- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334928025
感想・レビュー・書評
-
イエ先輩シリーズの二作目。今回ユカの出番は少なめ。相変わらず(?トンデモトリックで、これ、推理はほぼ不可能でしょうw
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(2012.8)
-
50年前の祖父の脱獄の謎を解くことを、当時の看守の孫に強要されるイエ先輩。非常に変則的なデスゲーム、脱獄もの。
50年前を完全に再現した孤島の監獄に監禁され、それぞれが監視役、囚人役になりきりつつ、期日までの脱獄に挑む。
面白かったです。これ無理だろ!とは思うトリックも含めて。で、イエ先輩は、本当に脱獄方法の全てをゲームマスターに明かしたのかなぁ。 -
まほろ作の脱出劇ということでした。
当人美術系に疎いもので想像しにくくて苦労しましたが、
墓姫に比べたらヒントが結構あってあーだこーだ考えながら読めたかな -
邪教徒として拝読が遅れましたことを衷心よりお詫び(ry。まほろにしては軽めという印象ですが、イエ先輩シリーズ好調じゃないですか。ただね、ブーメランのアレはちょっと無理があるだろうと。これは不可能です。修練でどうにかできるってレベルじゃないです。でもそんなこといったら他の「探偵小説」だって不可能なの多いですし。まほろ語が鳴りを潜めているのが残念ですが、それは天帝シリーズの役目でしょう。
-
初めて読んだ作家さん。ミステリです。
途中、読者への挑戦状みたいなのが差し挟まれるんだけど、
私は日頃よりミステリ読むときは、トリック破ろう、犯人当てようって思いながら読んでるわけではないので(これが伏線かな…とかは見当付けて楽しんでるけど)そこはさくっと飛ばして、主人公による謎解きを楽しみました(笑)。
主人公のキャラは好き。トリックもなかなかおもしろかった。けど、主人公に対する敵役?の狂気が気持ち悪かった…。 -
内容紹介
先の大戦中、赤化華族の疑いをかけられ、獄死したはずの祖父が生きている。そう聞かされた「イエ先輩」こと八重洲家康は絶海の孤島・古尊島を訪れる。しかし、そこにあったものとは……! 隠された孤島。鉄壁の監獄。一望監視獄舎。そして、「ここから脱獄してみろ」という悪意に満ちた挑戦状。空前絶後の脱出劇が開演する! -
天才ピアニストで,そのほかの分野でも超一流で,しかも大金持ちの華族
八重洲家康は,波乃淵に騙されて,戦時中終戦のための工作をしていた
祖父をはじめとする5人の華族を投獄していた古尊島に拉致される。
波乃淵は当時の刑務所の所長の孫で,家康の祖父清康がここから脱獄した方法を
再現して見せろといい,当時の囚人またはその子孫まで用意していた。
設定は細かいが読みやすいことは読みやすい。
最後の種明かしはあまり楽しめない。 -
なんのかんの言ったって、古野まほろ、好きだ―――!!!
-
イエ先輩シリーズ、第2弾。
かつて、家康の祖父が脱獄したと言われる絶海の孤島で・・・
いわゆる新本格らしい論理的なトコは好き。でもこの独特なノリに馴染めず。