さらば ゆとり教育 A Farewell to Free Education (Kobunsha Paperbacks 116)
- 光文社 (2008年1月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334934286
感想・レビュー・書評
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ゆとり教育を中心となり推進した寺脇さんの情熱や考え方、ゆとり教育の本来の意味などすごく伝わった。
この本の中でゆとり教育とは、「共生社会を作る教育、多様な価値観を育む教育、自分で選択して自己実現していく教育」と述べられている。
これらのゆとり教育が掲げる理念は21世紀を生きる我々にとって、大切な資質だと思う。
ゆとり教育が掲げるこれらの理念を教師が具体的にどのように子供に伝えるかが重要である。
また、寺脇さんの教育観で私が共感したことを1点記載します。
それは何事も本質(根幹)を知り、また教師は本質(根幹)を生徒に教えることが必要であるということである。例えば、歴史の授業を指導する時に、「なぜ歴史を勉強しないといけないのか」、「歴史を知るとどうなるのかなど
」全ての物事について本質を教える必要がある。本質を教えることもゆとり教育の持つひとつの理念であると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ディベートのために読みました。
完全に,寺脇さんの怨念がこもった本。
真面目に議論するためというよりは,ゆとり議論の中心にいた人間の気持ちを聞くという意味では価値があると思いました。 -
[ 内容 ]
OECD学習到達度調査で日本転落。
「ゆとり」を捨て「詰め込み」に戻して、本当にいいのか?
教育政策の現場から追放された元文科省審議官が明かす、日本の教育30年の迷走。
[ 目次 ]
第1章 黄金の’90年代、失われた’00年代
第2章 学力低下論争とゆとりバッシング
第3章 ゆとり教育こそ理想教育である
第4章 教育論争をめぐる左翼と右翼
第5章 理想教育を潰した戦犯たち
第6章 「ゆとり世代」は馬鹿じゃない
第7章 大人こそ、ゆとり教育が必要だ
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