花を売らない花売り娘の物語 High-Touch Contact with Customers (ペーパーバックス)
- 光文社 (2005年8月24日発売)
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感想 : 12件
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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334933623
感想・レビュー・書評
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人は花が欲しくて花を買いに来るのではない、
では花屋では何を売ればいいのか...
そこから始まる様々な話の数々です。
顧客満足やお客様主義など、よく言われていますが、サービスという現場で、如何に人の魂(心)を込めることができるのかが、とても重要だと改めて気づかされました。
・サービスは100-1=99ではなく、100-1=0のシビアな世界
・人間がコンピュータより優れているのは、「忘れること」、「間違うこと」、「ウソをつけること」
・顧客は「集める」のではなく「集まる」
・マーケティングの世界は、モデルやシステムではない、生身の人間同士のせめぎ合いの場である
・「できるかできないか」ではなく、「やるかやらないか」
作者の熱い思いが、随所に見られます。
単なるマーケティング論ではなく、人生の指南書の様なお勧めの1冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の権八さんはなんとバランスの取れた人間なんだろう。その人柄が現れた著作だ。ビジネスにおけるヒントはもちろん、人生の歩み方のヒントまで盛り込まれている。今後何度も読み返したい本だ。