タイゾー化する子供たち The Wandering Students (光文社ペーパーバックス)
- 光文社 (2006年9月22日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334933913
感想・レビュー・書評
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待遇の良さに魅かれて優秀な学生はみんな外資系企業に行ってしまい、アメリカへのMBA留学生も増加傾向にある昨今。こうした動きはすべてアメリカが日本の資本を手にするための謀略であると著者は力説します。郵政民営化にしても、おかげで郵便局に眠っていた巨額の資本がアメリカに吸い上げられる準備ができてしまったと警鐘を鳴らします。そんな本当に…?と言いたくなってしまうところですが、著者本気のようです。しかし努力の結果がしっかり見返りとなって返ってくる社会にしないと、学歴信仰は崩壊し、誰もが一発逆転の企業、あるいは選挙戦へ出馬を決行し、杉村「タイゾー化」してしまう社会が待っているというのはわかる気がします。しかし高給の外資には目がくらみますよね。。
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