奇妙な遺産 村主准教授のミステリアスな講座

著者 :
  • 光文社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929695

作品紹介・あらすじ

コスプレ准教授の、華麗なるウンチク推理

東京・国友塾大学で教鞭を執る村主周一郎准教授は、人並みはずれた西洋史オタク。
講義内容に合わせ、往時の華やかな衣装で熱弁をふるう。
ある日、大学構内にある小劇場で、OBの演出家・長谷川の死体が発見され……。

感想・レビュー・書評

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  • (収録作品)ブラッディ・ウーマン/聖なる殺人の書/永遠のトレジャーハンター/エデンの蛇/奇妙な遺産

  • 短編5篇。村主准教授、思ったより変人でなくて、読みやすかった。服装が時々アレなだけで(わりと似合ってるっぽい)わりと真面目だしなあ…。教授と橋下くんの距離感も微妙…

  • コスプレ美中年史学科准教授が探偵の連作短編集。
    もうこれだけで説明も感想も不要ですなwwww

  • 表紙で借りる。国友塾大学文学部史学科・村主准教授が探偵役の連作短編集。西洋史専門でうんちくを長々語ったり、当時のコスプレをして講義したりと変わり者の先生。でも一話一話が短いせいか、先生自身の内面が語られることはなく、さらりとしている。でも読みやすくて面白かった。最後、準主役的な元教え子・橋下純香が伯母さんからのコツコツ積み立てたお金と、夢だった世界を飛び回る仕事へのチャンスという遺産をもらう、という話はとてもきれいな終わり方だった。私も姪のために積み立て貯金を、と思ったけど、姪名義で口座を作るのは無理みたい。

  • せっかくの歴史学の教授という設定だけどあまり活かせていない気がする。
    歴史の知識で解決できた謎があまりないのでは……?

    それと、表題作と1本目は教授の元教え子の一人称なのに、地の文で教授を呼び捨てなのが気になった。

  • タイトルの雰囲気で借りたけど内容が頭に入ってこなかった。好みじゃなかった。

  • 文学部史学科准教授村主周一郎が、自ら巻きごれた謎を解いていくミステリ。
    この探偵役は、自分の専門になると話し出して止まらない。対象の時代に即した衣装で講義を行うなど、割と色物っぽいのですが、それはそれで事件は事件。どちらも面白い。
    事件の方は、割と見たことがあるような感じではあるのですが、読みやすいですね。暗号は流しましたけれど…文字の羅列苦手なのです。

    普通にこのセンセの講義受けてみたいですわ。

  • 西洋史オタクの大学准教授が様々な事件を解き明かす連作ミステリ短編集。
    講義内容に合わせてコスプレで授業を行うという変人設定だが、いまひとつ個性が見えてこなくて残念。
    内容も普通に面白く読みやすいという感じだが、表題作は叔母の愛情にほのぼのした気持ちになった。

  • 面白かったですが、最後が…
    いきなり過ぎやしませんか?

  • 2014/11/14 読了。

    図書館から。

    タイトルに惹かれて。
    世界史は好きなので、村主教授の語りとか
    読んでて楽しかったです。

    謎自体は軽いものから殺人まで…。
    日常系謎よりな気がします。
    でも、2話目の話の暗さが好みです。

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著者プロフィール

1965年岩手県生まれ。中央大学文学部卒。2007年『首挽村の殺人』で第27回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、作家デビュー。他の著作に『死墓島の殺人』『共謀』『存在しなかった男』『奇妙な遺産 村主准教授のミステリアスな講座』などがある。

「2016年 『梟首の遺宝 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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