カササギたちの四季

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1544
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927431

作品紹介・あらすじ

開店して2年。店員は2人。「リサイクルショップ・カササギ」は、赤字経営を2年継続中の、ちいさな店だ。店長の華沙々木は、謎めいた事件があると、商売そっちのけで首を突っ込みたがるし、副店長の日暮は、売り物にならないようなガラクタを高く買い取らされてばかり。でも、しょっちゅう入り浸っている中学生の菜美は、居心地がいいのか、なかなか帰ろうとしない-。

感想・レビュー・書評

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  • リサイクルショップを舞台とした四季ごとの連作短編4話。「なんちゃって探偵」の店長と、それを主人公の副店長が軌道修正していくお話。ミステリというより人情もの。人と人とのつながりを大事にしている作品。

  • 斬新かつ新鮮かつハートウォーミング連作集

    3星つけたのは、ひとつの設定にふたつの解決があること。これは斬新かつ新鮮。しかも、へたれ探偵と陰で支える相棒と中学生の女の子のコンビがいい味だし、どれもハートウォーミングな結末が待っている。

    結末はひとつでだってだれが決めた? ふたりに真実と偽真実を語らせるパターンはとても楽しい。この物語、好きだな。

  • 2011.11.4-460

  • 「向日葵」以外実は読んだことない作家さん。骨董品店のオトボケ探偵と裏で暗躍する主人公の迷コンビの人の死なないミステリ。
    オーソドックスな多重解決とどんでん返しで、かなり楽しめる作品。本格なんだなぁ以外と。是非他にも読んでみたい。

  • 極悪人はいないし皆優しい。切なさもユーモアもうんちくも有りテンポも良くてすらすら読めた!

  • 和尚さんぼったくりの嫌な奴だったのに、最後の話はよかった☺️

    菜美ちゃんのお父さんがどうなったのか気になる。

    道尾秀介さんの本だけど重くなくてスイスイ読めた。コミカルで面白かった。

  • ちょっとしたミステリーを含んだ4編
    うんまあまあかな

  • 2021/04/07読了
    #道尾秀介作品

    日常の謎、連作4部の短編。
    探偵役の華沙々木の迷推理を
    先回りで偽装成立させる日暮。
    コミカルなミステリー。
    スイスイ読めて面白い。

  • おもしろい構成
    さすがと思ってしまった

  • 面白かった!
    どの登場人物もみんな好き。
    ほわっと優しい気持ちにさせてくれるお話がいっぱい。読んでよかった。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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