探偵の流儀

著者 :
  • 光文社
3.07
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本棚登録 : 131
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929091

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに大好きな探偵小説を読んだ。始めは沢山出てくる登場人物にあたふたしたけど、読んでいくうちにドラマを観ているかのように熱中していた。 嶋岡探偵事務所と依頼人との関係だったり、嶋岡探偵事務所の中の人間関係がとても心地良かった。 間宮と松代と飯田は3人とも違うタイプだけど、 あらゆる所で結束して依頼を解決してる。 間宮のような人、現れてくれ目の前に!と思う。 この本1冊で1つの大きな事件のことを書いているのだと考えると、かなり膨大な量である。読み応えのある作品だと思う。次も期待。

  • 登場人物がたってないので、なかなか読み辛かった。

  • 信用という商品を扱うならまさしく嶋岡探偵事務所のようなところを選びたいです。
    所長の信念がスタッフ全員に受け継がれていて頼りない飯田までグッジョブになるから嬉しかったです。

  • 湿っぽくなくて読みやすい。
    美奈子の立ち居振舞いは誠実で好感が持てる。

  • どんな時も損得でなく、正しい選択をしたい。

  • 2015年8月17日読了。電子書籍で無料だったので試し読みしてみた本です。設定がなかなか珍しかったので、ワクワクして読んだんですが、最初のダラダラバラバラ具合に疲れたけれども、美奈子が入ってからのまとまっていくところから最後まで飽きさせませんでした。結末はどんでん返しがなく想定内。私は飯田が寝返るかと楽しみにしていたんですが、外れました(笑)所長さんの持っていき方をどうするのかな?と気になるので、また続編も読もうかな?迷っています。

  • 前読んだアンソロジーで面白かった作家さん。こんな若い娘がすぐ交渉できるものか、と思いつつ、一流企業に勤めて慰留されるような人は、若くったってここまでできるのかも、と思ったり。間宮も松代も飯田も、みんないい味出してる。しかしみんなに慕われる嶋岡はどんなにすごい人なんだ。続編も借りてるから、そっちは間宮の過去が出てくるかな。しかし、久々にちゃんと本読んだな。ずっと漫画づいてたからな。

  • 14/04/26読了
    序盤が冗長。美菜子が所長代理になってからの下りとエピソードに比重をおいたほうがよかったのでは…別れた妻も不要だったのでは、なぜだしたのだろう。

    予定調和でありつつも、読み切らせるところは筆力を感じるけれど、それだけ、て感じでした。2.5だな。

  • 痛快エンターテイメント探偵物語。
    物語そのものはありきたりだが、スピード感のある語り口で一気読み。
    少し古いタイプのサスペンス物を現代風にアレンジしたような作品。
    キャラクターもお決まりのメンツで、安定感があるが、新鮮味に欠ける。
    筆力が有るので、福田オリジナルの世界を創れるかが課題になりそうだ。

  • 零細探偵事務所が巻き込まれた事件で所長は意識不明、所員は犯人探しや請け負った仕事の始末、所長で持っていた事務所の立て直しに向かおうにもすれ違いのバラバラになりかかる。
    そこに現れた所長の姪は、素人ながらも所長から引き継いだ真っ直ぐな意志の強さと東京の大企業で磨かれた度胸と頭の回転の速さで所長代理を請け負う。

    で、まあ、所長の事件が解決するという話なので普通といえば普通なのですが面白かったです。

    ところでなぜか、冒頭のあたりで飯田君が女だと勘違いしてました。
    なぜだろう、読んだことのある探偵事務所小説で、一番下っ端が女ということがあったからもしれない。

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著者プロフィール

1977年、愛媛県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)法学部卒業。2003年『AHAPPYLUCKYMAN』で光文社よりデビュー。ミステリー、青春小説、コメディなどさまざまなジャンルの作品を執筆。近刊に『夏色ジャンクション』(実業之日本社)、『春の駒 鷺澤家四季』(東京創元社)などがある。

「2016年 『雪桜 牧之瀬准教授の江戸ミステリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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