宝石 ザ ミステリー

制作 : 小説宝石編集部 
  • 光文社 (2011年12月15日発売)
3.36
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  • 本棚登録 :59
  • レビュー :15
  • Amazon.co.jp ・本 (513ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927974

作品紹介

ベストセラー作家がここ集結。いまいちばん読みたい作家の新作がすべて読みきり書き下ろしで登場。

宝石 ザ ミステリーの感想・レビュー・書評

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  • 読了

  • マヤタンこと麻耶雄嵩氏目当てのアンソロ巡礼もいよいよ佳境。
    またも真っ先に読んだけど、マヤタン作はオーソドックスな犯人当て。その分パンチやアクには欠ける感じで、初見のお客をいかに引っ張るかが勝負の雑誌やアンソロでは不利な気がする…あんな所にアレがあるのって無理がないか? などと、めったに抱かぬ感想を。

    前から9本、プラスマヤタン(信者補正)は十分楽しめた。
    後ろ4本はイマイチ。中でも、シリーズ本編を読んでいないと魅力半減の新宿鮫の人と、その本編をどうやら「これから書く」らしき人は論外。予告編ってなんやねん、なめとんか。
    「外伝」を書きたいなら鳴海章氏を見習ってほしい。つか、読み終わって初めてサブタイトルをまともに見たわ。そして仰天、即グーグル。
    「狙撃手シリーズ」ね、絶対読もう、と思った。
    狙撃手外伝と「マヤタンを載せてくれたこと」で1つずつ上乗せしての星4つ。

    以下個人的覚え書。
    東野:これは「名探偵の掟」を書いた東野さんなのかな。とか言えるほど、この人を読み込んではいないのだけど。
    今野:初見。なかなか読ませる。
    東川:ユーモアミステリって得意じゃないんだけど楽しめた。奇想に論理的必然性をくっつけたのが勝因か。
    誉田:ハードボイルド女刑事もの。百万以上自腹切るとかありえないだろ、と思いつつもまぁまぁかな。個人的には館がどうこうより、こういう方面の「リアリティ」が気になります。
    笹本:知らない作家さん。小悪党な語り手、突如トンチキなことを言い出した組長、友人のインテリ893。キャラが立ってて面白かった。
    小杉:ドラマティック。次の作品と並んで、しみじみとした味があった。
    東:オトナの小説、という趣。かなりお気に入り。
    藤田:これもオトナ向き。哀しい人たちの物語。還暦のオッサンがカッコよく見えるってすごいよね…ふと思い至って今ぐぐってみたら、この竹花サンもシリーズキャラらしい。持ちキャラ出すならこういうふうに書いてくれんとね。
    鳴海:初見だったけど、今回イチ押し!!! 「左アンテナ、ナンバープレート封印、お前の頭」これにシビレぬ者がいるだろうか、いや、ない(反語)。
    門井:「なめる」って…生理的にイヤ〜な予感がしたのは正しかった。ついでに言うならペンネームにも。直感を信じるのって大事だね。
    深水:誰が主人公でどれが主題なのか。ごった煮の中にメタ・ミステリまで詰め込まれては何が何だか。
    恩田:思わずぐぐったら、知恵袋で質問している人がいた。「これからこういう設定のシリーズを書く予定なのかも…?」ですと。
    大沢:新宿鮫は1作めしか読んでません。著者が「万年初版作家」を自称していた頃に。

    2013/12/7〜12/12読了

  • 好きな人はそれなりに。??もあり!もあり。

  • アンソロジー

     ミステリーとしてはイマイチだと思ったがラストの味がすばらしい。さすがの作品の「正月ミステリ(東野圭吾)」。

     こいつも味があるなぁと感服する「機捜235(今野敏)」。サイドストーリーっぽいが、いい作品だ。

     ユーモアたっぷりの「死に至る全力疾走の謎(東川篤哉)」は、その語り口だけかなぁ。少し残念。

     語り口で言えば「アンダーカヴァー(誉田哲也)」のほうがポップでいい感じ。筋が完結しないけど、シリーズのファンにはいいんだろうな。スーパー女性デカね。

     「ボス・イズ・バック(笹本稜平)」は楽しい語り口が魅力。ストーリーはたいしておもしろくはないんだが、リズム感がいいなぁ。

     なかなか非現実的だが、鋭い切れ味がいい「不倫刑事(小杉建治)」は新発見作家さんかな。他の作品読みたいな。

     バーが舞台の「時カクテル(東直己)」は会話がシャレていて、かつ追い込みがコロンボのような感じ。比較的長いのだが、飽きさせず、一気読みできる。

     「ピンク色の霊安室(藤田宜永)」はオカマが出てきてキモい。ただそれだけだが、乗れなかった。

     不思議な感覚なのは「撃て、イシモト 冬の狙撃手外伝(鳴海章)」。秒単位の時間を長文で描き切る筆力に感激。しかも、テーマというかオチも切れ味鋭い。この作家さん注目だな。

     「仏像をなめる こちら警視庁美術犯罪捜査班(門井慶喜)」は、ライトノベルのノリだなぁ。好きにはなれない。

     さらに「大癋見(おおべしみ)警部の事件簿《番外編》(深水黎一郎)」に至っては、サッパリ。ホント駄作。

     「おみくじと紙切れ(麻耶雄嵩)」は展開が遅くて、題材もおもしろくないためパス。

     「梟の昼間(恩田陸)」には大いに期待したのに、意味不明。なんじゃそりゃ。

     オーラス「霊園の男(大沢在昌)」はシブいなぁ。人気あるわけだ。オブリガードって検索しちゃったよ。いや、シブいなぁ、鮫島。

  • 重さずっしりな短編集には、読んだ事がある人達が半分ほど。
    14人という人数から考えると、結構な数です。

    恩田さんがいる、という事で読んでみたのですが
    何かのプロローグなのか、最初に分類(?)があって
    そのまま終了。
    謎が謎のまま終了しているので、話がさっぱりです。
    しかし他の人達は、きっちりと短編で終了していますし
    これもやはり、これで意味は終了しているのでしょうか??

    知っているシリーズものがふたつ。
    それほど好きでもないので、流し読み程度で。
    警察物が多かったですが、それについて
    記憶力って必要だ、と思ってしまいました。

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    ベストセラー作家がここ集結。いまいちばん読みたい作家の新作がすべて読みきり書き下ろしで登場。
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    十四人の作家の十四の短編集である。好きな作家の作品はもちろん面白く愉しませてもらったが、初めての作家の作品も、興味深く愉しませてもらった。シリーズものの番外編的なものは、そのシリーズそのものも読んでみたくなる。難は、ソフトカバーで紙も薄いので、半身浴読書には不向きな点だろうか。

  • 大好きな恩田さんが書いているので買ったけど、予想外にどの話も面白くて大満足。

  • 全部短編読み切りだと思ったのに、ひとつ違ったみたい。

  • オムニバスでいろんな作家さんが読めてよかった。
    自分は麻耶さん目当て。久々の木更津もの。
    バーテンの話が良かったのです。
    あの映画化されたやつの原作の人なのかぁ、と少し興味が。
    私の理解力が足りないのか意味不明だった話と、
    シリーズ読んでないといまいち分らんような話がありましたので☆4つ。

  • 和図書 91.6/H91
    資料ID 2011105338

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