七人の鬼ごっこ

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著者 : 三津田信三
  • 光文社 (2011年3月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927493

作品紹介

秘密の場所が結びつけた子供たち。彼らは成長し、それぞれの生活に追われていた。そんな中、懐かしい人物からの電話が、彼らが封印したはずの記憶を蘇えらせた。ひとり、またひとりいなくなる…。電話のベルは死の鬼ごっこの始まりの合図なのか?メンバーの一人であるホラーミステリ作家が、この不可解な事件に巻き込まれていく-。

七人の鬼ごっこの感想・レビュー・書評

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  • 夢中で遊んでいるうちに気がついたら知らない誰かが一人増えていた
    というホラーギミックと、童謡に秘められた都市伝説的な恐ろしさ。

    おそらくその2つの組み合わせから着想して作られたのではないかと思うけど
    主人公が編集者上がりのホラーミステリー作家で、手がけている作品が
    実際の不可思議な出来事とリンクしてという三津田フォーマットに落としこんで
    水準以上のホラーミステリーに仕上がっている。

    読み始めてから中盤までは完全にホラーと思って読んでいたので
    犯人探しをしている主人公と友達に対して、
    怪異の仕業だよ、もう逃げられないよ!と慄きながら読んでたら
    最後に来て犯人当てがはじまってしまって、
    え、これミステリーだったの・・・という状態でした。

    最終的にとりあえず事件の決着はついたのですが、
    あの人物はどうしてあんなことをしたのかという謎は
    結局最後まで明かされないまま、ホラー部分は余韻を残した状態で
    三津田作品らしいといえばらしい、終わり方でした。

  • ほのかに怖さはあったものの、ほぼほぼ人間の仕業であることがわかり少しホッとする。結構三津田信三さんの本は説明のつかないままの事もあって恐怖があとをひくのだけれど、これは大丈夫だった。推理がいくつも展開され、え?これも違ったの?的な翻弄された感が凄くあった。

  • ホラーミステリー、ホラーに期待をして読んだだけに結末に肩透かしをくった感はありましたが、読んでる最中ずっと背中がこわくて仕方なかったので、そういう意味ではとても楽しめる作品だと思う。
    犯人は誰なのかという謎解きが進むにつれて現在から過去へ繋がっていく記憶。過去からの柵を背負った人間達のなかで新たに芽吹いた殺意。
    偶然の出会いのはずなのに、なにかに導かれるようにしてそこへ繋がってしまったこと自体がもうホラーなのかな…と。
    最後、そういえば…と心に少しだけ引っ掛かりのある、まだ未解決の何かがあるような気持ちになる、もやっとした感じを残したまま終わるのが、作者の意図するところならば、上手いなぁと思いました。

    最後ちょっとグダッとした説明的な謎解きになってしまっていたのがもったいない気もしましたが、全体的に雰囲気のある面白いお話でした。

    個人的に、男にすら嫉妬される美しさを持ち男女関係なく目を奪われてしまう容姿と声を持った30代・役所勤務男性…の登場に色めき立ちました。彼の存在もなんかちょっともやっとしたまま終わってしまったのですが、彼の過去も一連の事件に関係がある気がして仕方ない…と勝手に深読みです。

  • 午後のお出かけの前に一冊読了。今年一作「山魔の如き嗤うもの」を読んでいる三津田信三氏の作品をもう一冊買ってあったのを見つけ読んでみた。タイトルは『七人の鬼ごっこ』で表紙のイラストも同じ人の物でおどろおどろしい。

     この作品では「山魔の如き嗤うもの」にもあったホラー感は作者は自分の味というか同じ作品群として盛り込もうとしているかもしれないがほとんど読む方には感じられない。

     この作品で印象に残ったのは意外な犯人の設定の仕方、同時に犯人である事を知らせないで進む巧い筋の設定だ。ネタバレにはなるが犯人は早い時点から物語に登場しているのだがその人が意外な犯人とわかるのは最後の最後というミステリーとしては王道であるがとてもよく出来ているプロットの設定だと思った。

    もうひとつ印象に残ったのは子供が牧もまれた事件の被害者家族の日常世界への戻る努力の大変さと心の底に残る恨みの深さだろうか。

     プロット設定は上手、おどろおどろしさの源になる犯人の恨みの深さなどは印象的ではあるが、心に残るものが余りにないのが残念な作品だ。ミステリー展開の技術は高く、物語の流れも大筋ではスムーズなのだが、犯人の犯意のきっかけがちょっと突飛な設定におもえたからだろうか。残念ながら面白いミステリーとしてお勧めするのは難しい。2日でさくさく読めてしまったという読みやすさだけはおすすめポイントではあるが

     だが有名な命の電話での会話のやり取りをお話の起点および隠されたヒントとして使っているだが、命の電話で働く方達をかなり詳しく取材した思われそこで働く方達の非常に高いボランティア精神だったり各自治体での取り組みなど仕組みを垣間みる事が出来るたは有益ではあった。

     そんなひとの恨みというものの深さおそろしさを描いたミステリーを読むBGMに選んだのがMike Nockの"Not we but one" 。オーストラリア在住のピアニストにしては音楽が重いなあ。
    https://www.youtube.com/watch?v=tCGtxx7oJFo

  • 思った以上にホラーではなくミステリ的な結末だった。タイトルも途中までの雰囲気のおどろおどろしさも絶対ホラー寄りだと思ってたので意外。これはこれで面白かったけど。

  • もよもやです。

  • 夜中の電話。鬼ごっこより、だるまさんが転んだ

  • H27/12/23

  • 山本タカト先生の挿画で気分が上がる~↑↑↑


    殺されちゃった方々かわいそう感が否定できない…
    子ども時代の記憶と現在を往き来する仕立てのお話は、ミステリーの面白さに加え懐かしさと物悲しさを味わわせてくれた。

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