- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334927936
感想・レビュー・書評
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ラフカディオ・ハーンの「怪談」へのオマージュとして、同名作品をモチーフに現代版「怪談」風にまとめた短編集。「雪おんな」「ろくろ首」「むじな」「食人鬼(じきにんき)」「鏡と鐘」「耳なし芳一」の6編収録。
怪談ぽいのもあるが、どちらかというとミステリという感じ。
こんな新刊が出たことも全然知らず、図書館で思いがけず見つけて借りたので先入観もなく、それが幸いしたのか非常に楽しめた。
最近の著者の作品は、ちょっとぱっとしない印象のものが続いたので余計に。
あっという間に読了し、ちょっとお気に入りです!
「ろくろ首」が一番よかったかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小泉八雲の現代版。
ぞわぁぁとしました。 -
短編集で2つほどは面白かった。
なかなかいい感じ。 -
こわわわ。
「ろくろ首」「耳なし芳一」にゾクゾク。 -
曖昧な感じが怖い。
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最高。見事ですな。
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小泉八雲の「怪談」をモチーフにして綴られた短編集。
表題が「怪談」と付けるくらいならば、もう少し読後のゾクっとするような余韻を残す恐怖感が欲しい。 -
お手軽、簡単、へたをすると安易。
なんだけど、軽薄さが無い。八雲氏に対する敬意が裏にあるからかな。
だから面白さがしっかりあると感じました。
個人的には、雪女とろくろ首が良かった。-
おお、これも「読もうかなどうしようかな」本だったのですが、読んでみることにします。
柳さんって才走ってるから小手先で書けちゃうんじゃないの...おお、これも「読もうかなどうしようかな」本だったのですが、読んでみることにします。
柳さんって才走ってるから小手先で書けちゃうんじゃないの?なーんて思って腰が引けてたんですよね。八雲の世界をどうとりこんでるんでしょう。楽しみです。2012/01/26 -
そもそも他人のフンドシ的なものだから、警戒してしまう事も当然だと思います。
当方、小泉八雲氏の怪談は小学生の時に読んだきりなので、比較とか...そもそも他人のフンドシ的なものだから、警戒してしまう事も当然だと思います。
当方、小泉八雲氏の怪談は小学生の時に読んだきりなので、比較とかオーバーラップとか出来ませんでしたが、この本に描かれた怪異な世界は良かったですよ。たまもひさんの指摘する「小手先」が案外良い方に効いてるような気がしました。2012/01/26
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八雲さんの「怪談」を現代版にアレンジした短編集。
意外とライトで読みやすいし、それなりに怖さもあり、いいんじゃない。