サランヘヨ北の祖国よ

  • 光文社 (2011年4月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (300ページ) / ISBN・EAN: 9784334927547

感想・レビュー・書評

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  • 森村誠一といえば私は731部隊。この作品は2011年なので78歳の作品となる。過去に取材した様々な記録(記憶か)を基に描かれているのだろう。
    ほとんどの日本人が知らない韓国での米軍による虐殺事件「ノグンリ事件」を正面からではなく、あたかも裏庭に流れる小川のようにさりげなく、しかし逃げる事なく題材として捉え、現代の日本の社会と織りなして行く。
    ここに大学病院と企業の癒着をからめたので少し複雑になり、文庫にして340ページの量としては多少詰め込み過ぎな気もしないではないが、読み応えは充分あった。

  • 雑誌記者の妻をホームからの転落事故で亡くした作家志望の永井が妻の深層に迫っていくこと。そのきっかけになったのが韓国のノグンリ訪問であるが、一緒に行った仲間との出会いや関わり、そして製薬会社と大学病院との癒着や人間関係からストーリーは構成されている。違和感を覚えたのは本のタイトルと内容がしっくりと結び付かない点とストーリーにわざとらしい無理がある点だ。

  • 妻を殺された永井は、韓国・老斤里旅行で出会った仲間と事件を追うことになったが・・・
    なんか、偶然が多すぎる気がして、ちょっと興ざめ。
    ノグンリ事件の存在を知ることができたのは、よかったけれど。

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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