夫婦からくり 六尺文治捕物控

著者 :
  • 光文社
3.26
  • (0)
  • (7)
  • (10)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929749

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • つづきがあったのでまとめて読めました。
    いろいろ解決したし、きれいにまとまってた。おもしろかった。

  • 中島要 著「夫婦からくり」、六尺文治捕物控№2、2014.発行、№1の文庫化と同時の刊行です。テンポは№1同様ゆるやかでしたが、行方不明の辰三(お仙の夫でお加代の父)は生きてて、お加代と文治は祝言をあげて、めでたしめでたしでした(^-^) ちょっと物足りない気はしましたが~w。

  • 子供から、アジサイの花を見に行ったと、花の写メを貰った。
    わが家にも、ピンクと、ガクアジサイの紫が咲いており、この表紙のように綺麗に咲き誇っている。

    昔の時代、「子なしは、家を去れ!」と、言われていたつらい女性(嫁)の立場が、あった。

    十手持ちの娘お加代と、巨漢の十手持ちの文治は、夫婦への話があるにも関わらず、、、父親の失踪や、文治の幼き時代の虐待の事など、、、が、あって、少し平行線をたどっていた。
    事件は、お加代の父の失踪が絡むが、子なしのおかみの亭主が、ぽっくりと、死んでしまった事も、、、事件を複雑にしている。

    少し、江戸っ子っと、言う辺りを、ポンポンと、気の立った風に書かれており、若干、関西人には、なじみにくい部分も多々あった。
    しかし、お加代の母親が、良い味を出して、ボケと、突っ込みの母子を表しており、血のつながった親子の関係は、腹に一物を持っていないで、話が出来るというところをうまく表現している。

    シリーズとして、六尺文治捕物控になっているが、お加代の父の辰三は、これからの小説に現れないのであろうか?と、思ってしまった。

  • L 六尺文治捕物控2

    読み始めて、どうにも過去話のおさらいが多いからシリーズものか?と自分のレビュー絞り込みしたら読んでいた。
    にも、関わらず全然覚えてないんですけど。
    ここまで登場人物に印象にないなんて珍しい。
    自分のレビュー読んだらどうやらイマイチだったようで納得。
    なんかこう、まとまってない散らばってる感じ。
    一番良かったのは文治が捕まって折檻に耐えるところ?文治が捕まってると話が進まないから少しだけだったけど根性みせたみたいな(笑)
    夫婦からくりは、不幸な夫婦たちと幸せな夫婦の形のことかな。それにしたってお加代の親、母親がすごい。

  • 2015 1 2

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

早稲田大学教育学部(講談社文庫初期の傑作『古典落語』を編んだ興津要のゼミ)卒業。横浜在住。2007年、第2回小説NON短編時代小説賞で「寝姿指南」が最終候補になり、08年、「素見」で小説宝石新人賞を受賞。若き町医者を描いた初長編『刀圭』と、受賞作を含む短編集『ひやかし』が好評を集める。祥伝社文庫既刊に『江戸の茶碗』『酒が仇と思えども』。著書に「着物始末暦」「大江戸少女カゲキ団」シリーズ、『うき世櫛』『御徒の女』『神奈川宿 雷屋』などがある。

「2022年 『吉原と外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中島要の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×