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Amazon.co.jp ・本 (516ページ) / ISBN・EAN: 9784334928933
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強い女性たちの生き様を描いた物語は、16世紀アイルランドの海賊女王グローニャとエリザベス女王の視点を交えながら、歴史の流れを骨太に表現しています。登場人物が多く、カタカナ表記に戸惑う場面もありますが、...
感想・レビュー・書評
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萌えない! 萌えないから!
いやそれでも面白いんだけどね。
これは海賊女王と言うけれど、彼女が主軸ではあるんだけれども、視点はエリザベス女王の側近のセシルと海賊女王グローニャの側近アランのみである。
だからこそ、彼女たちの思考は予測することしかできず(そこが萌えないポイントだ)、それ故に上に立つものの冷徹さや苛烈さ、そしてもろさがあらわになる。
ふつうならば、乙女の弱さやかわいらしさなんかを書きたくなるんじゃなかろうか。
それを押さえ、時代として制圧するものとされるもの、略奪するものとされるもの、加害者と被害者という対立が生み出す歴史の流れを描ききっている。骨太です。男らしい。
海賊女王と聞いて「ハハン☆女子供の読むものだろ」と思った人は読むべし。
ものすごい読みごたえです。 -
16世紀アイルランド、海賊女王となったグローニャの骨太の生き様を、イングランドのエリザベス女王とからめながら描いた大作。
登場人物が多く、しかも当然のことながらカタカナ表記であるため、読み始めは苦労する。が、女だてらに人望の厚いボスとして子分を従え、海賊同士の争いごとや、アイルランドとイングランドの戦いにも巻き込まれながらも、自らの正義を貫くグローニャの姿に圧倒された。彼女の子どもの頃から、従者として仕えるアランとの関係も印象深く、上下巻を読み終えた満足感がある。 -
エリザベス一世時代のイギリス・アイルランドを舞台に繰り広げられる、壮大な物語。実在した「海賊女王」グラニュエル・オマリーとその従者・アランの生涯が描かれます。
グローニャ、とにかくかっこいいったら! でも彼女を信頼・尊敬して従う「グローニャの男たち」の姿もかっこいい。戦場の戦闘シーンの描写も生々しく、情景が目に浮かびます。まさしく血沸き肉躍る冒険活劇。
一方で、それぞれの人間関係の描写の濃密さも読みどころです。登場人物がなかなかに膨大ではあったけれど、その繋がりも読み進めるうちに把握できてくるし。人と人との愛情や憎しみ、騙しあいや思いやり、そして出会いや別れ。はらはらしたりどきどきしたり、あるいは切なさに胸を打たれたり。どの人物も、印象に残ります。
そして最後はやけにあっさりとした印象があるけれど。だからこそすっきりとした読後感なのかも。 -
なんとか返却日までに読み終わりました。
なんせ、上下合わせて約1200頁あったもんでね。
そうか…タイトルの『海賊女王』って、グローニャとエリザベスの両方の事を指してるんだなぁと、読み終わってしばらく経ってから気が付きました<遅っ -
寄る年波を感じる下巻。
グローニャは最後までカッコよかった。 -
海賊女王(下)
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『聖餐城』同様、まだ海の狩人たちが横行していた時代のイングランドを舞台に繰り広げられる歴史小説。流血と略奪、この世の恐ろしいもの全てを生きるために使う男たち。言わずもがな、主従とも魂の双子ともいえるグラニュエルとアランが物語を彩っていましたね。
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大作。結構なボリュームなのに苦にならなかった。
実在の女海賊が主人公。登場人物を調べながら読むのは楽しかった。 -
H28/8/2
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休日に一気に読みました。たのしかったなぁ。最後までアイルランドの運命がどう転ぶのかわからず、入り込んでしまった。
ラストもいいですね、こんな終わり方。映画みたいです。 -
2016/02/某。
図書館。二週間程で了読。
皆川さん神過ぎ。
アイルランドに行きたくなった。ロンドンもまた行きたいな。 -
アイルランドとイングランドのせめぎ合いを背景に描いた女海賊の冒険譚、下巻です。
小生意気な少女だったグローニャも四十歳を過ぎ、分別や交渉を覚えるようになっても陣の先頭に立って戦いに挑むさまは変わらない。うう、ひたすらに恰好良いのです。それでいて、ようやく目覚めた母性を見せる一面や、相変わらず艶のある女である一面、という多面性が彼女の魅力をさらに引き立たせます。そしてアランとのゆるぎない信頼関係が、とてもうつくしくたくましく、一心同体の生き方というもののストイックさ、貴さを感じさせてくれました。
物語はグローニャ達には過酷な方向に進み、何度も悲惨な目に遭っていきます。けれどもそれでも信じる道を誤らず、ひたすらに自らたちのために生きた彼女と彼女の「男たち」の生きざまがとても胸に迫ってきたのでした。ここまで後悔なく生きることを貫くということはなかなかできるものではないでしょう…
エリザベス女王と取り巻く男たちの権謀術数、意外な出自を持っていた彼や彼女、とさまざまな伏線もめぐらされ、贅沢にどっぷりと海賊の冒険譚を楽しめました。
本当に皆川先生は不世出の作家だと思います…! -
読み切ったー!
けど最後の方はだれたなぁ。なんか展開が一緒で代わり映えがしないとゆーか。
ロイとの再会、またロイの死とか、なかなか衝撃的なことがけっこう淡々とかかれていたなぁ。
2015.12.23 -
アイルランドを舞台にした作品は初めて読んだけど、改めて、じわじわと侵入してくるイングランドとの闘いの大変さを感じた。
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ものすごいボリューム。女海賊、グラニュエルの一代記。1600年ごろのイングランドのアイルランドへの侵攻や統治、スペインとの関係をものすごく細やかに書いてあった。前半はゲールのクラン同士の戦いなど、比較的小さな範囲の話だったが、後半は対イングランドの色が強い。
人が簡単に殺され、処刑される、そんな恐ろしい時代。
とにかく戦闘描写ばかりで、なかなか血なまぐさい。同じ人物が違う名前で出てきたり、相続したり、小さな事件が出てきたり、とにかく人物が多いのと、出来事が細々と続いて理解が追いつかないところもあった。
著者プロフィール
皆川博子の作品
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