ハピネス

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1781
レビュー : 289
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928698

感想・レビュー・書評

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  • 少し不愉快さを感じながら読んでいた。
    窮屈で居心地の悪いママ友関係や人の評価を気にしての子育てなど…。
    借りたのは失敗だったか?
    何度か読むのをやめようかと思っていたら…。
    隠されていたことが少しずつ表に出てきて、有沙が行動しはじめた頃からだんだん面白くなり、先行きが気になるようになりました。
    久しぶりに訪ねた故郷のシーンには感涙。
    有沙が自分の思いを人に言えるようになり、仕事をしようと思ったことが何より良かった。
    読み終わる頃には、有沙たちの幸せを願う気持ちになりました。

  • 冒頭のタワマンの描写は怖くて夢にみてしまった。読み進めるうちに凡庸さが出てきて、まあハッピーエンドもどきでよかったよかった。

  • ママ友のおつきあいってたいへんだーってのがまず感想。
    桐野作品にしては毒が薄いのは掲載誌がVERYだったせいか?
    どうせなら他作品のような女のドロドロした腹黒さを
    思い切って書いてくれたらもっとおもしろかったのになー
    とちょっと残念。
    良くも悪くも無難な内容だから「ダーク」や「グロテスク」
    みたいなのを期待すると拍子抜けしちゃうね。

  • とっくのとうに既読だったが、思い出したので登録。桐野さんは大好きな作家さんだが、これはややイマイチやね。奥様雑誌『VERY』連載。VERYに思い切り寄せたな、という感じの、ママ友カーストのドロドロした物語。花奈ママ・美雨ママ....〇〇ママという呼び名が何とも座り心地の悪いことよ。登場人物の誰も好きになれないが、それでも「やーめた」とならずにズイズイ読んでしまうのは桐野さんの力である。それにしても『OUT』みたいなのはもう出ないのかしら....

  • 内容紹介

    三十三歳の岩見有紗は、東京の湾岸地区にそびえ立つタワーマンションに、三歳二カ月の娘と暮らしている。結婚前からの憧れのタワマンだ。
    おしゃれなママたちのグループにも入った。そのリーダー的な存在は、才色兼備の元キャビンアテンダントで、夫は一流出版社に勤めるいぶママ。
    他に、同じく一流会社に勤める夫を持つ真恋ママ、芽玖ママ。その三人とも分譲の部屋。しかし有紗は賃貸。そしてもう一人、駅前の普通のマンションに住む美雨ママ。
    彼女は垢抜けない格好をしているが、顔やスタイルがいいのでいぶママに気に入られたようだ。
    ある日の集まりの後、有紗は美雨ママに飲みに行こうと誘われる。有紗はほかのママたちのことが気になるが、美雨ママは、あっちはあっちで遊んでいる、自分たちはただの公園要員だと言われる。
    有紗は、みんなには夫は海外勤務と話しているが、隠していることがいくつもあった。
    そして、美雨ママは、有紗がのけぞるような衝撃の告白をするのだった……。
    「VERY」大好評連載に、新たな衝撃の結 末を大幅加筆!

    内容(「BOOK」データベースより)

    結婚は打算から始まり、見栄の衣をまとった。憧れのタワーマンションに暮らす若い母親。おしゃれなママたちのグループに入るが、隠していることがいくつもあった。

    美雨ママはいぶパパと不倫していた。幼稚園受験を機に逃げるように引っ越したが、結局いぶママ夫婦は別居。不倫続行中。
    有紗はアメリカに単身赴任中の夫俊平と離婚の危機(有紗初婚を結婚時に内緒にしていた)を迎えていた。俊平はアメリカで3人でやり直しを提案したが、有紗は1年日本で仕事をしながら娘を育て、自分の居場所を確立してからのやり直しを希望する。

    タワマンの居住階、幼稚園、ママたちの見栄の世界の本。ミステリーとは違うが女の怖さ、打算さを感じさせる一冊。

  • 都心のタワーマンションに住むママ友グループ。
    それぞれに秘密がある。

    嘘、虚栄、妬み、etc…。

    桐野さんらしいドロドロとしたリアリティー。
    「結婚は打算から始まり、見栄の衣をまとった。」
    この言葉が怖い。

  • ママ友との交流と、夫との確執の話。

    読み始めてすぐ、「あれ、これ胸くそ?」と思ったら、終盤ちゃんと主人公がそれなりに成長を見せたので、それほど後味悪くなかった。

    美雨ママといぶパパにはいらっとしたけど。いぶママが気の毒。いぶきちゃんが一番かわいそう。

    主人公が最初あんなに働くのをいやがっていたのに、途中からすごくあっさり働くことに前向きになったのが違和感。私の読解力が低いせいか。

  • 豊洲の高層マンションを舞台としたママ友間のストーリー.共感するというより,こういう世界もあるのね的に読んだ.小説なのでもっとドロドロ感があってもよかった.外から見たら些末な差だが,その集団内では重大な問題というのは,どの世界でもある.どんな分野でも俯瞰する目を持つことが大事.

  • 娯楽の軽い本。
    ある雑誌に続編のロンリネスの紹介があり、最初の作品から読もうと思って、ドラマでもよくありがちな話だった。主人公の性格が卑屈で共感はできない。タワマのママさんたちの付き合いってこんな感じなのかな〜と現実でもあるのかと思うと面倒くさい。

  • 3.5 タワーマンションのママ友たちの話し。男には判らない世界、とか言うと世の嫁&母親に怒られるんだろうな。

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。成蹊大学卒業。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、2005年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、2008年『東京島』で谷崎潤一郎賞、2009年『女神記』で紫式部文学賞、2010年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、2011年同作で読売文学賞を受賞。2015年、紫綬褒章を受章した。近著に』『奴隷小説』『抱く女』『バラカ』など。

「2016年 『猿の見る夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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