- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334927264
作品紹介・あらすじ
「あと一ヶ月で七キロ絞れ。じゃなきゃ契約破棄。クビ」-所属事務所から最後通告されたモデル兼ラウンドガールの浅田美麗。痩せようと通いだした格闘技スクールで、あれよあれよという間に才能を見出され…。お調子者で巻き込まれ型の十九歳が、恋に人生に女子総合格闘技に闘魂を燃やす。
感想・レビュー・書評
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タイトルに惹かれて図書館で借りました。
女子スポーツにありがちな興行と体育の狭間で揺れ動く女子格闘技団体と選手たちの話でした。
筆者がこの女子格闘技をやられているわけではないので、心情含めて特段深いものはなく、小説でなくてマンガやドラマで充分な内容です。
男性が書いているからなのか登場人物も嘘っぽくて、人間味がなくて女性ってこういうものだというのを想像して書いた間が満載です。
しかし、3時間程度飽きずに読めたので2つ星です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そこまで物語に引き込まれるわけでもない。って感じ。。。語りかけられてるような口調の文はおもしろいと思うけど…まあ。。。
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ジョシカク=女子総合格闘技のことだと、この本を読んで初めて知った。格闘技は観るもやるも無縁な世界だけど、いやはや読んでみるとおもしろかった。
モデル事務所に所属するも、常に崖っぷちに立っている美麗。男運も悪く頭も悪い。そんな美麗が事務所の思惑によりジョシカクでプロデビューを果たすーー。
おバカなんだけど、美麗のキャラクターがなんとも憎めなくて、ついつい読み手の自分まで燃えて来ちゃう、そんなお話。出来すぎではあるけど、終わりもいい感じ。続きを気長に待ちます。 -
女子格闘技選手の成長。まあまあだな。
2011.6.14 -
相変わらず黒野さん節炸裂。格闘技は詳しくないけど、読みやすい文体のおかげでスラスラ読めた。
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20101030
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選手のインタビュー集かな?と思って読んだが小説でした。
けれども、マイナー競技ならではの世間の注目を浴びる為の仕掛けなど「うん、うん」とうなずきながら読みました。 -
黒野さんは「万寿子さんの庭」が結構よかったので、新刊ということで読んでみたんだけど、まったく違った作風。あちらはユーモアありの人生しみじみって感じだったけど、こちらはYAぽい青春スポーツものだった。主人公の美麗ちゃんの胸がデカイことだけが取り柄なんて揶揄されるし、お気軽女風なんだけど、実は優しくて男につくす古風なタイプ。その彼女がいかにして巻き込まれながら、成長していくかって話。格闘技全般うとく、いわんや女子格闘技―ジョシカクという世界を全く知らなかったけど、読み終わって、検索してみれば、実在も実在。「ジュエルズ」の選手やラウンドガールの方たちは、小説同様は、これが格闘技の選手かと思うほどのかわいさと普通さ。黒野さんは体当たり取材の後に書きあげたらしく、出版記念のイベントにジュエルズの面々とにっこりの写真発見。http://gbring.com/sokuho/news/2010_08/0828_jewels.htmジュエルズの面々はにっこりかわいい笑顔。普通これだけ女性に囲まれるとニヤけそうだけど、彼女たちの戦う姿を知ってるから黒野さんはニヤけてないわけか。
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ジョシカク、とは「女子総合格闘技」のこと。
極めてマイナーな業界に、うっかり足を踏み入れた女子のお話だ。
腹がたつくらい駄目な女性を描くのが黒野伸一ってうまいのかも。