炎上 警視庁情報分析支援第二室〈裏店〉

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928131

作品紹介・あらすじ

警察庁情報分析支援第二室。迷宮入りした事件の資料は、「捜査継続中」の名目のもと、ここに集まる。通称"裏店"。有名無実、無用の部署。室長代理の安孫子は、職務そっちのけで日夜、怪しい研究に明け暮れている。ところが、この男、事件にかかわると、たちどころに意外な真実を見破るのだ…。

感想・レビュー・書評

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  • 「相棒」の杉下右京さんが、亀山薫巡査と出会わなければ、この作品に出てくるキャリア警官・我孫子弘みたいな人になっているんだろうなあ…という感じのキャラでした。頭が切れすぎて邪魔者扱いされて場末の部署に…というのも、過去の事件に首を突っ込んだりするのも「特命係」と似てる。こういうキャラクターは、相方がいないと限りなく嫌な人になってしまうんだなあ…ということをこの本で教えていただきました。短編が4つ入ってますが、安孫子さんの印象がバラバラなところがちょっと。キャラを作り切れていないのかなあ。キャラ読みする立場から行くと、甘すぎ。

  • なかなかの展開で退屈しない。一目で解明ってとこが物足りなくもあるけどだからこそテンポが速い。にしてもネコちゃんの秘密が唯一解けてないw

  • 通称裏店にいる安孫子警視正。
    相当の変わり者だけど事件の真相ははっきりつきとめる。犯行動機わかると全部悲しい事件ばかり。

  • 我孫子警視正、頭は相当キレる。でも口は悪いし、偏屈っぽい。周囲を振り回すほどの、この人のキョーレツなキャラは小説だから許せる。でも自分の近くにはいてほしくない人物だ。こんな人そばにいたら「めんどくせー」と思ってしまう。

    ゴキブリの話は相当気持ち悪かった。

  • #読了。短編集。迷宮入りの事件が送られてくる警察庁情報分析支援第二室、通称「裏店」にたった一人所属する、キャリア・安孫子弘。変人のキャラクターをまといつつ、理知的な分析力を基に事件を解決する。

  • 主人公がただの嫌な奴。
    自分以外を馬鹿にしていて不愉快。
    推理したというより、作者の視点で犯人やトリックを知っている。まず結論ありき。
    「何故わからないんだ」←いや答え見ただろ!
    社会性が欠落した天才を描こうとして失敗している。

  • いまいち面白いとは・・・。
    続編の方が面白かったので
    炎上も読みましたが・・・。
    正直がっかり。

  • 我孫子
    短編集
    事件の動機、犯人像は今ひとつ

  • 天才的な特権警視正が事件を解決。オムニパス5編。小手先で面白くない。

  • 警察庁情報分析支援第二室、通称「裏店」このキャリア警察官僚が迷宮事件をたちどころに解き明かしていくというのは良いのだけど、今ひとつ乗り切れませんでした。推理力に卓越した人が変人であるというのはよくあるけど、おしゃべりで普通の人をもっと振り回して欲しいと思うのはどこかの名探偵に影響を受けすぎなんだろうなぁ。でも、続編出たら読みそう。

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著者プロフィール

1966年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
2009年『プリズン・トリック』で第55回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『トリック・シアター』、『天命の扉』、『原罪』、『龍の行方』など。

「2014年 『現調』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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