絶海ジェイル Kの悲劇’94

著者 :
  • 光文社
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928025

感想・レビュー・書評

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  • イエ先輩シリーズの二作目。今回ユカの出番は少なめ。相変わらず(?トンデモトリックで、これ、推理はほぼ不可能でしょうw

  • (2012.8)

  • 50年前の祖父の脱獄の謎を解くことを、当時の看守の孫に強要されるイエ先輩。非常に変則的なデスゲーム、脱獄もの。
    50年前を完全に再現した孤島の監獄に監禁され、それぞれが監視役、囚人役になりきりつつ、期日までの脱獄に挑む。
    面白かったです。これ無理だろ!とは思うトリックも含めて。で、イエ先輩は、本当に脱獄方法の全てをゲームマスターに明かしたのかなぁ。

  • まほろ作の脱出劇ということでした。
    当人美術系に疎いもので想像しにくくて苦労しましたが、
    墓姫に比べたらヒントが結構あってあーだこーだ考えながら読めたかな

  • 邪教徒として拝読が遅れましたことを衷心よりお詫び(ry。まほろにしては軽めという印象ですが、イエ先輩シリーズ好調じゃないですか。ただね、ブーメランのアレはちょっと無理があるだろうと。これは不可能です。修練でどうにかできるってレベルじゃないです。でもそんなこといったら他の「探偵小説」だって不可能なの多いですし。まほろ語が鳴りを潜めているのが残念ですが、それは天帝シリーズの役目でしょう。

  • 初めて読んだ作家さん。ミステリです。
    途中、読者への挑戦状みたいなのが差し挟まれるんだけど、
    私は日頃よりミステリ読むときは、トリック破ろう、犯人当てようって思いながら読んでるわけではないので(これが伏線かな…とかは見当付けて楽しんでるけど)そこはさくっと飛ばして、主人公による謎解きを楽しみました(笑)。
    主人公のキャラは好き。トリックもなかなかおもしろかった。けど、主人公に対する敵役?の狂気が気持ち悪かった…。

  • 内容紹介
    先の大戦中、赤化華族の疑いをかけられ、獄死したはずの祖父が生きている。そう聞かされた「イエ先輩」こと八重洲家康は絶海の孤島・古尊島を訪れる。しかし、そこにあったものとは……! 隠された孤島。鉄壁の監獄。一望監視獄舎。そして、「ここから脱獄してみろ」という悪意に満ちた挑戦状。空前絶後の脱出劇が開演する!

  • 天才ピアニストで,そのほかの分野でも超一流で,しかも大金持ちの華族
    八重洲家康は,波乃淵に騙されて,戦時中終戦のための工作をしていた
    祖父をはじめとする5人の華族を投獄していた古尊島に拉致される。
    波乃淵は当時の刑務所の所長の孫で,家康の祖父清康がここから脱獄した方法を
    再現して見せろといい,当時の囚人またはその子孫まで用意していた。

    設定は細かいが読みやすいことは読みやすい。
    最後の種明かしはあまり楽しめない。

  • なんのかんの言ったって、古野まほろ、好きだ―――!!!

  • イエ先輩シリーズ、第2弾。
    かつて、家康の祖父が脱獄したと言われる絶海の孤島で・・・
    いわゆる新本格らしい論理的なトコは好き。でもこの独特なノリに馴染めず。

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著者プロフィール

東京大学卒。リヨン第三大学法学部第三段階専攻修士課程修了。元警察官僚。2007年『天帝のはしたなき果実』でデビュー。以後続く「天帝シリーズ」は、高校生、大学生を中心に熱狂的なファンを獲得。他著作に『絶海ジェイル』『背徳のぐるりよざ』『その孤島の名は、虚』など。

「2022年 『老警』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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