雨のなまえ

著者 :
  • 光文社
3.28
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本棚登録 : 1182
感想 : 183
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929053

感想・レビュー・書評

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  • とても痛いお話。なんか読むと心が痛くなるというか、幸せは来ない・・・。短編なので続きが気になる話がたくさん。

  • 雨を題材にした短編集。連作かと思っていたけれどそんなことなくて独立している。勝手に期待しただけだけど少し残念。

    ・雨のなまえ
    価値観の違い、なんて認めたくないけれど、つい納得してしまう。自分の育った世界は変わらない。
    ・記録的短時間大雨情報
    主人公が切ない。なまえを大切にした前作から名前を消されることに慣れてしまう話への流れが美しかった。
    ・雷放電
    いちばん好き。
    ・ゆきひら
    藤沢と永坂の関係を想像するとぞくぞくして楽しい。可哀想っていい響きだと思う。
    ・あたたかい雨の降水過程
    雨のあとの晴れって感じの作品。土砂降りのまま終わってほしかったから、短編集をいい話で終わらせるのはなんか気に入らない。

  • [2014.12.09]

  • 救いのない話が多くて落ち込んだ。

  • 「ふがいない僕は空をみた」と「よるのふくらみ」がとっても良くてあっという間にファンになった窪美澄さん。
    ワクワクしながら読んだのですが、どの短編もまさかの陰鬱で後味の悪い読後感に意表を衝かれました。
    てっきり快活な生命力に満ちた話ばかり書いているのだと思っていたので……、とにかくびっくり。
    もちろん決して悪くはなかったんですけどね。ただやっぱりこの作品は好みではなかった。
    それにしても性欲の強い女性が多すぎる気がする。あと震災ネタって必要性あったかな。

  • 上手いと思う。でも、読後感は辛かった。窪美澄さんの他の作品の方が好きだ。

  • じっとりと重苦しい。恋愛から眩しい面やまっすぐな面を取り去り、沈殿したドロドロとした部分だけを煮詰めたような…。

  • 短編集。最後の話を除き、読後感は悪いです。

  • なんか好き。買ってもう一度読む。

  • 相変わらず、重くて後味が悪い話ばかりなのに
    物語に引き込まれてついつい読んでしまう。
    怖い話や暗い話は嫌いなんだけど、この作家さんの描く物語は好きなんだなぁ。

    ゆきひら のラストは、えええええ?!
    そんなのあり?!でした。

    最後の話のラストに少し光があって
    本を通して読んでる自分は助かった。

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著者プロフィール

1965年東京生まれ。2009年『ミクマリ』で、「女による女のためのR-18文学賞大賞」を受賞。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、「本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10」第1位、「本屋大賞」第2位に選ばれる。12年『晴天の迷いクジラ』で「山田風太郎賞」を受賞。19年『トリニティ』で「織田作之助賞」、22年『夜に星を放つ』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『アニバーサリー』『よるのふくらみ』『水やりはいつも深夜だけど』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『私は女になりたい』『ははのれんあい』『朔が満ちる』等がある。

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