- 光文社 (2020年1月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784334951375
感想・レビュー・書評
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「暗い面をさらけ出すのは、
私が自由になる一つの方法だ。
これも、また私だということ。
私の大切な人々にどうかわかってほしいと思う。」
冒頭のこの文章にとても共感してしまった。
暗い面をさらけ出したいけれど、それを相手に
出すのも気を遣ってしまい勇気がいる行為だなと。
気分変調性障害になった著者と医者の
対話形式のエッセイになっている
昔読んだ「嫌われる勇気」のような対話形式の
文章は読みやすかったです。
読む中で、
著者の抱える悩み(自己肯定感の低さや容姿に対する悩み)が自分にも刺さってきました。
ただ、世界中に自分のように悩み苦しむ人が
いるんだなと思うと、
自分だけじゃないんだなと思えて
少しホッとしました。
病を抱えても淡々と日々は過ぎていく中で
無理せず、1日、1日を乗り越えていくことが
大切なのかなと思いました。
◉本の中で気になった文章◉
「大丈夫、影のない人は光を理解できない
光と影は一体。人生の曲線は流動的。
人は、誰でもみんな不完全な1人の人間。」
「頑張れという言葉、
萎縮せず自信を持てという言葉は、
時には毒だ。それができない人の
心の内側を深く傷つける。
足りなくても大丈夫だし、
未熟でも大丈夫。頑張らなくても、大丈夫だ。」
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"嫌だ"よりも、
"いいね"という単語が多い人生でありたいと思う。
自分と重なる感情が多くあり刺さる言葉や共感できる感情が多々感じられた。
もう少し心に余裕がない時に読むとまた違った感じ方が出来ると思う。 -
ペク・セヒさん。まずは、ご冥福をお祈りします。
こちらは、気分変調症を患っている著者と医師とのカウンセリングの記録をもとにしたエッセイです。会話形式で書かれており、話の流れがスムーズではない感じが逆にリアルでした。
治療録とも言えるのかな。最近はブログ等でも情報は得られると思いますが、ここまで赤裸々に記されていることは中々ないのではないでしょうか。 -
相手が受け入れてくれても理解できず、
相手が諦めて離れていったら、
やはり私を愛してくれる人などいないと思って、
苦しみながら自分を慰める。
何をしたいのか自分でもわからなくて
もがいてた過去の自分を思い出して苦しくなった。
ペクセヒさんが自分自身を愛せるように
なったらいいなと思う。 -
自分のことかと思うほど共感するところが沢山あった。
読み進めながら、自分ならこう答えるだろうなと想像したことを、著者も同じように答えていた。
自分と著者を重ねながら、思考パターンを見直したり、それでもいいんだと慰めたりすることができる本。
生きづらさを感じている人や何もかも疲れてしまった人に読んでほしい。 -
落ち込んだ時に手にとりましたが、私には内容はあまり共感できませんでした。
でも書影が可愛い。
私は落ち込んでいても食欲だけはあるので、タイトルにも共感です。 -
気分障害・不安障害に苦しむ著者と、精神科医とのカウンセリングの会話を書き起こしたもの。
録音していたそうなので、編集があるにしても実際の会話とほぼ変わりないのだろう。
巻末の、精神科医ご本人の言葉が胸に沁み入る。 -
気分変調症という長い期間憂鬱な気持ちが続く症状の治療の様子を赤裸々に公開している本。
私自身もとある出来事からずっと憂鬱な気分が抜けずに、回復したと思ったらまた別の出来事で憂鬱な気分になりの繰り返しをしてきているので共感できるかと思って購入しました。
結論から言えば、これは私の問題ではないと思いました。もちろん共感する部分はあります。当たり前の前提としてすべての人がそれぞれ持っているものや状況に差があるので同じということにはなりえないのはわかっています。
自己肯定感が低いというのは全く同じ。うーん、この本を読んで心療内科に一度は行ってみようかなと思いました。 -
読者の心に寄り添ってくれる本、という意味では
価値のある本だと思いました。
こういう悩みを話せる相手がいる人って
決して多くはないと思うので。
著者本人が生きづらさを感じていて
カウンセリングを受ける話。
ジャンルとしては土門蘭さんの「死ぬまで生きる日記」と同じ部類かもです。
不思議なのですが、
仕事のある平日に読んだ時はすごく心に響いた文章が、今休日に読むとまったく色褪せて見えます。
緊張感があって辛い時に響く文章なのかもと思いました。 -
読み終わるまでにすごく時間がかかった。3月の初めに読み始めて今が5月の初め。
新生活などで忙しかったから、
内容としては先生と私との会話形式でとても読みやすかった。
著者がどのようなことに悩み,それはあまりにも普遍的で私たちにでも持ちうるものだということがだんだんと安心感にもなった。でも少しだけ、内容に引っ張られて辛い気持ちになってしまうこともあった。
ぜひ 2 の方もよみたい。 -
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書店でなんとなく手にとって、買って読んで見たらすごく良かった。自分と著者の考え方が似ている部分が多くて、自分が話しているのを見ているようだった。私は気分の浮き沈みする頻度が多く、それは駄目なことだと思い込んで悩んでいたけど、「感情の波動を人生のリズムだと思って楽しみたい」という著者の言葉が印象的だった。
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斬新すぎるタイトルとK文学ブームの流れから、自分の読むリストには迷わず入れてあり、ようやく入手。
読み始めたらあっという間だった。
(少し読んでてしんどい時もあるけど、辛い所は軽く読み飛ばした、汗)
カウンセリング受診の書き起こしから作った本だったのか…!
著者は慢性的な気分変調症(軽度の鬱病)と不安障害持ち。
特にこれといった解決には至らずに本は終わる。
カウンセリングも進んだり戻ったり堂々巡りしたり。
しかし逆にその過程自体から色々と学びや気づきを得る事ができるのだから、不思議な作りの本である。
またこれだけ後ろ向きな事が赤裸々に書き連ねられているのに、読んでる方は前向きな気持になったり気づきを得たりできるのだから、人の心とは不思議なものである。
慢性的な病(でも障害でも特性でもまあ呼び名は何でもよいが)と共に生きるとはこういうもんなんだろうし、下手したら人生とはそんなもんなのかもしれん…等と大風呂敷広げた様な事を思ったりもした。
時間おいて時々読むとまた違う気づきがあるかも。
また読み返したいなあと思える本。
現時点では
・白黒思考の認知の歪みについて実感でき、理解が深まった。
・「自己肯定感(x3)のバカヤロー」には大変共感した。個人的には自己肯定感は「自己理解&自己受容」に分解した方が理解しやすいと思っていて(動画参照)、本書執筆時の著者もこのモデル・過程に仮置きしてみると、自己肯定(理解と受容)に至る苦しみを現在進行形で描いたテキストとして読めそうだと思ったりもした。
動画: https://youtu.be/kqCV4muinaM -
タイトルからずっと気になっていた一冊。
きっと自分も似たような気持ちが続いているからだと思う。死にたいと思いつつ、大好きなチョコレートは食べたいし日本酒も飲みたいし。
冒頭の『はじめに』ですでに、私自身の心のうちがそのまま文章になっているようで驚愕した。書店でその部分を立ち読みしてそのままレジに持って行った。
ぼんやりとしたうつ状態が続く“気分変調症”の治療を記録した内容は、基本的にカウンセラーと著者の対話形式になっていて読みやすい。全てに共感できるわけではなかったけれど、彼女の文章は(翻訳者の方の力もあいまって)とても魅力的。
彼女の言う通り特にオチはないので、そのあたりを期待しているなら読まなくても良いかもしれない。ただ、何かしらの矛盾を抱えて日々生きている人、陰と陽のどちらにも振り切れられない人、白黒ではなくグレーを選んでしまう人にはぜひ一読してほしい。 -
先生と著者の会話なので、とても読みやすいです!
ネタバレになるのであまり具体的には書きませんが、
白いページの最後あたりは自分もよくあったので共感しました。
最近亡くなられたみたいですね。ご冥福をお祈りします。 -
2024年23冊目
3回くらいトライしてやっと読み切った
正直自分にもあてはまる部分が多くて読んでいてキツくなった -
めちゃくちゃ共感してしまった…!最近の私は少しましだけど、何か嫌なことがあると自分に問題があるのじゃないかとか、嫌われたのじゃないかとか極端に考えてしまうところがあった。ニュースやドラマ、映画を観てても感情移入して疲れてしまう。家族に対する感情も少し似ていて、カウンセラーの先生の言葉を、著者と一緒に目から鱗の思いで聞いている気分だった。でも、”20歳の時の自分が今のあなたを観たらどう思うでしょうね?”という言葉を見て「あ!」と思った。続編もあるようなのでぜひ読んでみたい。
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対話形式で話が進んでいくので読みやすさはあったが、特に興味はそそられず…
わたしもマイナス思考だし、すぐ不安になる性格なので親近感が湧いて手に取ったけれどちょっと違った。
ハマる人にはハマると思います。 -
もっと気楽に自分を愛そ♡
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筆者は死にたいとは思ってなかった。
カウンセラーとの対話。
こんなふうに話しは進むのか…
そして、わかる ほんとそう
と思うとこほもあり。
私が会ったカウンセラーは違うなぁ。
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おそらく日本よりも生きづらい社会に生きていて、それでも逞しく生きている子は沢山いるけれど、自己嫌悪になったり辛さを感じてもがいている著者が、カウンセリングを受けている。素直に自分をさらけ出しているところが、共感を生むのだと思う。私はまだ病んではいないが、どういったところが気になったりするのか、なるほどと思ったり、そういう思考の子がいる事を知れて改めて人の心が平和や温かみを欲している世の中なのだと思う。
読みやすく、同じように思い悩む読者に寄り添ってくれる一冊だと思います。
ペク・セヒの作品
