- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929053
感想・レビュー・書評
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とても痛いお話。なんか読むと心が痛くなるというか、幸せは来ない・・・。短編なので続きが気になる話がたくさん。
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雨を題材にした短編集。連作かと思っていたけれどそんなことなくて独立している。勝手に期待しただけだけど少し残念。
・雨のなまえ
価値観の違い、なんて認めたくないけれど、つい納得してしまう。自分の育った世界は変わらない。
・記録的短時間大雨情報
主人公が切ない。なまえを大切にした前作から名前を消されることに慣れてしまう話への流れが美しかった。
・雷放電
いちばん好き。
・ゆきひら
藤沢と永坂の関係を想像するとぞくぞくして楽しい。可哀想っていい響きだと思う。
・あたたかい雨の降水過程
雨のあとの晴れって感じの作品。土砂降りのまま終わってほしかったから、短編集をいい話で終わらせるのはなんか気に入らない。 -
[2014.12.09]
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救いのない話が多くて落ち込んだ。
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「ふがいない僕は空をみた」と「よるのふくらみ」がとっても良くてあっという間にファンになった窪美澄さん。
ワクワクしながら読んだのですが、どの短編もまさかの陰鬱で後味の悪い読後感に意表を衝かれました。
てっきり快活な生命力に満ちた話ばかり書いているのだと思っていたので……、とにかくびっくり。
もちろん決して悪くはなかったんですけどね。ただやっぱりこの作品は好みではなかった。
それにしても性欲の強い女性が多すぎる気がする。あと震災ネタって必要性あったかな。 -
じっとりと重苦しい。恋愛から眩しい面やまっすぐな面を取り去り、沈殿したドロドロとした部分だけを煮詰めたような…。
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短編集。最後の話を除き、読後感は悪いです。
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なんか好き。買ってもう一度読む。