私の嫌いな探偵

著者 :
  • 光文社
3.22
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本棚登録 : 649
レビュー : 74
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928759

作品紹介・あらすじ

うら若き美貌のビルオーナー、二宮朱美。二十代半ばにして、ビルの最上階に住まい、家賃収入で優雅に日々を送っている…はずが、なぜか、気がつけば奇妙なトラブルに振り回されてばかり。それもこれも、階下に入居している「鵜飼杜夫探偵事務所」がいけないのだ!今日もまた、探偵事務所を根底から揺るがす大事件が巻き起こる。

感想・レビュー・書評

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  • 烏賊川市シリーズ、短編集。
    「死に至る全力疾走の謎」「探偵が撮ってしまった画」
    「烏賊神家の一族の殺人」「死者は溜め息を漏らさない」
    「二〇四号室は燃えているか?」
    の5編収録。

    また短編集かぁ。長編読みたいな・・・。

    今回の鵜飼の相棒は、戸村くんではなく朱美さん。
    鵜飼に家賃を払わせるために何とかして仕事を遂行させようとする、朱美さんの努力が涙を誘ったり誘わなかったり。

    いつも通りのユーモアとトリック。
    マンネリというよりも、これはもうお家芸ではあるマイカ。
    というわけで一番気に入ったのは「烏賊神家」ではあるマイカ。
    そして「死者」の溜め息の正体は本当に気色悪いのではあるマイカ。
    楽しませていただきました。

  • トリックに凝っているわけでもなくスルスルなんとなく読めちゃう。
    中高生向きかなぁ。

  • ビルの壁に全速力で走ってぶつかった男の真意は? 雪の足跡に秘められたものとは? 消えた他殺死体の謎、墜落死した死体の口から出てきたエクトプラズムの謎、などなど、それに挑むは烏賊川市の名物探偵鵜飼杜夫だった!
    このシリーズは魅力的な謎の提示と、それを論理的に解き明かすミステリ的手法をベタなギャグとスラップスティックな展開で彩るところにあると思っています。今作もそのノリなのですが、如何せんここのところの大量生産のツケか謎の解明部分が思い切り過ぎというか大雑把というか。ミステリクイズじゃあるまいしというネタを持ってくるとは思いませんでしたよ。今時そのオチか!? てなものを見せる手法は巧いと思うのですけどね。
    でも何のかんの言ってもこのシリーズ好きなんですよ。そろそろ長編読みたいなあ。因みに鵜飼探偵は絶対に大泉洋がいいと思うのですがコレ如何に?

  • 烏賊川市シリーズ。短編5作。

    今回のメインは鵜飼探偵と朱美さん。戸村くんはチョッピリ

    彼等の行くところ殺人事件あり(コナンくんか!)
    軽いノリだけど、案外謎解きはしっかり、のいつものパターン

    鵜飼さんと朱美さんが、だんだんいい感じになってきてるー(笑)

  • この巻から、カバーイラストがあらゐけいいちさんになりました。「私の嫌いな探偵」以前の作品で、文庫化されたのも同様。
    その結果、ブクログ本棚にも反映されました。

    ま、所持している本の写真取り込んでいるわけでないので、データで表示しているのでそんなもんかな、と思います。でも、実際に所持してるのと違うんだよなぁ、なんて思ったり。朱美さんみたく家賃収入で悠々自適の毎日なら、イラスト統一で買い替えようかなぁ、なんて思うけども、一会社員としては難しい問題です。

    「でも、トリックって元来そういうもんだろ。他人の目には重大な行為がおこなわれているように見えても、実際それを間近で眺めてみれば、当人は全く滑稽な格好をしながら馬鹿げた行動を取っているものだ」
    作中の鵜飼さんのセリフです。

    それは言わないでいてあげて。その馬鹿げた行動を見抜かれた挙句、失敗だと突きつけられる犯人の恥ずかしさも考えてあげて。
    ま、犯罪者にそこまで忖度することもないか。

  • 続けて短編。マイカマイカはなんだろう、お笑いでいうところの天丼的な、かぶせかぶせが効いてる。本筋とは関係ないし、ただのキャラ設定からでてきたギャグに過ぎないんだけども、東川節なんだろうなぁ。どうしても笑ってしまう。

    そしてその次のちょっといい人ぶりがでてくる「死者は溜め息を漏らさない」というところがね。この並びも計算されたもんなんだろうなぁ。

    前作のところで、「氏は長編の方が良いのでは」などと書いてしまった自分に対し「調子に乗って恥をかいてしまったのではあるマイカ」と言いたい。

  • 烏賊川市シリーズ7作目。
    今回の収録作では、流平君ではなく、朱美さんが鵜飼さんの助手として行動していました。「私の嫌いな探偵」というタイトルですが、朱美さんどー見ても鵜飼さんのこと大好きですよね??そして流平君がどんどんアホの子に…。「流平君は死にました」とあっさり流されてるところ、バスの中で読んでいて思わず噴き出した。中学生と同レベルの鵜飼さんといい、相変わらず愉快なキャラクターたち。
    このシリーズ、もはやトリックとかどうでもいいというレベルでゆるく楽しんでます。今回カープネタないなぁと思って読んでたら最後に出てきて嬉しかった。

  •  前から言っているとおり、東川篤哉さんの作品は、意外と私には合わなくて、でも読まず嫌いをなくしたくて、定期的にチャレンジしており、今回もその一環で読みました。

     今まで読んだ中では、まぁ途中で投げ出したくなる感は少なかったけど、別にそこまで積極的に読み進めて行こう、て気にもならなかった。

     表紙がね、あらゐけいいちさんだったんで、だからこそがんばって読んだ感はある。
     でなきゃ、途中で辞めてたかも。

     探偵役は鵜飼さんなんだけれど、三人称の地の文が朱美さん寄りで書かれていて、結局どっちが主役なの? て感じになる。
     いっそ、朱美さんの一人称で、彼女がワトソン役だったら、ここまでの違和感はなかったかも。

     というか、何かマンガぽいよね、キャラの行動とか、仕草とかが。
     マンガのノベライズてことでなく、まんまマンガて感じがする。
     惨殺死体を見つけたショックで、朱美さんが鵜飼さんを殴って、鵜飼さんが鼻血を出すとか、文章で表現されると、あってもなくてもいいような感じがするけど、きっとマンガだったら、それなりに映えるというか、結構ある表現だと思う。

  • ここから読みました、烏賊川シリーズ。ネタバレ要素は(それほど)ないので、今後も適当に読もう。最初烏賊川シリーズを読んだときは荒唐無稽でわざとらしいと本を閉じたが、今となってはそこが楽しい。アディクトさせることが大事と誰かが言っていたが完全にアディクトされたわ。はよ次読みたい。

  • 烏賊川市シリーズ。短編集。
    いつもの鵜飼さんと朱美さん。流平くんの扱いが雑。
    おバカな真相の「死に至る全力疾走の謎」が好き。
    「烏賊神家の一族の殺人」は、このシリーズの中では新しい展開があり、楽しめるのではあるマイカ。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『世にもふしぎな動物園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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