煙が目にしみる

著者 :
  • 光文社
3.67
  • (3)
  • (16)
  • (14)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 64
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927455

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 博多弁が良い.ヤクザを蹴落とすのが痛快だ.

  • おっさんのヒーローのマムシのキンちゃんが福岡の中州を舞台に「生き死に」の大勝負を繰り広げる!!

    小金は元マムシと呼ばれた過去を持つ、小規模金融会社の社長。
    借金の取り立てから、中州を仕切るやくざの世界に巻き込まれ、昔の本能が目覚めていきます。。。。

    何かを守るため、それは「自分らしさ」
    おっさんのヒーロー、素敵でした。カッコよいなぁ。
    おっさんヒーローの相棒はその場の空気を敏感に読み、度胸満点のオカマのママさんメロンちゃん。

    やくざ相手に、指を一本ずつ切られて魚の餌になるか。

    ストーリーは小説ですが、そこは物語の世界。
    メロンちゃんもマムシも素敵で一気に読めました。

  • 福岡・中洲を舞台にかつての凄腕地上げ屋が事件の解決に走り回る。
    僕にはちょっと荒く感じた。

  • 震災後、どうにも読書欲がわかずに、
    やっとこ読み終えた2冊目。
    博多弁が味をつけていて、
    登場人物、特にメロンさんの存在がよくて、
    ラストもちょっと唐突感はあったけれど良かったです。
    ただ、ほんの少し「どこか」を工夫すると、
    ぎくしゃく感が消えて一気にまとまって、
    ものすごーく面白い作品になった気がします。
    ★としては4にしようか迷った3,5です。

  • 博多を舞台にした、骨太のハードボイルド。ストーリーもてんぽ良く進んでいき一気に読めた。
    2011.3.21

  • 第14回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
    博多の歓楽街、中州を舞台にした今となっては
    古き良きスタイルのハードボイルドタッチの作品。
    舞台は違えど東直己氏の作品を彷彿とさせる
    ストーリーと舞台です。基本的には好きな世界。

    ただ所々で乗りかけた気持ちがフっと失速したり
    ニュートラルになってしまったりと一気にドキドキ
    するようなテンションで読みきれないのは...
    どうしてなんだろー?? なんだかんだで人の為に
    奔走する挙げ句、自らキケン度マックスの展開に
    身を晒していく主人公のオッサン「小金」(通称マムシ)
    のキャラクターがイマイチ、感情移入しにくいからかな?
    失った相棒の「ハブ」との決着の付け方もなんか
    中途半端だし、関わった様々な人たちとの関係性も
    やや淡白で、こんな大掛かりな事件の渦中にいるには
    緊迫感が薄いから...?

    でもこういったスタイルや作風はやっぱり好きだし
    いつまでもこういう「男」に憧れは持っていたいのです。

全17件中 11 - 17件を表示

石川渓月の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×