少女病

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 353
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927745

感想・レビュー・書評

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  • 長女の話が私のことかと思った(いろんな意味で)
    でも中身ベースだと三女が一番近いと思う。
    そしてこの話は引きずる感じでよいと思います。

  • うーん。。。
    ちょっと、感想に困るなぁ。。。
    各方面に、御免なさい。

  • 4人姉妹みんなが、どちらかというと閉塞的な世界で生きていて、繋がるのは錆びれた白亜のお城。そこに住むのを嫌がっている。
    「少女」たちへのエールのような、皮肉のような、作品かなと思った。もう現代には大っぴらに、吉屋信子らの時代の「少女」が生息することはできないのかも。いまは有川浩さんの小説が、この分類ではないかという気がする。
    続編が連載中ということで、都に少女病を認定した遊び人風情の医師がどうなってるのか気になる(笑)

  • 永遠の少女でいようとする母に翻弄される姉妹たちの恋模様。

  • なんだか恥ずかしい題名の本を読んでしまいました。夢を見続け現実逃避している乙女が少女病。この本を読んでいる人も少女病なんでしょうね。
    夢見る人=少女っていう前提って、ちょっと悲しいです。

  • 三人姉妹、そして少女小説家の彼女たちの奔放な母親による連作短編。

    それぞれが、様々な形で「少女病」を患っている。


    最初はテンポがゆっくりでなかなか読み進められなかったけど、長女、都の話しが動き始めてからはさくさく読めた。

    まだ!一番年の近い紫の話しがやっぱり読みやすかった。

    4編読んだあとにこの家族の全体像が見えて、それが面白かった。

  • ふわふわでじとじとで冷たくて強かで苦しいくらい切ない、おんなを描いた作品。連作短編形式なので読みやすい。

  • ユニバーサルミュージアムのシンポ、2日目は朝からみっちりみっちり日が暮れてしまうまで。朝は万博の自然文化園がまだ開いてない時間に、脇から入れてもらった。さまざまな発表があり、質疑があり、廊下にはあれこれの「さわって"みる"」資料が並び、どれもけっこうおもしろかった。ただ、さすがにくたびれた。

    帰って晩ご飯を食べたあと、さらさらと吉川トリコの『少女病』を読む。「長女 都(みやこ)」にはじまり、「次女 司(つかさ)」「三女 紫(むらさき)」「母 織子(おるこ)」の各章からなる小説。

    三姉妹か~と思って、たしか借りてきたのだった。吉川トリコは『C級フルーツパフェ』ほか、何冊か読んだことがあった。

    冒頭の「少女病」チェックリストは私にはほとんどあてはまらなかったけど、「長女 都」の言動には、なんとも身につまされるところがあった。三姉妹の母・織子は現実離れした人のようで、ときに「私たち、四人姉妹なのよ」と好んで冗談に言う。50代の織子がやたら若く見えることもあり、実際の"母親的役割"を長女・都がこなしていることもあって、この「母」からは、娘たちを産んだ以上の母らしさは感じられない。けれど、娘たちを、どこかで思い通りにしたい「母」の存在感はあるのだ。

    少女小説家の母・織子と、父の違う娘たち。やはりこれは、吉川トリコ流の"若草物語"なのだろうか。ペンネームだという母の名・織子は「オルコット」からきてるらしいし、三姉妹のキャラクターにもジョーやエイミーの雰囲気を感じるし。

    「文芸あねもね」という電子書籍で、この『少女病』のスピンオフ作品が出ているらしい(そういえば、吉川トリコは、女による女のためのR-18文学賞をとった人だった)。

    前に読んだ本、『「処女同盟」第三号』や『グッモーエビアン!』も、また読んでみたくなった。

    (10/30了)

  • 図書館
    一話冒頭の都さんが数年後の自分を見るようで^p^

  • 「ずっと前に、年を取るのをやめた」とうそぶく「母親」の織子。長女はそんな彼女を天女だといい、次女は魔女呼ばわりし、三女は石だと思っている。異父三姉妹と母親の物語。少女の本質とは?夕日が燃えているようだと泣き、前髪を切りすぎたと云って泣く。そんな死にそうな気持ちを抱えた少女が、死ぬ気がしない生き物に変化するのはいつからなのだろう?母親の章でまとめるのは、窪美澄『ふがいない僕は空を見上げた』に共通するところ。物語の世界に生きるのが、少女と、みた。 浮田町juen deli cafeにて読了

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著者プロフィール

吉川トリコ(よしかわ とりこ)
1977年静岡県浜松市生まれの小説家。現在は名古屋市在住。
2004年「ねむりひめ」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞・読者賞を受賞。受賞作を含む『しゃぼん』でデビュー。2007年、『グッモーエビアン!』を原作に東海テレビで『なごや寿ロックンロール〜「グッモーエビアン!」より〜』としてドラマ化、2012年映画化。2007年、『戦場のガールズライフ』がドラマ化された。
その他代表作として、『ミドリのミ』『少女病』『マリー・アントワネットの日記』がある。

吉川トリコの作品

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