長い廊下がある家

著者 :
  • 光文社
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感想 : 201
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927363

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。火村シリーズ。
    ひとつひとつが短いのでテンポよく物語が進んでいく。長編であったなら、もう少し読者に考えさせるところもサラッと解決してしまう。それが短編のいいところでもあり、残念なところでもある。個人的には最終話がいちばん面白かった。

  • 久々の作家アリスシリーズ。「壁抜け男の謎」を文庫で買って以来の有栖川作品だけど、アリスってこんな可愛かったっけ……相変わらずのおとぼけぷりが逆に頼もしい。「天空の眼」はタイトルが秀逸!アリスソロの短編はちょくちょくあるけど、これはテンポとかトリックとかが1、2を争うくらい好き。
    最後の話、モンティホール問題が推理小説で使われるとは思わなかった。火村の解説はほんの数行なのにとてもわかりやすい。4つの短編の中でも、この話がシンプルでロジカルで一番読みごたえがある。

  • 全4編のうち、いちばんスリルがあって、ドキドキワクワクしながら読めたのは、ロジカル・デスゲーム。短かかったけど、テンポ良く話が進み、ジェットコースターみたいだった。長い廊下がある家は、トリックが絶妙。

  • タイトルに惹かれて図書館で借りた。
    有名な火村シリーズだった。
    ロジカル・デスゲームが1番面白かった。

  • 安定のおもしろさ。長編のドキドキハラハラが長く続く楽しさが好きだけどすっとした切れ味の短編も好き。今は慌ただしいから短編のが読みやすいかな。学生アリスシリーズも読んでみたい。

  • 未読の作家アリスシリーズを読むのはかなり久しぶり。変わらず可もなく不可もなくといった感じで、安心して読める四編だと思う。『ロジカル・デスゲーム』の確率論はしばらく脳が固まったが、百個のグラスの理屈でなんとなく分かったような気にはなれた。でも感覚……というか人情ではやっぱり選び直してしまうだろうなぁ。

  • 久しぶりの火村シリーズ。
    平均点といったところ。

    『長い廊下がある家』この本では一番正統派だったかと。犯人との応酬が欲しいと思ってしまったのは欲張りですか?
    『雪と金婚式』綺麗な話ではあったかな。こんな夫婦に憧れる今日この頃。
    『天空の眼』これ好き。だいたい流れは読めたけど、それが原因とは。何よりアリスの可愛い人柄が感じられる話。真野先生登場が嬉しい。
    『ロジカル・デスゲーム』あの短編を彷彿とさせる先生の奮闘記。数学は…難しいね。説明聞いても「お、おう。せ、せやな」て感じでした。
    (2013.11.5)

  • 初めて読んだ、有栖川有栖の作品。
    理系の頭が必要でした。

  • 面白かったけど…推理小説を楽しむというよりはキャラ読みしちゃった感が。


    まぁ、火村もアリスも好きだから楽しめたんですが。

  • 推理するものがいつもと違う「雪と金婚式」に、アリスが活躍?する「天空の眼」、火村先生がピンチに陥る「ロジカル・デスゲーム」と収録されている4本の短編はどれも違った趣向で楽しめました。
    表題作「長い廊下がある家」はミステリーに親しんでいる人ならばまぁ分かるトリックかと思いますが、アリスをひっかける火村先生は愉快でした。このコンビは実に微笑ましいですね(にこにこ)。
    ただ、「長い廊下がある家」の中のある一文がひっかかり、もしかして間違ってるんじゃないか…?とすら思ったのですが、自分の理解の仕方や受け取り方が間違ってるだけなのかもしれない…と思ったりしつつその一文が少し気になりました。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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