上流階級 富久丸(ふくまる)百貨店外商部

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929107

感想・レビュー・書評

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  • ドラマを先に見てしまった。ってか、ドラマの方が内容濃かったな。工が出てたからかな。

  • おもしろかったー!!最後はうるうるきちゃった。
    よく知らない外商って世界を垣間見られた。

  • デパートの外商を、祖母の名前で使ったのはかれこれ30年前。自身は外商と縁ない生活の今、外商本来の目的をこの本で知った。

  • 面白かった!外商営業ってこんな世界なんだ。バイタリティと発想力、行動力にあふれた主人公が魅力的!ゲイのいけ好かないボンボン同僚も仕事には真摯なところも◎。

  • 初めの1/4くらいまではよくあるアラフォー独身女性の苦労話かと、さほど期待が持てなかったのだが、同僚との同居が始まった辺りからエピソードの深みが増した。

    外商の実際をどれくらい反映しているのかわからないが、ある意味家族の歴史と寄り添うという本書での外商の役割は自然とうなずけるものであった。

  • 爽快に読み終わりました。
    実写化決定ですよね?まだ詳しい情報集めてないけど
    竹内結子さんが鮫島でしょうか。
    私は天海ゆうきさんのつもりで読んじゃったからなぁ(勝手なイメージ)
    どうキャスティングされるかが、すごく楽しみです。
    登場人物が個性豊か過ぎて好きでした。

    他の作品も読んでみたいかも。

  • 芦屋にある大手百貨店の外商部(大口のお客さんへの営業をする部署)。百貨店の売り上げの3,4割をまかなうというその部署に配属された初めて女性外商員、鮫島静緒。
    パート店員からバイヤーへと起用され、社長賞物の企画をも取った異色の経歴の彼女が今までとは勝手の違うお客様を相手に戸惑いながらもお客様の願いを叶えるために奔走する。

    個性的な人たちがたくさん出てくるけれど、どれもちゃんと個性が描かれていて面白かった。まだまだ読みたい!続編希望です。

    伝説のスーパーカリスマ外相、葉鳥さん。ぱりっと糊がきいたオーダーYシャツ、歴史を感じさせる三つ揃えのスーツ、黒のボウタイ。晴れている日でも傘を持つ、英国紳士。こんな風変りな人が、この小説にしっかり生きて、しかもちゃんと読者にも伝わるようなカリスマっぷりで描かれているのが凄い。普通は浮いてしまうと思う。
    同期のボンボン。桝家修平。モデルのようなきれいな容姿に毒舌。てっきり静緒と恋愛関係になるかと思ったら、意外なライバル関係になって面白かった。
    お客さんにも個性的な人がいっぱい。
    いつも文句ばかり、厳しいことばかり言う鶴さんや元子爵の称号をもつ華族の奥様清家弥栄子さま。にぎやかなタイ人のベンツさん。ヤクザの愛人、珠理。
    その他、静雄の周りには静緒の元旦那の神野や静緒が百貨店で働く前に勤めていた洋菓子店のパティシエ雨傘、おねえの金宮寺などなど個性的な人がいっぱい。
    それらがちゃんと無理なく描けている筆力に感動です。

  • 竹内結子のデキるキャリアウーマンぷりがかっこいい!ストロベリーナイト以来、こういう役がぴったりハマる!外商の不思議な世界。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    バイトからのたたき上げである鮫島静緒は、百貨店の洋菓子部門でキャリアを積み重ねてきた30代半ばの苦労人だ。洋菓子以外にも手がけたフロアリニューアルが成功し、契約社員から晴れて正社員になったはいいが、突然の人事異動で男性ばかりの外商部に唯一の女性として配属される。実はカリスマ外商員・葉鳥の退職を控え、それまでに彼の顧客との太いパイプを繋げるべく、さまざまなメンバーが集められたのだった。これまで仕事では成功を収めてきた静緒だが、プライベートでは同僚・神野と別れたバツイチの身。勝手が違う外商の世界に戸惑いつつ、交渉成立を目指してお客様のところに足を運ぶが―。

  • 「お金持ち」ではなく、あくまでも「上流」をお得意様とする百貨店の外商部に焦点を当てた小説。モデルは、ボーリズ建築でも有名な大丸心斎橋店か?最近、とんと行ってないデパート。外商部には今後も縁はないだろうが、この小説を読んでデパートの各フロアを歩いてみようか、という気になった。

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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