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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784334952822
作品紹介・あらすじ
インターネットに氾濫する悪口がつまらないのは、そこに知性もユーモアも宿っていないからだ。
「こいつ無能。死ね」というツイートを見て、楽しい気分になる人はいない。
「こいつ無能」と言いたくなった時は、代わりに「植物だったらゲノム分析されてる」(本書14ページ)と言おう。
周囲も「えっ、何? どういうこと?」と興味を惹かれるだろうし、生命科学の発展に思いを馳せる良い機会になる。
不快さを、楽しさや知的好奇心に変えられるのが、「正しい悪口」の効能なのだ。
僕はこれを「インテリ悪口」と称して、インターネットに書き溜めてきた。<略>
皆さんが何かをバカにしたくなった時、本書を活用してほしい。
僕が可能な限りの知性とユーモアを詰め込んだ「インテリ悪口」を使ってほしい。
嫌なことがあった時、インテリ悪口を使うことで、溜飲も下がるし、笑い飛ばすこともできる。ちょっとだけ勉強にもなると思う
(「はじめに」より)
感想・レビュー・書評
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"悪口がつまらないのは、そこに知性もユーモアも宿っていないからだ。"
モヤモヤを教養にかえる38の巧言。
YouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」などにも出演している、堀元見さんのインテリ悪口本。例えば金遣いが荒い人、クソリプをする人、自分の非を認めない人など、モヤモヤする人や物事に対し、文学や歴史学、科学や行動経済学など、様々な知識を使った悪口を綴った一冊です。
悪口は言うのも聞くのも好きじゃないんですが、これは面白かった。
日常ですこーしイラっと、もやっとする事を知識に、笑いに変えてしまおうという感じで、悪口本と言ってもカラッとしていて湿度がない感じが良いです。
作者さんのコメントや、その悪口の元になった知識に対する簡単な解説も分かりやすくて面白い。
ただ、他の方も言っていますが実用性はありません。
相手が理解できなかったら「は?」って白けるし、理解出来たら(遠回しに言うくらいならはっきり言えばいいのに)と思われるのが見える見える。
なんていうこの感想も、『シャノンの情報理論的には情報量ゼロ』ってことかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
悪口は嫌いだし、そんな話で盛り上がっている場にいるのは居心地が悪くて嫌だけど、それをユーモアで笑いに変えてその話がそこで終わるのなら、空気も悪くならずに落ち着けてよいなぁ、と思う。
この本は、そんな場を作り出せそうなユーモアあふれる悪口本だ。
結局悪口なんかい、と言うなかれ。大事なのはユーモアなのだ。と言っても、日本人ってあまりユーモア持ち合わせてないと思うし、わたしもいざという時に気の利いたことを言えるタイプではない。
なのでこの本も…読むだけだけれども。
とても面白かった。笑った。テンポ良くて、なんだか著者のラジオか何かを聞いているみたいな軽快さ。
わたしはちっともインテリではないので実際に使いこなせそうもないけど、結構タメになるし、文体はスラスラ読めるし分かり易いし、何度声に出して笑ったか。
ストレス解消にもなった気がする、楽しい本だった。
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作品名はあえて言わないが、とあるベストセラー本を読んでいたとき「こんなのがW受賞?!」と思うことがあった。しかし、この本(厳密には著者)の考え方のおかげでブクログの感想に「この小説はゴミです」と書かずに済んだ。
やっぱり、どんなにつまらなくても「ゴミ」みたいに下品な言葉でディスるのは面白さがない。
世の中のビジネス書では嫌なものは無視せよという教えが多くあるけど、この本では良くないもの・つまらないものを娯楽に変えていて、新しい視点を持てるようになった。
自分も嫌な事や人と遭遇しても、トゥイてないなーと思うのではなく、ふらに富んだ雑学に喩えて楽しんでしまおうと思えた。
自分は人気作品を公にディスれるほどメンタルは強くないので、気づかれないような雑学を取り入れていきたい。 -
教養ある人にしか理解出来ないワードを散りばめた高度な悪口を収録。表紙にある言葉の意味を初見で分かる人はまずいないだろう。知的なユーモアを得たい人はぜひ。ラフレシアの生態をもとにした「世界で1番大きな花だね!」という悪口が1番気に入りました。
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ゆる言語学ラジオの薀蓄回も大好きなのでドはまり。読み終わるのが勿体なくてしばらく放置していたが、月末最終日を乗り切ったご褒美に読み切った。
悪口や愚痴を言うそのエネルギーを、普通に勉強しても覚えられない歴史上の出来事を覚えることに使えて、マイナスの感情もプラスの気持ちに移行できて、なんて建設的なんだ。(ゆる言語学ラジオに毒されている?)
▼自虐ネタ含め職場で使いたい
植物だったらゲノム解析されてる
オーストラリアでイノベーション特許が取れる
パリティビットが意味をなさない品質
ボキャブラリーをスタックで管理している
コーカサスバイソン
弥子瑕と霊公
▼雑談で使いたい
レディ・マクベス効果でそろそろ手を洗いたくなってくる
アリストテレスの講義の冒頭
プロールの餌
mp3が定着したのは君のお陰
世界で一番大きな花
オイフォーリオンが飛んだ
マダラヒタキのオス
あとは内容をちゃんと覚えて堀本氏のように流暢に話せるようになるだけだ…がそれが一番難しい。 -
この本を読んで「よし、ここに書かれてる悪口を今度使ってみよう」とは決してならない。ならない方がいい。確実に友人を失くす。
例えば、会話してていきなり「最終的に石になる感じですね」って言われてもポカーンってされるだろうし、その背景を説明したりすれば「何こいつキモ」とウザがられるのがオチだ。そんな実用性皆無な悪口ばかり。(勿論著者は確信的にやっている)
でもそれを承知で使ってみたいウィットに富んだ悪口ばかりだったなぁ。
お気に入りは幾つもあるけど、特に印象に残ったのは『コーカサスバイソン』(特定の上司のお陰で生き残ってる人のたとえ)で、自分自身がそうだという自覚があるから。自戒の念を込めてこれは覚えておこう。ちなみに戦国武将の宇喜多秀家は大した実績もないのに秀吉に気に入られて重役に就けられて周りから反感を買ったらしいので、この悪口の類義語として『宇喜多秀家みたい』が成り立つと思う。「何こいつキモ」と思われようが一度使ってみたい。
あと「マダラヒタキのオスみたい」これは妻の妊娠中に浮気する不届き者な夫を指して言う悪口。つい先日知人からそういう男の話を聞いたので、もしこの本を先に読めてたら使ってみたかったなと思った。 -
堀元見さんは1992年生まれ
慶応大学でコンピュータ・サイエンスを専攻していたそうです。
私はここにあるインテリ悪口を使いこなせません。
私自身がそのレベルにないし
まわりも理解してくれない人ばかりですから。
でもこの本は本当に面白かったです。
堀元さんはYouTuberだそうで
見てみたいと思いました。
ついていけるかしら。 -
ユーモアが必要というのは本当にそう思う。読んで面白いし人間の一面をうまく現しているなあと感心する。ただしこれらフレーズを実際に覚えて使えるかどうかは自信がない。
ペリクレス、ネルソン提督、黒田清隆…こういう人たちに例えられたら悪い気はしない。伝えたい意味は別として。
参考文献がよかった。これらの本をたどってみて辛辣な表現にいたった論理構成や作者の真意を探る読書をしたらそれはそれで楽しめると思った。 -
YouTubeの「ゆる言語学ラジオ」にハマり、そのうちの一人、堀元見さんが出している本と知って手に取った本。
タイトルの通り、相手をバカにしたり、煽りたい時に使える本。それだけ聞くと悪意満載に聞こえるかもしれないがとにかく中身がオシャレ。一触即発のような状況でも憎しみをぶつけるのではなく笑いに変えてしまうようなエッセンスに富んだ内容になっています。
いつか使える時あるかなー? と思って読んでいたら「ネルソン提督みたいですね!」という悪口を使えそうな場面に偶然出くわしてニヤリとしました。面と向かって言いはしませんでしたが...笑
特に最近は暗いニュースが多いので心が摩耗しそうになるのですが、この本のようなスタンス、悪口のような事でも笑いに変えていこうよ!という姿勢って大事だなー、これも上手に生きていく知恵だよなと思わさせていただきました。
すぐ読めてしまうので読書が苦手な方でも楽しめると思います! -
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面白かった。ゆる言語学ラジオの堀元さんが著者だと思って読むとより一層イメージが湧いて面白く感じた。
•ペリクレス戦略ですね!
•アナニアとサッピラかよ
•コーカサスバイソンじゃん
•ネルソン提督のようですね
•アリストテレスの講義の冒頭みたいだ
•ボキャブラリーをスタックで管理してるのかよ
•ナポレオンっぽいね〜
がお気に入り。 -
こんなにレビューを書きづらい本はなかなか無い、苦笑。文句なしの星5です、笑。
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話が長い上司に「ネルソン提督みたいですね」がエピソードも含めてお気に入り。
イギリスの英雄で、フランスとスペインの艦隊を自ら最前線で指揮をとり戦死した。
開戦直前手旗信号で「英国は各員がその義務を果たすことを期待する」と送ったらしい。忙しいときに限ってメッセージ性強い長文手旗信号笑う。 -
タイトルにひかれて読んだけど、思っていたのとはちょっと違っていた。語り口は軽い。もっと言うならチャラい。それが結構面白くて、すいすい読めた。つまらなくてイヤな感じの悪口じゃなくて、知的でユーモラスな言い方をしようというのが著者の考え方。
いろんなパターンのそれぞれに使用例がついているが、えーと、これで笑える人ってどんだけいますかね?現状維持派の上司に「ペリクレス戦略ですね!」、極端に情報漏洩を恐れる人に「ルンペルシュティルツヒェンじゃないんだから」、低俗な娯楽に対して「プロールの餌だ」などなど。むむ、それなんですかって人がほとんどでは(と思いたい。そうだよね?ね?)。
一つだけよくわかって笑ったのは、冒頭にある、著者がインテリ悪口の道に入るきっかけとなったという、大学の研究室でのエピソード。それ以外の悪口を笑えるのは、やっぱりその道の研究者とか専門家、愛好者の仲間うちだけだと思うよ。そういう意味で一般的な実用性はまずないと言っていい。それでも、この本自体は面白いし、まさに「教養」がつまっていて楽しい。ふーん、そうなのかということがあれこれ書いてあって、ためになりました。
オマケ
著者はnoteやユーチューブで「インテリ悪口」を発信することを専業としているそうだ。この本のところどころで、今のネット上のやり取りが批判の応酬であり、悪口雑言罵詈讒謗に満ちているという状況を何とかしたいという問題意識が(おちゃらけつつ)語られている。基本的に真面目な人なのだ。ネットなしには生きていけないのだから、その中でよりまともなつながり方をしたいということだろう。自分などは、イヤなものからは遠ざかればいいじゃんと思っているが、それはいい年をした旧世代だから言えることなんだろうな。それでも「ネットなしには生きていけない」と言う前提は本当なんだろうか。案外そうでもない気がするのだけど。 -
前回読んだ堀元見さん著「ビジネス書ベストセラー100冊読んで分かった成功の黄金律」がまーまー面白かったのでよんでみたのですが、う~ん、使えない。。。この本に掲載されている返し(悪口)をされた人は1,000人中、999人は「ポカーン( ゚д゚)」とする筈。表紙に3文載っていますが、何の事だか見当付きませんよね?終始こんな感じです。
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普通に笑った。やっぱユーモアよな。ユーモアあれば戦争起きないもん。だって。
ジョージおーうウェルの1984、忌野清志郎の瀕死の双六問屋、ゲーテのファウスト(人類最高傑作)はすぐ読みたくなった。 -
好きなYouTuberの著書です。
彼の話の切り口が面白いと思っているので、この本も良かったです。彼の声で聴いているように読めました。
個人的に1番良かったのは悪口のタイトルではなく「暴君ハバネロ」の元ネタがローマ皇帝のネロであったことを本書で気付かされたこと。 全く考えた事もなかった自分を恥じました… -
悪口フレーズを作り出すセンスと、それを面白おかしく紹介する文章力が高くて面白かった。
悪口使用例の隣に参考文献として学術書が並んでいるという構図が個人的にツボ。 -
「パリティビット」って言いたい。ボキャブラリーのスタック管理みたいだけど。でも覚えてらんないんだな。
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世界で唯一のインテリ悪口作家を自称する著者による、「インテリ悪口」に関する本。
「インテリ悪口」とは、インテリな知識を使うことで相手に悪口と感じさせない悪口のことである。本著では著者自作のインテリ悪口が数多く紹介されている。
内容は巷に溢れる雑学・蘊蓄本とほぼ同じである。ただし、切り口が「悪口」という斬新なものなので飽きずに読める。
そこまで役に立つ本ではないが、著者がロッカーの忌野清志郎の「ユーモアが大切なんだ。ユーモアのわからない人間が戦争を始めるんだ」と言う言葉を引用して主張するように、「悪口を言うにしてもユーモアを持とう」というメッセージには共感した。
ビジネスも別組織間の利益の奪い合いという意味では戦争に違いないが、その中でもユーモアが不可欠である。ユーモアがあるから当事者間の関係の質は高まるし、その下敷きがあるから要求できることもある。
そして良いユーモアには広い知識が不可欠だ。良いユーモアを言うために自分の知識を増やす、そういう考え方を持っておくのも有意義なのではないかと感じた。
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