カササギたちの四季

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1438
レビュー : 300
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927431

作品紹介・あらすじ

開店して2年。店員は2人。「リサイクルショップ・カササギ」は、赤字経営を2年継続中の、ちいさな店だ。店長の華沙々木は、謎めいた事件があると、商売そっちのけで首を突っ込みたがるし、副店長の日暮は、売り物にならないようなガラクタを高く買い取らされてばかり。でも、しょっちゅう入り浸っている中学生の菜美は、居心地がいいのか、なかなか帰ろうとしない-。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった~。リサイクルショップを営む、華沙々木(すごい名前…)と日暮。リサイクルショップは赤字だし、妙な事件(内輪もめと言った方が良いレベル(笑))に巻き込まれるし。その上、探偵気取りの華沙々木が真相とはズレた推理をして、その尻拭いをさせられる日暮。そんな馬鹿らしい日常が面白い。春夏秋冬の四つの章からなり、各章の冒頭がいつも同じ感じなのも笑えた。

  • 本当に道尾秀介?と思うほどライトでありきたりな話でがっくりした。先も読めるし、カササギも日暮くんもどっかで見た事のあるようなキャラクターで新鮮さが全くなくイマイチだった。
    もう少しシリアスな道尾秀介の話が好みだなぁ。

  • 死なない
    道尾さんはあまり読んでいませんが
    その中では一番これが好き。

  • 道尾秀介っぽくない一般向けほのぼのミステリーという感じ。自分にはあくの強い道尾作品の方が好みだけれど、気分によってこれもありかなとも思う。
    『日暮たちの四季』にすると、日暮さんが目立っちゃうから、やっぱりタイトルは『カササギ…』になるのね。

  • リサイクルショップ・カササギの経営者、華沙々木は身近に
    おこるちょっとした謎に首を突っ込んでは名探偵になった気分
    でその事件を解決しようとするのだが、なんていうかいつも
    トンチンカンで間違った推理ばかりしている。

    この物語はそんな経営者、華沙々木の代わりに真実を推理し、
    奔走する副店長(といっても二人しかいない店なんだけどね)
    の日暮こそが主人公である。

    そしていつも店に入り浸っている中学生、菜美。
    連作短編で身近な事件を解決していくところはなんとなく
    三浦しをんさんの多田便利権にちょっと似た感じもした。

    何故に日暮が華沙々木の推理を修正しつつ正解に導いてい
    くのかというと
    それは華沙々木が名探偵だと信じている菜美を悲しませないため。
    どうして、そこまで・・・という気がしないでもないんだけれど
    それもまた日暮君の優しさ故なのですよ。

    ちょっとしたどんでん返しがあったりして読後感も悪くなかった
    けどいまひとつ印象は薄いかな? 

    とりあえず2年間赤字更新中のこのリサイクルショップ、
    そのうち潰れるぞ!!
    と、警告申し上げたい気持ちにはなる。 

  • ブラック道尾が好きなので、この本のホワイトさには最初少し驚いた。
    伊坂さんチックな書き方やと思ってしまった。

    謎解きは、そんなに難しくない。
    謎解きより、人間の心の葛藤とか優しさを描いている感じかな。

    全体的に言葉の言い回しがうまい。
    登場人物ののんびり感が良かった。
    シリーズ化しそう。

  • 開店して二年、赤字続きのリサイクルショップ「カササギ」の店長華沙々木と副店長日暮。
    「マーフィーの法則」が愛読書の自称名探偵の勘違い華沙々木とガラクタを高く売りつけられる商売ヘタな心優しい日暮とショップに入り浸ってる理由ありの中学生菜美の三人が事件と出会う連作短編集。
    にわか探偵の華沙々木は商売そっちのけで事件に勝手に首を突っ込み迷推理を働かせてその帳尻合わせを日暮が菜美のためにおこなう。
    軽いタッチでユーモアたっぷりなんですがひとつひとつの短編に家族のすれ違いのドラマが隠されており謎解きも鮮やか。
    二人がどうして食べていけるのかとか菜美のためにそこまでせんとあかんのかなっと思うところはありますがそんなこと関係なしにすごくよかった。
    直木賞を受賞した最近のミステリー味よりも心情描写巧みな人間ドラマも好きだけど「カラスの親指」が大好きな僕にとってはこの作品はスコンとツボにはまりました。
    あったかで優しくて切なくて笑いあり涙あり謎解きがあって家族のドラマがあって読後感も爽やかで余韻が心地よい。
    それだけのものを詰め込みながらもなんかサラリとした自然体を感じさせる道尾さんはこれはもうすごいとしか言いようがありません。

  • おもしろい構成
    さすがと思ってしまった

  • 面白かった!
    どの登場人物もみんな好き。
    ほわっと優しい気持ちにさせてくれるお話がいっぱい。読んでよかった。

  • 直木賞受賞後の一作目。

    直木賞作品『月と蟹』のような暗くて重いのとはガラッと変わって、
    明るく軽快な作品。

    リサイクルショップを営む華沙々木と日暮。
    そして店に入り浸る中学生の南見奈美

    華沙々木は事件に首を突っ込み的外れな推理をし、
    南見は複雑な家庭環境に悩み、
    日暮は華沙々木を慕う南見を失望させない為に、華沙々木の的外れな推理を真実に作り替えていく。

    この三人の関係が面白く、
    笑いあり涙ありの気軽に読める楽しい作品でした。

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著者プロフィール

1975年東京生まれ。04年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。『月と蟹』で第144回直木賞受賞。

「2019年 『カエルの小指 a murder of crows』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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