笑える革命 笑えない「社会課題」の見え方が、ぐるりと変わるプロジェクト全解説
- 光文社 (2022年3月24日発売)
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感想 : 19件
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784334953010
作品紹介・あらすじ
がん・認知症・LGBTQへの理解――。社会課題も、笑いながら考えてきた。笑えるように、考えてきた。明るく世界を変えられのは、「普通」で「にわか」な人だと信じて。
「注文をまちがえる料理店」
「deleteC」
「丸の内15丁目プロジェクト」
「レインボー風呂ジェクト」
「おすそわけしマスク」
を手がけ、伝えることに向き合い続けたプロデューサーが考える、これからの“企画のあり方"。
みんなの感想まとめ
社会課題に対する新しい視点を提供する本作は、笑いを通じて多様性や理解を深めることの重要性を伝えています。著者は、認知症やLGBTQなどのテーマを扱いながら、企画を立てる際の思考プロセスや実例を具体的に...
感想・レビュー・書評
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ちじんからかりました。
北風のアプローチではなく、太陽のアプローチ
→楽しそうてきなだった
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「ヘルプマーク拡げ隊」の参考にします!
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自分が描いている「原風景が何か」というところは企画を立てる上でとても大事になる。原風景があるからこそ、企画や着地の方向性が決まるし、流通の手法が見つかり、姿勢も省みることができる。そういうことはなんとなく頭では分かっていても、なかなか整理して言語化できないし、よもや企画して実現させることはもっと難しい。そういう意味では、プロジェクトを企てるときの思考的手順が言語化されているし、実例を持って紹介されているので、とてもおもしろく読めた。書いていること、言葉、過去のプロジェクト、目から鱗なことばかりだった。
多様性とかコンプライアンスとかを意識しすぎて、社会全体が、息苦しく、生きづらくなりつつあるけど、著者みたいに、自分が実現したい原風景が何かを強く意識して企画にあたれば多くの人が笑い合える社会を作ることもできると思った。
自分には著者のような企画力はないかもしれないが、誰かの企画を聞いた時に、「素敵なうっかりさん」でいられるような人間にはなっていたいなと思った。 -
読み返しては、アイデアの力にワクワク想像力に薪をくべてくれる、尊敬する恩師の本。
肩書きに収まり切らない「小国士郎」さんという在り方と、数々の「笑える革命」を原風景を元に起こしていく生き方に憧れる。
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ものはいいよう例と自分考察↓
◎「注文の間違える料理店」
- 課題:認知症が否定的に捉えられている、社会から隔離されたり、何もできない人と認識されている、しかし、今後も認知症は増えていく
- 認知症は「間違えてしまう」というネガティブを、ひっくり返すインサイト「まちがえちゃったけど、まぁいっか」の空間作り
◎TAMPON BOOK
- 課題:男性によって作られた法律により、日常的に使うサニタリー用品が嗜好品とされている
- 本が税率7%であることから、本の付録としてタンポンをつけ、タンポンを日用品として扱った
◎アテント
- 「おむつではなくパンツと呼ぼう」「もっといいパンツになる」
- 子どもにとってのおむつは、成長の象徴
- 大人にとってのおむつは、老いの象徴
- 活動の幅を広げる、介護をしやすくする
◎キングダム
- 「漫画ではなく、一番売れてるビジネス書」
◎DIALOGUE IN THE DARK
- 照度ゼロの暗闇空間で、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って日常生活のさまざまなシーンを体験するエンターテイメント -
暗く重いイメージのある社会課題に、どうやって多くの人を巻き込みながら楽しく取り組むかのヒントが紹介されている。
元NHKのプロデューサーである著者が、大切なことを伝えるために考えるべき事項を5つの要素に分けて紹介されている。
語り口もカジュアルで過去の事例などもふんだんに取り上げられていてとても読みやすい。
社会課題に限らず、すべての社会人にとって学びになる考え方だと感じる。 -
「熱狂する素人」マインドを持ち続けたい、そう思えました。
購入のきっかけは、店頭に並んでいて、思わず、惹かれて。
大胆さと繊細さのバランスで「笑える」状況を作り出しているように読めたが、語り口調が軽快なため、「繊細さ」を見逃してしまいそうになりました。
書籍内にも書かれていますが、やったらアウトの線引きをしっかりと意識している(専門としている人の意見を聞く)ことの大切さを感じさせてくれました。
現場の声や想いを、丁寧に、形にしていく。
北風よりも、太陽の形となるように。
未来には、今まで以上の笑顔が増えるように。 -
広報や企画を仕事にする人には読んでもらいたい本。delete Cプロジェクト、注文をまちがえる料理店、プロフェッショナルのアプリ、NHK1.5チャンネル、丸の内プロジェクトなど挑戦的なエピソードも多く語られている。皆が前のめりで乗っかりたくなるような太陽的なアプローチを自分でも考えたいと思わされた。理想をつかむ、何だろう→実は→なるほどの流れづくり、今なぜこれを伝えるのかを徹底的に考えることを大切にしたい。
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自分が実際に見たり、触れたりしたときに本気で心が動いた「原風景」を大切にする。この原風景がないと、コンセプトが机上の空論に終わったり、ものすごい薄っぺらい言葉遊びのようなものになってしまう - 優れたアイデアは、すべての一度に解決するというのがとても心に残った。
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自身のバックボーンを含め、プロジェクトを興すに至った経緯が読んでいて面白かったです。
YouTuberについてなど、自分が驕っていた際のエピソードも書いてある事が興味深かったです。
普通は自分の恥ずかしい過去・驕っていた過去などは恥ずかしくて1人で思い出すのすら嫌なものですが、それを経験・学びとして、プロジェクトの下地となる経験として文章で書かれている点がよかったです。 -
日本ではSDGsで知られている「持続可能な開発」の事例を冬休みに探していました。「持続可能な開発」の特徴は、本業で利益を出しつつ社会課題を解決することです。これが本業の儲けで行う社会貢献活動との違いです。
本書は、社会課題を解決する事業の資金はスポンサー頼みなのでちょっと目的とは異なっていた以外は非常に興味深い内容でした。「注文をまちがえる料理店」はネットで知っていましたが、著者がその企画者だと読み初めて知りました。
やっぱり、メッセージは届かなければ価値無しだし、ストレートにくそ真面目なだけでもうまく届かない。ユーモアのセンスが大事です。アイデア一発の企画ではなく、その見えない裏側では、非常に努力を積み重ねていることが分かりました。
何かメッセージを届けたくて悩んでいる人には、おススメです! -
元TV局の人らしく情報の受け手に迎合する感は否めなかったが、企画に対する熱意やその中で抽出されたエッセンスに対する考察は学ぶべき。
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著者は社会問題を考えるきっかけになるプロジェクトを企画してきており、その中で大切にしていることについて書かれた本。
「注文をまちがえる料理店」は聞いたことがあり、それ以外のプロジェクトも単純に面白そうだと感じた。
全ての社会問題に面白がれる面があるわけではないと思うが、テレビなどで恐怖心を煽る方法が多い中、できる限り著者が取り組んできたような笑える、ほっこりする、興味深いプロジェクトの方が記憶に残りそうだと感じた。
こういったプロジェクトは誰かが儲かる訳ではないのだろうけど、面白いというだけで普段関心がない人も巻き込めて、意義があるのだなと初めて気づいた。
<メモ>
・素人の視点や違和感から良い企画が生まれることがある
・表現するときは、なんだろう→実は、なるほど、の流れを作る -
社会課題の本であり、企画の本
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序章 「大切なことが伝わらない」葛藤と向き合った10年間
第1章 企画―あなたの「立てた指」には何人がとまる?
第2章 表現―「北風」ではなく「太陽」のアプローチ
第3章 着地―企画の着地は「仲間」で9割決まる
第4章 流通―「おいしいところを、おいしいカタチで」届ける
第5章 姿勢―「中途半端なプロ」より、「熱狂する素人」 -
人に伝えることと、コンテンツの対象にどこまでも向き合うことなどなどをみっちりやられた方にしか見えない景色の一部や、そういった姿勢を貫く著者の思考プロセスや心情を覗くことができた。
響いたポイントもちらほらある。私も、社会課題をもっと楽しく捉えて、みんなで楽しく暮らせればいいのにと思っていたことがあり、そんな時の自分が読んだら大感激だったと思う。
今はそこまでエネルギーが湧いてないけれど、今後火がついた時にはぜひこの本片手に突き進みたい。 -
東2法経図・6F開架:KW/2022//K
著者プロフィール
小国士朗の作品
