- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929336
暗い越流の感想・レビュー・書評
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ダークでしびれる短編集。葉村晶が出てきて嬉しくなったけど、葉村シリーズではないようだ。
お食事時に読むのはおすすめしない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
間に出ていたコージーものと違って、どことなく暗いこれぞ若竹さんという⁈短編集。でも短編なので陰鬱にもならず少し軽め。
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5つの話。
どれも読みごたえがあって、キャラクターもあって楽しく読める期待を裏切らない本でした。 -
5つの短編のうち『蠅男』と『道楽者の金庫』は葉村シリーズ、どちらも葉村らしくちょっぴりダークでコミカル。またまた痛い目に合わされ気の毒だけど…笑ってしまう。
他の3編はノンシリーズだが、いずれも若竹さんらしい皮肉が効いて面白かった。最もゾッとしたのは『狂酔』、いや〜な話だ。
人間の先入観は真実から目を背けさせる。ある話の中に容疑者でも被害者でもない2人の人物が出てくる。片方を女性、もう片方を男性だと思って読み進んで行ったら、最後の最後に双方の性別が逆だったとわかる。作者は女性だろう、男性だろうと仄めかす書き方はしているが断定はしていない。仄めかされた情報で勝手に判断しただけのこと。映像では決して出来ない活字ならではのトリック、この騙され方は心地よい。 -
2016.4.30
私の好きなタイプの短編集。5篇あるが、最後の「道楽者の金庫」以外はどうにも強烈な「臭い」が気になった。死臭、消臭剤の臭い、カレーの臭い。
全編読みやすく、暗い陰湿な話なのだが、たまにクスりと笑える表現もあり、そして最後の数行でゾクリとさせられる。
どの話もクオリティが高く面白かった。 -
短編集
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若竹七海らしい後味悪さがたまらん短編集。懐かしい葉村晶ものも2編あり、無事に(?)年を重ねているのがわかったよかった。一番胸糞悪いのは、「狂酔」の<聖母の庭>のシスターかな(主人公の父親も同じくらいか)。
若竹七海の作品




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