鮫島の貌 新宿鮫短編集

著者 :
  • 光文社
3.53
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本棚登録 : 471
レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927998

作品紹介・あらすじ

新宿署刑事・鮫島。警察内の不祥事に巻き込まれたが一人屈せず、上層部や同僚には疎んじられ、食いついたら離れない単独捜査で、犯罪者には「新宿鮫」と恐れられる男。彼が街を行けば、ドラマが生まれる。新宿署異動直後の鮫島を襲う危機を描く作品や、腐った刑事や暗殺者との対決、人気コミック「こちら葛飾区亀有公園前派出所」両津勘吉、「エンジェル・ハート」冴羽〓(りょう)が登場する異色作、『狼花新宿鮫9』のサスペンスフルな後日談など、「鮫」にしかない魅力が一編一編に凝縮された全10作。

感想・レビュー・書評

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  • もう題名を見ただけで、ドキドキしてしまう。
    鮫島の顔というと、真田広之を思い浮かべてしまうが、ちょっと意味合いの違う、鮫島の「貌」の短編集。(実に珍しい)
    新宿署防犯課勤務、新宿鮫こと鮫島警部。主人公は、その鮫島をとりまく上司だったり、恋人(久しぶり!!)だったり、同級生だったり、犯罪者だったり、その中に鮫島がかっこよく登場してくる。
    短編なのに、いつの間にか話の中に犯罪や事件が織り込まれていて、最後はうまく解決に持っていく、とうまくできていて、シリーズを読んでいる人にはより面白く、これが初めてだよ、と言う人にも鮫島の魅力は余すところ無く、伝わることだろう。
    シリーズは完結したとか、いや続くとか色々言われているが、新宿鮫には、まだまだ歌舞伎町で活躍してもらいたい、と切に願う。

  • 鮫島シリーズの初の短編集。シリアスものだけでなく、冴羽遼(シティハンター?)や両津勘吉出てきたりと、新宿鮫っぽくない短編もあったが、それはそれで面白かった。

    • hs19501112さん
      未読です。

      『小説こち亀』を読んだので、「幼なじみ」に両津が登場するのは知っていましたが・・・。

      「シティハンター」とのコラボも...
      未読です。

      『小説こち亀』を読んだので、「幼なじみ」に両津が登場するのは知っていましたが・・・。

      「シティハンター」とのコラボもあったとは!

      “鮫”は長編であってこその“鮫”だと思っていたので購入する予定は無かったですが・・・、このレビューを読んで興味が高まりました。
       図書館で見かけたら借りるかも・・・。
      2012/03/26
  • 初めて読んだ新宿鮫の短編集。
    いろんなサイドストーリーをたくさん読めるのはありがたいけど、新宿鮫独特のジワジワからのクライマックスは短編では楽しめない。
    とか言いつつ、また、こんな短編集があれば読んでみたい。

  • まあまあ

  • 一度も読んだことのなかった新宿鮫。とりあえず短編から読んでみることにした。
    短編だからかもしれないけど、読みやすかった。
    シティーハンターと両さんが出てきて、面白かった。
    これなら他のも読んでもいいかも。


    新宿署刑事・鮫島。警察内の不祥事に巻き込まれたが一人屈せず、上層部や同僚には疎んじられ、食いついたら離れない単独捜査で、犯罪者には「新宿鮫」と恐れられる男。彼が街を行けば、ドラマが生まれる。新宿署異動直後の鮫島を襲う危機を描く作品や、腐った刑事や暗殺者との対決、人気コミック「こちら葛飾区亀有公園前派出所」両津勘吉、「エンジェル・ハート」冴羽獠が登場する異色作、『狼花新宿鮫9』のサスペンスフルな後日談など、「鮫」にしかない魅力が一編一編に凝縮された全10作。

  • 29.4.20

  • ちょっと面白い。漫画の主人公が2人ほど出て行く
    短編集
    1.区立花園公園
    2.夜風
    3.似た者どうし(冴羽獠が出てくる)
    4.亡霊
    5.雷鳴
    6.幼馴染(両津勘吉が出てくる)
    7.再会
    8.水仙
    9.五十階で待つ
    10.霊園の男

  • 刑事のお話し。
    シリーズモノの別冊。
    何処が?と聞かれると困るけど、引き込まれる本です

  • 短編だけど 鮫島を多面的に 編集する。
    大沢在昌は物がきであるだけでなく 編集能力がある。
    『私』が 移動するので、読みにくさがあるが、
    『私』は、誰なのかを 推理しながら読むのが楽しい。

    ●区立花園公園
    鮫島の新宿署に飛ばされた新米刑事での話。
    それを じっと温かい目で見つめる桃井。
    だけど、桃井は逃げないね。立派な上司だ。

    ●夜風
    暴力団対策の警察官に対決する鮫島。

    ●似た者どうし
    鮫島の恋人、晶に関する話。
    晶が15歳の少年と屋上で出会う。
    その少年は、ある事件の容疑者。
    シティハンター冴羽が でてくる。

    ●亡霊
    須藤という元暴力団員の話。
    キレたら とまらないオトコ。
    いなくなったはずの須藤が鮫島の前に姿を現した。
    なぜ、須藤が?

    ●雷鳴
    ある酒場での話。
    その酒場にある暴力団員がやって来た。
    その暴力団員には事情がある。
    その酒場に偶然、鮫島がやって来た。

    ●幼馴染
    藪と鮫島と晶が正月に浅草に出かける。デート。
    薮とコチトラの両さんが、幼なじみ。
    でも、この両さん 実に生き生きしている。
    薮が 医者にならなかった理由が明らかに。
    藪は「英次」という名前。
    藪は二男で、兄は「英道」と言う。

    ●再会
    鮫島の同窓会の話。
    そこで金持ちの友人と再会する。
    その友人と鮫島は高校時代、繋がりがありました。
    鮫島らしい友人への対応。
    なぜ?なんの為に。鮫島の価値観が中心となる。

    ●水仙
    中国人女性がある日、鮫島に覚せい剤に関する情報を提供。
    鮫島はその情報に基づき、現場を取り押さえます。
    中国 公安の誘い。実に巧妙に。
    そして、鮫島の弱点を突いてくるのだが。

    ●五十階で待つ
    都市伝説「ドラゴン」。
    伝説に振り回されるオトコの話。

    ●霊園の男
    鮫島の強敵であった仙田こと間野の話。
    鮫島は間野の墓参りに行きます。
    そこで間野の息子に出会います。
    「狼花」で間野は亡くなる。
    息子と鮫島は間野の最期の話をします。
    間野がどんな最期を遂げたのか、鮫島が説明する。
    この息子は鮫島に色々なことを聞く。
    息子と鮫島の会話で話は進みます。
    そして間野が最後に言った「あ」とは何なのか、意味が分かる。
    鮫島は間野の最後の言葉「あ」の意味をずっと考えていた。
    ここまで、残すのもうまいねぇ。

  • 新宿鮫が好きなら楽しめる短編だと思う。本編とは異なり、少し気楽に読めるサイドストーリーがメイン。少しニヤリとする登場人物も。

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プロフィール

1956年、名古屋市生まれ。79年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞しデビュー。代表作に『新宿鮫』(吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞長編部門)、『無間人形 新宿鮫IV』(直木賞)、『パンドラ・アイランド』(柴田錬三郎賞)、『海と月の迷路』(吉川英治文学賞)、近著に『覆面作家』『俺はエージェント』『爆身』など。

「2018年 『ニッポン泥棒(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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