まんが 超訳「論語と算盤」

制作 : シナリオ・山本時嗣 
  • 光文社
3.33
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本棚登録 : 180
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334951337

感想・レビュー・書評

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  • 現代の会社員が渋沢栄一著の「論語と算盤」を学んだらどうなるのかというテーマ書かれています。
    マンガなのでさらっと読んで概要を知ることができます。

    私が印象に残ったのは次の2点です。
    ・大きな志と小さな志
      人生の目標という大きな志と、毎日の行動という小さな志の両方が必要で、それは矛盾してはいけない。

    ・「智、情、意」3つのバランス
       この3つを均等に成長させていく必要がある。

    誠実にひたすら努力し、自分の運命を開いていくのがよいというメッセージに力をもらいました。

  • 新一万円札の人ということで詳しく知らないといけないと思っていたところ、図書館で偶然見かけて借りてみた。
    「論語と算盤」が「道徳とお金」という意味だったことはとても興味が引かれた。マンガでとても分かりやすく書かれているがまだ難しいと感じる部分はあるものの、第5章の「ワクワクすること」の強さについてはとても納得した。
    千円札、五千円札、一万円札とお札の顔となる人はどうやって決まるのかな?と疑問だったが、解説で渋澤氏が「令和という新しい時代の国民へのメッセージ」と仰っていて、なるほど!と思った。

  • 超訳なので入門的にサラサラ読むにはいい

  • 「論語と算盤」へ入る前の基礎固めとして選んだ一冊。漫画なので取っ付き易く、また解説等で足踏みする箇所も無く、とかくスムーズに読み進められた。巻末の解説で各章の要点を纏められており、伝えたいことがよく理解できる構成だと感じる。「成功や失敗のごときは、ただ丹精した人の身に残る糟粕のようなものである」の言葉に胸を打たれた。成功や失敗の結果ばかりに目を奪われるのではなく、真に大切なのは本当の意味で自立した人間になることである。最後に、どうでも良いことだが、表紙は何故にこの三人なのか...否、分かるけどさ...

  • -以下、気に入ったフレーズ-

    ★本当の意味での商才とは道徳を根底としたもの
    ★逆境こそ立派な人間が進化を試される機会である
    ★今の境遇を「自分の本分」だと覚悟を決めること
    ★「人生は努力にある」知情意の3つを大切に取り組んでいく
    ★単に「理解」するより「大好き」が強い
    →そして「大好き」より「楽しい!」が強い

  • ・「論語と算盤」の全十章のポイントを漫画でしかも今の時代に合わせてビジネスパーソンとしてどう行動するのか非常に分かりやすくまとまっています。
    ・10章のポイントを各章ごと解説しているのも頭に残りやすく良いと思います。
    ・漫画→論語と算盤→漫画 の流れでより理解が深まります。概要理解→詳細把握→理解の深まり、腹落ち

    □学んだこと
    人生100年時代において善悪の差は確実につく、道徳心を忘れず毎日の自己研鑽を継続し、人生を愉しむ。成功や失敗という基準は長い人生の一つのプロセスで起きた「あや」、過度に気にしないこと。

    □やること
    論語を読む

    □各章ポイント
    ①本分は何か②大きな・小さな志③智情意3つのバランス④できることをコツコツと⑤ワクワクすることの強さ⑥行動を通じ自分を磨く⑦私利私欲より社会の利益⑧武士道精神で信用を得る⑨親孝行を強いてはいけない10人事を尽くして天命を待つ

  • 渋沢栄一『論語と算盤』を超訳した漫画。主人公が竹田和平氏に弟子入りし、渋沢栄一の考え方について教えてもらうという設定に最初戸惑いましたが、要点がまとめられていて分かりやすかったです。何より、この本の参考となっている『現代語訳 論語と算盤』を読みたいと思えた内容でした。

  • なぜかはいまいち説明できませんが、渋沢の言葉が頭に入ってきませんでした。和平さんという架空の人物の口から説明があるからかもしれません。論語をベースとした渋沢の考えではなく、ただ単なる「いいことをしたほうがいい」程度の説教としか感じませんでした。

  • おそらく「論語と算盤」を理解出来ないので、まずはここから。
    非常に考え方が勉強になります。

  • 論語と算盤を現代に置き換えて実践したらどうなるかといった内容でした。
    私利に走らず、社会の為に何が出来るのかを考えた『王道』の生き方を教えてくれています。

    人の上に立つには徳を身につけないと本当の成功は掴めないのだと大変勉強になりました。

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著者プロフィール

渋沢栄一:1840(天保11)年2月13日、現在の埼玉県深谷市血洗島の豪農に生まれる。幕末はのちの将軍・徳川慶喜に仕え、家政の改善などに実力を発揮し、次第に認められる。 27歳のとき、慶喜の実弟・昭武に随行し、パリの万国博覧会を見学するほか、欧州諸国の実情を見聞し、先進諸国の社会の内情に広く通ずることとなった。帰国後は「商法会所」を静岡に設立。その後、明治政府に招かれ、のちの大蔵省の一員として国づくりに深くかかわる。1873(明治6)年に大蔵省を辞した後は一民間経済人として活動。第一国立銀行の総監役(後に頭取)として、同行を拠点に、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れた。また、「論語と算盤」として知られる「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に約500もの企業にかかわった。さらに、約600の教育機関・社会公共事業の支援や民間外交に尽力。実業家のなかでは最高位となる子爵を授爵する。1931(昭和6)年11月11日、多くの人々に惜しまれながら、91歳の生涯を閉じた。

「2024年 『渋沢栄一 運命を切り拓く言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渋沢栄一の作品

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