黄昏の光と影

著者 :
  • 光文社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929237

感想・レビュー・書評

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  • 安定の片倉刑事。
    凄い静かな物語りだった。
    じわじわ来る。
    シリーズをバラバラに読んでたので片倉の元妻が再婚した経緯が、やっと分かった(笑)

  • 主人のお勧め。 地味な話なのに、引き込まれ一気に読了。おもしろかったです。

  • 12月-4。3.5点。
    老人の孤独死が発見される。部屋のスーツケースに、
    白骨化した女性の遺体が。双方身元不明。
    ふたりの身元を探す旅。
    味のあるストーリー、古き良き警察小説という感じ。
    せつない。

  • 2015.09.18
    ある孤独死が意外な展開をしていく。刑事の疑問を追求する姿勢が事件へ進展し、過去の事件まで解決していく。最後の結果はあまりにも意外な展開に。この刑事と同じように作者の解決するという意識が伝わってくる。諦めなければ疑問は必ず解決する!ということか•••。

  • 都内で孤独死した老人と共に発見された女性の死体。
    引退間近の刑事と新人刑事が二人の身元を探る。
    オーソドックスな刑事物で派手さはないが,ラスト付近の急展開はかっこ良し。

  • 終盤に差し掛かるまでは、あまり抑揚のない小説かと思ったけど、終盤の展開を読んで納得。ということで☆1つ追加しました。最後も元妻に会えなかったのが良い。

  • 独居老人と地方都市の衰退と白骨化した死体。この3つのうち2つは紛れもなく、現在進行形の日本の問題だ。そう考えると真に迫るテーマを扱った小説といえるのだが、なにせ、展開が地味。昔の火サスや土ドラには最適な話。若い登場人物は若手刑事の柳井と回想シーンの紅子だけで、あとは中高年ばかりのキャスティングしなければならない。やはり、絵にしても地味である。

  • 東京の片隅で、老人の孤独死、そして、白骨死体も見つかる。
    身元も何もないのだが、、、1枚の写真を手に、老刑事と、新入りの刑事が、その人生を追っていく。
    身よりが、居れば、骨を渡してやりたいと、奮闘して、調べ上げて来る。
    調べえるうちに、伊勢湾台風で、亡くなったの者の入れ替わりから、、、どんでん返しの最後を迎える。
    何度も、二転三転する面白さに、あ~っと言う間に読み終えてしまった。

  • 孤独死した白骨死体の部屋にもう一つトランクに詰められた白骨死体。見過ごされそうな手がかりから、地道な捜査で浮かび上がる一人の女性の一生。老いた刑事と若い刑事の間に醸し出されていく雰囲気がとてもいい。

  • 定年間近の片倉刑事と、新人の柳井刑事が、東京のアパートで孤独死した老人がいったい何者なのかを捜査する。特に大きな展開はなく、地味な話だが、じわじわ真相に近づいていくのが面白かった。

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著者プロフィール

1957年、東京都出身。日本大学芸術学部写真学科中退。フリーのカメラマンから作家に転身し、現在はフィクションとノンフィクションの両分野で広く活躍する。パリ〜ダカールラリーにプライベートで2回出場し、1990年にはドライバーとして完走。1991年『KAPPA』で小説家デビュー。2006年、『下山事件 最後の証言』で第59回「日本推理作家協会賞・評論その他の部門」と第24回日本冒険小説協会大賞(実録賞)をダブル受賞。2007年、『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞し、ベストセラー作家となった。他の著書に『DANCER』『GEQ』『デッドエンド』『WOLF』『下山事件 暗殺者たちの夏』『クズリ』『野守虫』『五十六 ISOROKU異聞・真珠湾攻撃』『ミッドナイト』『幕末紀』など、多数ある。

「2021年 『ジミー・ハワードのジッポー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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