崩壊

著者 :
  • 光文社
2.95
  • (1)
  • (9)
  • (53)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 159
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928834

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「罪の声」がすごく面白かったので
    この作家さんの他の作品を読んでみたいと思って読んだんだけど…
    うむむ…なんか期待しすぎたかな~

    ある町の市議が殺されてその犯人を捜す刑事一課の警部補と県警の本部から来た巡査部長の女性。
    パチンコの出店を巡る汚職か?
    不良息子の暴力団関係か?
    愛人を巡るもつれ?
    てな感じで疑惑がどんどん出てくる中
    二人が見つけた糸口はかなり昔の事件で…

    関西が舞台なのでその描写がすごくうまいな~と
    なんかそんなところに妙に感心しながら読んでしまった。

    ラストはなんか「あらま…」という感じかな。

    • やまさん
      各位

      昨年ブクロクに登録した本の中からベスト7を選びました。
      なお、平成31(2019)年3月27日に読み終わった本からブクロクで管...
      各位

      昨年ブクロクに登録した本の中からベスト7を選びました。
      なお、平成31(2019)年3月27日に読み終わった本からブクロクで管理するようにしています。
      ① なんとなく・青空 / 工藤直子 / 詩 / 本 /読了日: 2019-12-11
      ② 螢草 / 葉室麟 / 本 / 読了日: 2019-12-16
      ③ あなたのためなら 藍千堂菓子噺 / 田牧大和 / 本 /読了日: 2019-04-10
      ④ 甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺 / 田牧大和 / 本 / 読了日: 2019-05-04
      ⑤ あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 / 田郁 / 本 /読了日: 2019-09-14
      ⑥ てらこや青義堂 師匠、走る / 今村翔吾 / 本 / 読了日: 2019-08-27
      ⑦ ひかる風: 日本橋牡丹堂 菓子ばなし(四)  / 中島久枝 / 本 / 読了日: 2019-07-23
      ※もしよろしければ、皆様の昨年感想を書かれたものの中からベストの順位を教えて頂けたら嬉しいです。

      やま
      2020/02/07
  • 「罪の声」が秀逸で、他の作品も読んでみようと思い、手に取った作品。大阪の市議会議長が殺害され、その捜査に当たるベテラン刑事・本宮と若手の女性刑事。事件そのものは複雑ではないのだけど、登場する関係者が多すぎて、何が本筋なのか、なかなか分からないのが、もどかしかった。でも「罪の声」から読んでいると、丁寧な文章がこの作家さんの良さだと言うことも、すごくよく分かる一冊。

  • 犯人の家族を思うとこんなに報われないことがあるのかと胸が苦しい‥
    登場人物が多く、事件も二重、三重にあるため理解が難しかった。
    努力によって地位と権力を手に入れても人は幸せなのか??

  • 評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    地方都市・波山市の市議会議長が殺された。当直明けの夜、波山署の刑事・本宮宣親は遺体が安置されている病院に向かう。亡くなった議長の妻と娘は何かを隠しているようだった…。事件当時、被害者宅付近で聞こえた男女の声を手掛かりに、本宮は県警本部の若手女性刑事・平原優子と組み、事件の足取りを追う。捜査を進めていくうちに、奇しくも、本宮自身が封印していた高校時代の苦い思い出と事件が絡み合い―。時代に翻弄された人々の哀しみを丁寧に描いた感動の警察小説。

    かなり努力して読んだが。。。内容は全く頭に残らず。

  • 桜も散り始めたな

    ってな事で、塩田武士の『崩壊』

    ある殺人事件から色々と繋がったり、離れたりして行く事件の謎と犯人像。

    家族、友人の関係が崩壊していく中での犯行……。

    その先にあったものは崩壊ばかりじゃ無かったが……。

    前に読んだ『罪の声』が超絶良過ぎて、ちょっと物足りなさが残る感じじゃったねw

    2018年27冊目

  •  事件自体が地味で、ミステリーとしては魅力に乏しいだろう。

     ただ、『崩壊』というテーマに基づいて丁寧に構築されていて、つまらぬ欲望に翻弄される人間模様を描けている点で、社会派作家としての面目を保っていたと思う。

     人間の欲望の醜さがもたらす『崩壊』。
     地域で親族で家庭で、そして自身の中で、それは例外なく起こる。それを防ぐために必要なものは……。

     本宮宣親と平原優子が見せる『芯の通った』平凡さ。見習いたい。

  • 犯人逮捕後がなんだか、だらだらと長かったな。

  • 場面切り替えがストレスレス。あと、主人公ってある程度哀しい生い立ち持ってないとダメなんですかね。ま、わかりますけどw                                                             

  • (2018-08-04L)

  • 罪の声を読んでものすごくインパクトがあったので、この本も期待して読んだけど、まあまあ。主人公の警察官と、コンビを組んだ女性警察官の過去の自分の家族の話のところは、人間っぽくってじーんときた。けど、小説の内容的には汚職、殺人と、別になんとも夢中になれる内容でもなかった。

全30件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1979年、兵庫県生まれ。神戸新聞社在職中の2011年、『盤上のアルファ』でデビュー。2016年『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞し、“「週刊文春」ミステリーベスト10 2016”国内部門第1位、2017年本屋大賞3位に輝く。2018年には俳優・大泉洋をあてがきした小説『騙し絵の牙』が話題となり、本屋大賞6位と2年連続本屋大賞ランクイン。2019年、『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞受賞。2020年、21年には『罪の声』『騙し絵の牙』がそれぞれ映画化された。

「2022年 『朱色の化身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

塩田武士の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
塩田 武士
三浦 しをん
三浦 しをん
葉真中 顕(はま...
東野 圭吾
相場 英雄
64
横山 秀夫
貫井 徳郎
道尾 秀介
池井戸 潤
雫井 脩介
朝井リョウ
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
塩田 武士
奥田英朗
高野 和明
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×