彼女の時効

著者 :
  • 光文社
3.10
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本棚登録 : 128
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928483

作品紹介・あらすじ

浅井久子は、12年前に夫をひき逃げで亡くした。犯人が分からないまま時効を迎えた今も、悲しみが癒されることはない。夫の事故現場を訪れたところ、久子は奇妙な女性を見かける。もともと霊感があった久子だからこそ見える存在。彼女は幽霊だった。その女性はある殺人事件の被害者であり、すでに時効が成立していた。娘の行方を捜して彷徨う彼女の手助けを買って出る久子。情報を集めていくうちに、お互いの事件にも動きが…。一人の主婦が「真実」に辿り着くまでを描いた異色ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 夫をひき逃げ事故で亡くした久子。
    犯人はわからないまま、事件は時効を迎えていた。
    夫と同じくひき逃げ事故で亡くなった政子の霊と出会ってしまう。

    初読みの作家さん。
    とても読みやすく、さらっと読了しました。

    幽霊との同居という不可思議な展開も、言葉巧みで、決して違和感なく読み進めることが出来ました。
    夫を殺めた犯人が誰なのか知りたいと思っていた久子、この世に心を残していた政子、母の死は自分のせいと思いつめていた加奈子、皆の思いが最後に遂げられて良かった。

    時効が廃止された今、解決を見ない事件がなくなることを願います。

  • ひき逃げで夫を殺された妻。あるいは母を殺された娘。

    設定がいきなり吹っ飛んでてちょっとおもしろかった。
    けっこう平和な終わり方だったけど、好きな雰囲気。

  • 2014.4.30
    ひき逃げにあい亡くなった夫。時効をむかえ犯人もわからないまま。その現場でひとりの女性にあう。彼女は、ひき逃げされた幽霊だった。ふたりで暮らし助け合ううちに、お互いの事件の犯人を知ることになる。

  • あっ!これ読んだことあった‼︎と気づいたけど、結局最後まで読み通した。意外とほのぼのな終わり方。

  • 交通事故被害者遺族の話と著者お得意の母娘の親子愛。
    関わった人々についてあれこれ推理するのは全く無駄だった。
    謎解き要素は無きに等しい。
    (図書館)

  • 一気読み。怖い話じゃなくてよかった~。
    犯人はラストにあっけなくなく出てきた。でも、読後感けっこうスッキリ。

  • ひき逃げで主人を亡くした主人公が出会った女性は・・・

    時効の廃止と被害者家族の気持ちがよく描かれています。

    設定がユニークで一気に読んでしまいました。

  • 幽霊のお話。途中は読ませるけど、結末はあっけない感じ。この人の作品はたいていこんな幕切れ。

  • 幽霊だから矛盾ありなのかもしれないけど

  • ひき逃げされた夫へ会いに行った帰り道で見かけた
    こんな季節なのにコートを着てうろついている女性。
    もしかして、と思って声をかければ、やはり幽霊で。

    幽霊が出現した時点で、奇妙な状態になってしまっていますが
    それ以外はまったく普通の話。
    ひき逃げをされた遺族にとって、その所業は殺人と変わらない。
    殺されたのですから、それは当然です。
    犯人が目の前にいたら? と聞かれれば、殺したい、という。
    その立場になってみなければ分かりませんが
    相手にも家族が…などと言う人だけは無理だと思います。
    じゃぁ殺されたこっちの家族はどうするの? と聞きたいですね。
    まぁそれを出汁にお金を吸い取ろうとするのもいますが。

    相手が罪を罪と認めて謝罪する事。
    それが最初で、人によっては最後になるかもしれない要望。

    残された、現実に戻った彼女はどうするのでしょうか?
    今までとは違って、知り合いも出来た、はできた事ですし。
    しかし、親戚ってどうしてこうも図々しくなれるものなのでしょうか?

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著者プロフィール

長野県生まれ。青山学院大学卒。1988年作家デビュー。以来、女性心理を追及したサスペンスなどに定評がある。『二重証言』『女友達』『トライアングル』『ふたたびの加奈子』など多くの作品が映像化されている。近著は『夫以外』『神様からの手紙喫茶ポスト』など。

「2017年 『二年半待て』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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