の人の人生でも、金貨の真偽でもなくて、「ワタシなるもの」について。
    そして、年月の積み重ねということ。そこから生き方ということまで。それは押し付けがましい感じじゃなくて、色んな伏線があって、最後にそこに繋がっている。過去、現在、未来。そして砂漠。
    すごい物語でした。
    最後、ママが切ったシャッターには、どんな背中が写っているのかな。

  • 上の話の続き。
    って当たり前か

  • こんな終わりかたなんだ~~ふーーん
    まあいいんじゃない
    楽しく読めました

  • 宮本さんの作品らしく人との繫がりと別の事象が絡み合って展開していく。上巻は全く先が想像出来ず進まず。金貨が埋まってるのかは最後明らかになってないが、20年がさらに成長の時間というのが、彼等らしいと感じた。

  • 二十年待てたら、俺たち大きな人間になれるなァ。ー大きな人間って、どんな人間?ー悲嘆もしない、落胆もしない、という人間だよ。

  • ただの金貨を探す物語だけかと思っていたのに。それぞれの登場人物の人生が伏線として書かれてもいて。読みにくい感もあるのですが、かなりおもしろく読めました。大人になって仕事ももって、でもみんな色々な人生を抱えていて。生きる事は大変ですが、夢を持ち続けて生きていければ最高だなと思いました。

  • 久々の宮本作品。
    三銃士同様、金貨の行方、芹沢の調書に引き込まれました。
    芹沢の幼少時代から小説として、読みたい。こちらの方が面白そう。

    ゴルフ話は、興味が全然ないので、ほとんど飛ばしてしまった。
    あの長さは不要では。

    お蕎麦に、おでん、居酒屋、美味しそう‥。
    金貨については、皆で決めた結論で良かったと思います。

  • 三千枚の金貨はきっと20年後に掘り出すのだろう.
    満開の桜が咲き誇る中で.
    4人は花見酒を飲みながら、お弁当をつつきながら20年前と変わらない部分と変わった部分を抱えながら同じ時間を過ごすのだろう.

著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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