小説あります

著者 :
  • 光文社
3.29
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本棚登録 : 232
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927707

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ、本を乱読していながら、「何で本を読むのか?」なんて深く考えていなかった。浅はかですね。
    で、この本の中で兄弟がする、その議論を読み改めて考えました。
    今までは「老眼が進むと本が読めなくなるので......」なんて言ってましたが。

    そんな事を考える一冊です。

  •  なぜ本を読むのか。兄弟間の論争のなかで、最後の回答がとてもぐさりと来ました。
     兄弟に重点をあて読んでいましたが、他の登場人物に視点を置いても、面白そうだと思います。
     孤独や、情操についての内容もありました。(今、私自身が、孤独や信頼、情操や責任、について考えている途中なので、こんなに複雑な世界をよくも簡単に・・・と思ってしまいました。。)
     また視点を変えて読んでみたいです。

    追記、皆様のレビューを見て思いました。この本はなんとなく小説を読んでいる人に読んでほしい本だと。展開に期待している人は、盛り込まれている内容がおおく、散漫で薄い感じがするかもしれません。が、書名になっている「小説あります」の意味を考えてみてください。なぜ著者はこの題名にしたのかわかりますか?この題名にこそ、著者の思いがこもっていると思います。

  • 人はなぜ小説を読むのか?その答えはブクログ登録している人の数だけありそうな・・・。

  • とってもとっても好きだった♪

    ほっこり♪

  • 48
    文学を学ぶことの意味、
    その答えの一つがここに。

著者プロフィール

1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、第42回オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年に咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。18年に『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞。近著に『ロミオとジュリエットと三人の魔女』『信長、鉄砲で君臨する』『江戸一新』などがある。

「2023年 『どうした、家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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