面食い

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334952167

感想・レビュー・書評

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  • 「哀」すべきキャラクター本郷播が飯を喰らう表紙が目を引く。

    「おとなの週末」とスポニチのエッセイを一冊に纏めた本書。
    タイトルに使われている「面(ジャケ)食い」とはなにも調べず、己の勘だけを頼りに店に入って食べる事を言う。

    店によっては負けた場合(駄目な店)もあっただろうけどグルメ雑誌に載せるわけだから書いてあるのは当然勝った店(久住さん的に良い店)についてのみ。
    個人的には負けた場合も読んでみたかった。

    それでも勝った店で頼んだ料理がなかなか出てこなかったり店の親父が無愛想だった事が書いてあったりするのだが、久住さんは料理が遅ければ先にきたビールや酒を飲み、無愛想な態度を面白いと捉え そういった事に対して文句を書かない。
    この本以外のエッセイもだが久住さんのエッセイには人柄の良さが伝わってくる。
    ホント、久住さんいい人だなあ。

    紹介されている店も町の居酒屋、食堂、中華、洋食とA級グルメとは無縁のB級グルメ。
    こういう気取りのないところも久住さんらしくて良い。
    良すぎる!

    自分もB級グルメ派なので一度くらいは久住さんの様に「面食い」に挑んでみたいと思うが基本的に雑誌の紹介記事を読んでネットで情報を得てから店に行く様では無理だろうなあ。

    そう意味では負けを怖れず「面食い」をする久住さんの足元にも及ばない。
    及ぶはずもない。

    嗚呼、偉大なり久住さん。

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著者プロフィール

久住昌之 1958年東京生まれ。法政大学社会学部卒業。美学校にて赤瀬川原平に師事。1981年、泉晴紀と組んだ「泉昌之」名の短編マンガ「夜行」(ガロ誌)でデビュー。『中学生日記』(Q.B.B)で第45回文藝春秋漫画賞を受賞。『孤独のグルメ』(谷口ジローとの共著)や、『花のズボラ飯』(水沢悦子との共著)など、話題作を多数発表している。

「2018年 『大根はエライ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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