崩壊

著者 :
  • 光文社
2.96
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本棚登録 : 99
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928834

感想・レビュー・書評

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  • 「罪の声」が秀逸で、他の作品も読んでみようと思い、手に取った作品。大阪の市議会議長が殺害され、その捜査に当たるベテラン刑事・本宮と若手の女性刑事。事件そのものは複雑ではないのだけど、登場する関係者が多すぎて、何が本筋なのか、なかなか分からないのが、もどかしかった。でも「罪の声」から読んでいると、丁寧な文章がこの作家さんの良さだと言うことも、すごくよく分かる一冊。

  • 場面切り替えがストレスレス。あと、主人公ってある程度哀しい生い立ち持ってないとダメなんですかね。ま、わかりますけどw                                                             

  • (2018-08-04L)

  • 罪の声を読んでものすごくインパクトがあったので、この本も期待して読んだけど、まあまあ。主人公の警察官と、コンビを組んだ女性警察官の過去の自分の家族の話のところは、人間っぽくってじーんときた。けど、小説の内容的には汚職、殺人と、別になんとも夢中になれる内容でもなかった。

  • 塩田武士さん初読み。
    50を超え、体力的にこれが最後の帳場かもしれない所轄刑事が主人公。
    市議会議員が殺害され犯人を追ううち、平凡な幸せだった家族がバブル期に崩壊した事件にぶつかる。
    犯人に行き着き逮捕して後、調べるうちに明らかになっていく家族の闇。
    妬みや羨望、コンプレックス、人間なら普通に持つ感情が、バランスを崩し偏り引き金になった。
    終章の最後の一文のあと、知らずに過ごせたはずの各関係者は全てを知ることになる。それを思うとツライ。

    ひとつ、終章でも触れなかったが昭夫は結局どこにいるのだろ?
    あなたも、この背景をよく知るといい。その胸に突き刺さるといい、と思う。

  • 2017_02_28-019

  • 個人的にとても好きな作品。
    この作家は初めてだけど、バランスが良く読みやすい。

  • 270414

  • ★3.5

  • いつもは割と「内容はそこまで軽くないけど、どことないとぼけた感じがする」作者さんですが、今回はテーマが割と重苦しい。まあ殺人事件を追う警察小説ですしね。

    内容としては殺人事件を追いつつ、周りの人のエピソードが・・・と思ったけど、コンビを組んだ平原優子の過去にしても娘さんとのいざこざにしてもあまり掘り下げられることなく上っ面を撫でただけで終わってしまった印象。
    じゃあ本筋の事件の方が・・・ともなんか違うような。「えー!そうだったのかー!」みたいなどんでん返しがあるわけでもなく、なんとなく淡々と終わってしまった感じが。

    いやでも考えてみたらいつもこんな感じの内容だけど、関西弁のあのとぼけたノリでどうにか楽しめてるのかもしれん。他の作品が好きで読んでって人だと肩透かしかもしれないなあ。

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著者プロフィール

塩田武士(しおた たけし)
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。新聞社勤務中の2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー。2016年『罪の声』にて、第7回山田風太郎賞受賞、「週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門で第1位となる。2019年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に、『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『盤上に散る』『雪の香り』『氷の仮面』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』がある。『罪の声』の映画化が2020年公開決定し、小栗旬・星野源の共演が決まっている。

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